瞳を見たのは 魂の意志を知るために
命を本気で捨てる覚悟をした人間と
向き合った時
言葉はなんて無力なものだろうと、
悲しいくらいに痛感した。
私は声をふりしぼるように質問をした。
「どうして、私に会いに来て
話してくれるの?」
彼女は少し沈黙してから口を開いた。
「・・・ドクターもナースもカウンセラーも
私の話は聞いてくれた。
でも、私の気持ちは変えられなかった。
あなただけが、本当の私の気持ちを分かってくれて、変えてくれたから・・
でも、もう無理なんです。もう生きるのは辛いです。
死ぬと決めているから、もう私を変える事は出来ません。
でも会いに来てしまいました・・・。」
「・・そうか・・」
と私は、再び沈黙した。
《まだ与えられた時間がある。》
燃え尽きそうな私の心を自分で再び励ました。
私は医療関係者やご家族などに状況の連絡をして、彼女が生きる事が出来る可能性があるならばと、もがきにもがいた。
「誰にも会いたくない」といった彼女をなんとか説得し、ご家族を同席して頂く事までこぎつける事が出来た。
ご家族が到着する少し前、数秒間、私はまっすぐ彼女の瞳を見つめた。
私が彼女の瞳の奥を見つめたのは、彼女の魂の意志を知りたかったから。
彼女は私の瞳を恐れることなく、強い意志と澄んだ瞳を持って真っ直ぐに見つめ返した。
彼女は自らのゆるぎない意志によって、選択しようとしている。
私は誰にも、彼女の意志を決して変える事は出来ないと知った。
正直に告白すると、私はその瞳を美しいとさえ思った。
続く
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9月5日さようならを伝えに④ 1部完(天河までの流れ①) - わたしからあなたへ
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9月5日さようならを伝えに②(天河までの流れ①) - わたしからあなたへ
毎日、見てくれる「あなたへ」
今日でちょうど1週間続ける事が出来ました!! 本当にありがとう!!
私は慣れない習慣が増えたため、疲労気味です(笑)
当初、「3人くらい」を想定しいましたが、なんと1週間のアクセス数が
「1000を超えました!!」
「!!」
「ちょっと、待て多くないかい?」
ちょっと待って、これはどういう数字だ?何を意味する?と焦りながら調べた。
えー平均ブログの1日アクセス数は?・・・・約80%は「50アクセス未満」
俺はこの3日間 1日200くらい・・だから 「?」
全体の上位 7.8%の枠に入る??
「めっちゃ多いじゃん!!」
私の正直な感想をお伝えしますと
もちろん、嬉しくありがたく感謝の気持ちです。
ですが歓喜・感激!!よりも強い感情があります。
「うわああぁぁー!!」
という恐れにも似た気持ちと変な汗が出ます。
俺の手を完全に離れている。
どうなる?不安!!
もう何かの力が働ていますね。
もう、この物語は「命」を持って、一人で勝手に動き始めてる・・
もう、数字の事考えるのやめよう・・・。
ありがとう。