わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

天河神社が呼んでいる③(天河までの流れ④)

『旅立ちの日』

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行動だけが人生かい?空海/弘法大師 手植えの大銀杏(いちょう) by S

 

 朝早く出発したが、都市部の駅は混雑していた。

 電車を乗り継ぎ、AM11時過ぎに大和八木駅で降り、レンタカーを借りるため予約した店舗を探した。

 

予約していたレンタカーを借りる際に、

レンタカーを返す時間を、1時間延長した方が良いという直観があったため、

インターネットで予約した予定時間よりも1時間延長をお願いした。

 

 

私には根拠なく「そうした方が良い、そんな気がする。」という思考は日常的に湧く。

直感の正しさを毎回検証した訳ではないが、直感による選択は経験的に、あまり間違った事がない様に感じており、信頼を置いていた。

 

私は慣れない車のハンドルを握りながら、緊張気味に出発した。

空は晴れ始めていた。

 

慣れない道をひた走り、市街を抜け、町を抜け、

 

やがて山道を走り続けた。

 

「天河神社に行けば、何か本当にあるのだろうか?」

 

「神様か何かが、俺に何かを指示をするのだろうか?そんな事があるのだろうか?」

 

「ご神事をやっているというのも偶然にしては良く出来ている、その神事に参加すれば、何か起こるだろうか?」

 

「縁がないと辿り着けないと書いてあったな、無事辿り着けるだろうか?でも人間が本気で意志を持てば、この世界で行けない場所などある訳ない。歩いてでも這ってでも行ってやる。」

 

私は何か起こる事を期待していた。

 

長いトンネルを抜けたとき、少し雰囲気が変わった気がした。

 

天川村という標識を見た。

 

ここが、天河神社がある天川村か。

 

のどかな所だな。

 

赤い橋を渡り、民宿びわを目指した。

 

狭い道路を冷や冷やしながら通り抜け、

民宿びわに到着した。

 

宿の主人は不在のため、車だけ停めさせてもらい、付近を散策する事にした。

 

グーグルマップで場所を確認すると、天河神社は、すぐそこだ。

 

私は歩きながら深呼吸し、

天川の地の匂いを吸い込み、「今」を記憶しようとした。

 

「あった、ここだ。」

 

赤い鳥居が目に入った。

鳥居の上部には、青みがかかった背景に

 

金色の文字で『大辯才天』と書いてあった。

 

赤い鳥居をくぐり、手水舎を見つけた。

 

龍の口から水が物凄い勢いで吹き出ているのを見て

「これは頼もしいな」と思わず笑ってしまった。

 

 

私は境内を入り周囲を眺めた。

そして空を見上げた。

 

有名な場所だからと、なんとなく広大な敷地を想像していたが、

実際の天河神社は、思ったよりずっと小さかった。

 

木々・石の階段・空

階段を登れば本殿だな。

空を見上げ、深呼吸した。

 

「なっちゃん、こんな遠くまで来たよ。

 これで良かったのかな?

 とりあえず、呼んでくれた神様に挨拶をしてくるよ」

 

本殿につくと能の舞台があった。

「へー珍しいな。」と私は思った。

 

そして 本殿には、見たこともない不思議な形をした鈴

「五十鈴」が印象的だった。

 

私は目に見えない神様に向かって手を合わせた。

 

「天河神社の神様。

 私をお呼びになりましたか?

 私は、はるばる遠くから来ましたよ。

 私を何故呼ばれましたか?

