わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

インド編 ⑮『もう一度、たった一人で歩き出そう』(番外編・天河までの背景①)

『さようなら、旅の相棒よ』~インド再入国バラナシhttps://www.instagram.com/p/BeBtjYcAJaw/ネパールポカラの湖byS 旅の相棒とカヌーを漕ぐ

 

無事、トレッキングを終えた夜に、私とキムは祝杯をあげた。

 

久しぶりにアルコールを飲み、酔っぱらった頼りない頭で、ネパールで過ごす数日間

私の思考に湧き上がっていた事を決断した。

「キムと別れて一人で旅をしよう」という事を。

 

理由がある。

2人の旅は安心で快適すぎるのだ。

 

何の不安もないが、危険や不安な環境にさらされない事で、私の心のセンサーは鈍っていく。

 

安心を引き換えに、大切な何かを失っていると感じていた。

 

私がしたいのは「観光」ではなく「旅」なのだ。

 

私にとって、旅とは『迷いながらも自ら決断し、選んだ結果を味わう事』だ。

 

 翌日、インドに再び入国するために向うバスの中で、キムに『一人で旅をしたい』旨を伝えた。

 

キムは私と旅を続けたいと思ってくれているようで、「一緒にデリーに行こう」としきりに誘ってくれた。ありがたい気持ちは山々だが私は断った。

 

そして別れの時が来た。

 

私は『バラナシ』キムは『デリー』。

 

それぞれが駅のホームに立ち、『また、いつか会おう』と別れを告げた。

 

キムがいなければ、ネパールやトレッキングも経験できなかったろう。

 

本当にありがとう、楽しかったな。

俺たちはいい旅の相棒だったよな。

 

 一人でホームに立った時、不安はもちろんあったが、『心と体が喜んでいる』感覚を味わった。

 

バラナシを目指す列車に乗った。 

 乗車席は、「噂の自由席」に乗ってみた。

※いろいろ半端じゃないので、賢い旅行者は避ける。

 

常軌を逸した混雑ぶりに耐え兼ね、現地の兄ちゃんがしているように、

私も荷台の網の上にのぼり、体を強引に突っ込み、自分の席とした。

非常に快適だった(笑)

網の上で、兄ちゃんと目が合い『おまえ、なかなかやるじゃないか』と言ってくれた気がする・・。

 

キムがいた時とは考えられない『不安、恐怖』『決断』『ドラマ』を味わいながら、

私はついに聖なる河『ガンガー』がある街、

『バラナシ』に到着した。

 

ヒンドゥ―教の聖地である。

河そのものが、ガンガーという女神さまなのだ。

ガンガー - Wikipedia

 

インドの神話では、ガンジス河は天国(ヴィシュヌ神/ブラフマー神⇒シヴァ神)から流れ出てており人類の罪を洗い流すと信じられている。

 

ヒンドゥー教徒は、この地で灰になり河に流される事は最上の喜びであり、巡礼者はこの街に『死ぬためにやって来る』のだ。

 

 この河の水は全てのものを浄化するため、この世の苦しみから解き放たれ涅槃に至るとの事。

ほんじゃあ、俺は何としても行かねばなるまい。

 

バラナシに着くと、商売人数十名に囲まれた。

日本人と分かると、数をたのんだ商売人達は、態度がデカくなった。

 

こちらを舐めきった態度にムカムカしていたが、「ふーはー」と我慢していた。

その内、調子こいたインド人の一人が俺を脅すように、

笑いながら、俺のリュックを掴み、肩をバンバンと強く叩き始めたので

俺はそいつの手を払った後、背中を思いっきり

 

「バチーン」と叩き返してやった。

 

すると一瞬で、群れていた人が波が引くようにサーっといなくなった。

「はー清々した!!」

 後は善良なリキシャが残り、目的地の宿まで適正な金額で連れて行ってくれた。

 さあ、行くぞ。ガンガーが俺を待っている!!    

             つづく(15話/全18話)

『あなたへ』

物語では、スマートにキムとお別れをしました。

が、英語を喋れない私が、簡単に「一人で旅をしよう」なんて思えた訳はありません。

 

実際は、理性/合理性VS衝動戦争を起こしていました。

 

 ※もう一人の合理的な俺は

「おめーいつもカッコつけんじゃねー!英語も喋れんくせに!何にも一人じゃ出来ねーだろうが!!今から一緒に行って下さい。とお願いしてこい!この愚かもんが!!お前のラッキーがいつまで続くと思うなよ!!」

 

とかなり怒ってました。

しかし不思議な事に理性的な言葉は、たいてい衝動に勝てないのです。

 

もしかして、『あなた』もこの気持ち分かってくれますか?

 

まあ、頭ではいろいろうるさく言うかもしれませんが、

いいじゃないですか。

あなたの

好きなモノを食べて。

好きな場所に行って。

好きなモノを選んで。

後悔なんてしなくていい。

きっと、心も体も、喜ぶことでしょう。


今日も読んでくれて、嬉しいです。

ありがとう。

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