あなたに触れてみたかった。
『地球の守り神』 by H・U
私は本を読む事を始めたのは、20代の頃です。
本は「自分が生きるため」に水を飲む様に読んだ時期があります。
遅いですよね。
最初に白状しますが、私は勉強は全くできず、興味も持てず、
『劣等生代表』を争える位置を常にキープしてました(笑)
なかなか、出来るもんじゃないですよ(笑)
小学生の時、家族が心配して夜
「どうするの?あのままじゃ大変だよ・・あの子、将来どうなるの・・」
家族会議が開かれていたのを目撃したほどです。
それを聞いて私は決意したものです。「勉強なんかするもんか!」と(笑)
「こうなるの!!」
結構しっかり生きてるわい!とあの頃の家族に教えたかった・・。
私自身は全く焦りはなく、マイペースに好き勝手に生きてました。
小学生の時
母親に読書感想文の感想を伝える時は、
意気揚々と
「こんな厚い本読んだよ、ぼくスゴイ?」と、
物語の感想はそっちのけで、本の厚さの感想を懸命に伝えていました(笑)
20代以降、私は本を読む事は好きになりましたが、
講演会などは、ほとんど行く事がありませんでした。
今もほとんど行く事はありません。
人が大勢だと元気がなくなるタイプですので、
自分がくつろげる部屋で、本を通して
その方の言葉とゆっくりと
触れ合う事の方が性に合っていました。
そんな私でも、本を読む中で、もし講演会があるなら、是非行ってみたい。
その方がどんな空気を発散するのか触れてみたい。
と思った方を無理やり絞ると3名いらっしゃいました。
もちろん、もっと沢山いますが・・・・。
では発表します!!
じゃーん!!ジャジャン!!
①ダライラマ14世
チベット仏教の最高位にいる方です。私がインド1人旅をした時、その存在を知り、日本に帰ってから本を読み漁りました。とても過酷な境遇と立場でなお、この方から生み出される笑顔・存在感・慈愛・誠実さ・忍耐強さ・言葉・少年らしさ等など本当に大好きです。宗教の枠を超えて世界に愛と調和を呼びかけてる方です。
2012年に11月に東京に「ダライラマ法王と科学者の対話」で来日された時に、私は
お会いする事が出来ました。本物を見て、ますます好きになりました。
②木村秋則
世界で初めて無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功した方です。
「すべては宇宙の采配」という本がとても素晴らしいのです。
この方の実直な人柄。笑顔。科学的な思考と洞察力。知性のある文章。
深い苦しみの葛藤を経た生き様。
人間を超える何かにどうしても導かれてしまう運命。
幸い私の住む町に講演会に来た時にお会い出来ました。柔和な笑顔の下に隠れた、とても強い意志を感じる方でした。
この方はとても大きなものを見つめている方に感じ、今後が楽しみです。
③池田晶子
日本の哲学者、文筆家。2007年にに亡くなられました。
お会いする事が出来ず非常に残念です。
有名著書は「14歳からの哲学」ですが、私は友人から「帰ってきたソクラテス」を
贈られて初めて哲学なるものに出会いました。ソクラテスが対話を通して物事の本質
に迫っていくのですが、私は当時「??何言ってるんだ?全然分からない」
という初めて理解不能な経験をしました。「正しく考える」という事を初めて学び
ました。この方に魅かれた理由は、理論よりも、本質に触れ続ける「生き方そのものが美しい」という印象を私に与えたからです。
私は立派な哲学や理屈よりも、その哲学をもって、その方が人生をどう生きるかに
興味があります。文筆家って理屈は立派でも、本人自身はあんまりかっこよくない人が多い気が・・・失礼。
また文章や本質の理解は、洗練されるほどシンプルに分かりやすくなるはずです。
難解にしか物事を伝えられないのは、その方の理解の未熟さを示してると私は思っ
てしまいます。この方は非常に平易な言葉で本質を伝えています。
さあ、好き勝手な事を書かせて頂きましたが、
最後にこの地球上にお生まれになり、
生まれた時代が違ったため残念ながら会えなかった人々。
是非、お会いしたかった方を
思いつきで書いてみます。
じゃじゃじゃーん!!
※初めての色使い・・
・宮本武蔵(剣豪)
・山岡鉄舟(剣豪・禅・幕末)
・織田信長(戦国時代の武将)
・坂本竜馬(幕末の志士)
・ゴータマ・ブッダ(仏教開祖)
・イエス・キリスト(キリスト教)
・ソクラテス(哲学者)
・臨済(禅宗 臨済宗開祖)
・空海(弘法大師)
・マザーテレサ(修道女)
・神谷美恵子(精神科医・文筆家)
・森田生馬(精神科医・森田療法)
・常岡一郎(政治家・文筆家)
・星野道夫(写真家)
・テクムシェ
(ネイティブ・アメリカン・ショウニー国のチーフ)
・OSHO/パグワンラジーニ(インドの神秘家)
宗教くせーな!我ながら・・。
やっぱり、
どうしても宗教色が強いですね。
でも、結局、魅かれていくんです。
しかも苛烈な人生を送った方が多い気がします。
何故か、魅かれてしまうんです。
共通しているのは、
『自己を超えた存在と向き合ってきた』
方達だと思うのです。
明日から第4部『天河神社が呼んでいる』が始まります!!
「あなたへ」
あなたは、どんな人と出会い、どんな本に出会いましたか?
そして、どんな方と会えるなら会いたいですか?
時には人生の流れを変えてしまう程の出会いがありますよね。
本や言葉は不思議です、それこそ時空を超えて
その方の魂と語りあえるのですから。
あなたも、きっと素晴らしい出会いがあった事でしょう。
またいつか聞かせてください。
今日も良い日を!!