 教えて頂けませんか?」

 

「・・・・・・・・」

 

私の問いかけは、沈黙の中に消えていった。

 

神様の声や言葉は私には、何も聞こえない。

 

しばらく手を合わせていたが、何も起こらなかった。

 

まあ、起こるわけないか・・・

根拠のない現象を信じて、こんな遠路を、はるばる来た、

自分の愚かさを責める思考が生まれ始めたが、それを無視した。

 

私は諦められずに、本殿以外の祀られている社一つ一つに

 

 手を合わせ、頭を下げ

私をお呼びになりましたか?理由はなんでしょうか?教えて頂けませんか?」

 

と尋ねて周った。

 

「・・・・・・・」

が返答はない。

 

私に問いに対しての答えは、また沈黙の中に消えていった。

 

ダメか。そんな夢みたいな事はある訳ないか。

こんな遠くまで来て、俺も本当に馬鹿だな・・・・。

 

私はため息をつき、天を見上げた。

 

「なっちゃん」俺をここまで呼んで、一体何をさせたかった??

 

私は肩を落とし、天河神社の鳥居を出た。

 

ふと正面を見ると寺院があった。

 

ここまで来たのだ、せっかくだ行ってみようと。

 

『来迎院』という寺院で、目に映ったのは

天にそびえる様な、大きな銀杏(いちょう)の巨木だった。

 

大銀杏の雄大さに、私は圧倒された。

 

この銀杏は、樹齢700年以上とされ、かの「空海(弘法大師)」が植えたとされているそうだ。

 

私は、700年という時を想像さえ出来なかったが、この大銀杏は人の営みを、生死を、この世界の変化を、この地で見守り続けたのだと思うと感嘆せざるを得なかった。

 

私は大銀杏の命に向かって語りかけた。

 

「なあ、大銀杏の木よ。700年前と比べて世界は変わったかい?

人間は、その頃より成長しているの?後退しているの?

あなたは人間を見て何を感じているの?

俺には、人間は未だに、誰もが迷って生きている様に映るよ。

700年の時を経てなお、生きている意味を見つけられないでいるよ。

命は、生まれて、懸命に命を繋ぎ続けてきたけど、その果てに何がある?

何か意味があるのかな?

それとも意味なんかないのかな?

 

俺は、縁あってこんな場所まで来たんだよ。

何か知っているなら教えておくれ」

 

大銀杏の木は岩のように逞しく、その幹は天に向かって伸びていた。

私はこの目に見える大きさに圧倒されたが、フト気づく事があった。

 

この見えない大地の下には、この巨木を支えるだけの大きな大きな根が

大地の中で広がっているはずだ。

 

この巨木を支えるには

どれほどの大きな根が張っているのだろうか?

想像も出来ない。

この大銀杏の巨木は目に見えない根によって支えられているのだ。

 

目に見えない存在が、目に見える存在を支えている・・・。

 

私の問いかけに、大銀杏からの返事はなく、

 

風に吹かれて、銀杏の葉が、ただ揺れた。

 

少し、気持ちが楽になった気がして

「ありがとう。また来るよ」

と言って、その場を後にした。

 

私は一度宿に戻ると、

宿のお手伝いの方と会うことが出来た。

ご挨拶をして部屋を案内された。

電話に対応してくれた宿の主人は夕方から来るという事だった。

私は部屋に着き、荷物などを整理した。

慣れない道を運転したのもあって

少し疲れていたので、しばらく横になった。

 

時代を感じさせる室内の天井を見上げて

 

「さあ、時間だけがあるな・・・。何も起こりはしなかった。

呼ばれた天河神社に行っても、特別な何かを感じる事はなかったな。

神様は何も答えてくれないし・・。

ネットでは、パワースポットなどと書いてあったが、俺には空気の違いも、エネルギーの違いも何一つ分らなかった。」

 

気づくと少し眠っていた様だった。

天河神社で見るべき所は行ってしまったので、残りの時間をどう使おうか悩んだ。

そうだ、川があったな。散策がてら行ってみよう。

 

私は天川村を散策した。

山があり、川があり、畑があり、まことに、のどかな場所だ。

地元の人にとって天河神社は、どんな存在なのだろうか?

 

私は川辺に降り立ち、川のすぐ近くの岩に腰をおろした。

空を見て、川を眺めた。

冷たいと分かっていたが、靴を脱ぎ、冷たい川に足をさらした。

 

水面をぼんやり見つめていると、フト

 

川の反対岸に、何か寺院の様なものが見えた。

 

「あ、あそこにも何かあるな。明日行ってみよう。」

 

川の向こうにあるのは「禊殿」と呼ばれる場所。

 1年後、私と「禊殿」は縁を結ばれる事になる。

天河特別神事のスタッフとして・・当時の私は知る由もなかった。

 

        続く

 

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天河神社が呼んでいる④(天河までの流れ④) - わたしからあなたへ

  

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天河神社が呼んでいる②(天河までの流れ④) - わたしからあなたへ

 

「ご縁を結んでくれたあなたへ」

 

ななななんと、12/19日のアクセス数が、12倍!!

え?12倍って、12日分のアクセス数が1日で!!

奇跡だあー!奇跡が起きてる!!

 

ではなくて、理由があります。

私と天河神社の御縁を明確に結びつけてくれた方

じゃじゃーん

栗生隆子(くりゅうたかこ/taccoちゃん

さんの登場です。パチパチ!!

taccoちゃんのブログで私のブログを紹介して頂いたため、アクセス数が増えたのですね。ものすごい影響力です。

 

私は中庸のない人間なので、物語を世界に発信した以上多くの人の心に届く事は、とても嬉しい事です。 恐れもありません、素直にありがたいです。

本当にありがとうございます。

taccoちゃんのブログでは、今回の特別神事を統括するにあたって、「新しさ」と「伝統」の狭間に立っている心の揺れや、事の重大さを誰より理解している孤独など描かれているように思います。是非ご覧ください。↓ブログ。

 ようこそ!発酵Cafeへ

 

実は私が「天河神社の声を聞いた」という事を相談をしたのが、栗生さんなんです。

私は栗生さんがどんな背景を持つ方か、全く知らなかったのですが、たまたま声をかけたのが栗生さん・・・奇跡としか思えん。

しかも、栗生さんは今年の11月の天河特別神事をプロデュースする方だったのです。

まあ詳細は物語に書きますので、ここまでとします。

 

栗生さんの背景を知るために「temple~いのちからはじまる話をしよう」Temple主宰 小出遥子さんのページを読むのがお勧めです。

栗生隆子さんとの対話/「めぐり」そのものとしてのいのち | Column | Temple

聞き手の小出さんの視点や言葉は、素晴らしい・・才能だ・・。

 

ちょっと待って。

こんな話をすると栗生さんは、神社関係の方の様に思われますが、

全然違うんです!!

発酵生活研究家なんです。

しかも凛とした雰囲気の美しい方です!!

 

発酵に関する本も沢山書かれている方なんです。アマゾンで名前を入力すると出てきます。↓

からだにおいしい発酵生活│宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル

 

 

この様な社会的な肩書がある方が、今回の特別神事に関わった事を表明する事は、

非常に勇気がいる事だと思います。

何故ならば、「神事・神」という言葉は、まだまだ社会的に市民権は得ておらず、理解されず、誤解すら招く危険があるからです。

心無い方には「変な宗教にはまってる!!」なんて事も言われかねません。

そして、せっかく築いた社会的信用を落とすリスクがあるのです。

でも、そのリスクを全て承知の上で表明した勇気に心から敬意を表したいと思います。

 

私は大切な事だと思うのです。これからの世界に。

物質主義だけも終わった。

精神主義だけも終わった。

これからは両者のバランスを持って生きるという事。

それが、この世界が求めている事の様な気がしてなりません。

 

 

特別でない私たちが、何故か、目に見えぬ世界に引っ張られていく。

これは語り手が少ないだけで、実は多くの方に起きているのではないでしょうか。

 

私達は、目に見える事。目に見えぬことの両者を含めて

「生きるとはどういう事」か、もっと堂々と話す事が必要な気がします。

 

さあ、今日も行ってきます!!あなたも、良い日を。でも、悲しくたっていいんですからね。