わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

インド編⑱完 『さらば多様性の国インドよ!』(番外編・天河までの背景①)

『旅の終わり』~今度は俺が助けられるように

https://www.instagram.com/p/BeCw8t2gP1_/

『さらば多様性の国よ』ニューデリーにて byS

 デリーにあるインディラ・ガンディー国際空港に無事に到着した。

 

私は目的地を目指す時、毎回震えるような気持ちで行動した。

情けないと思われるかもしれないが、

実際に足が震える事は何度もあった。

 

電車やバスの場合

切符が正しく買えているのか?

目的の乗り物に乗れているのか?

目的の場所に正しく降りられるのか?

 

トラブルの多いとされるリキシャやオートタクシーの場合

行先が相手に正しく伝わっているのか?

本当に目的地まで連れて行ってくれるのか?

到着した後、交渉した通りの金額の支払いで済むのか?

 

日本では、そんな不安はほとんど抱く事はない。

あったとしてもコミュニケーションですぐに解決出来る。

 

しかし、インドでは自分の言葉を表現する事が、

まともに出来なかったので情けないほど苦労した。

 

想いが伝えられないというのは、

どんなに大変な人生だろうか?

 

私が気付けなかっただけで、何かしらの理由によって、

想いを伝えられずに震えるような気持ちで、

生きているいる人が、きっとすぐ近くにもいるのだろう。

気付けなくてごめんよ。

 

私は一人で旅をした時に、確信して行動出来た事はただの一度も無く

無事に着く事を、ただ祈るしか出来なかった。

 

空港は、インドの街並みとはまるで異なった、

清潔で無機質な空間だった。

 

私は近代的な空間とは対照的な、

命の叫ぶ声が聞こえたカルカッタを想い起こした。 

 

カルカッタに到着した時、私は『恐怖』からスタートした。

 

あと何日で、日本に帰れるだろうか?と逆算し始めた程だ。

 

しかし

1か月に及ぶ、私の旅は終わりを告げようとしている。

 

まるで『夢』みたいだ。

 

旅が終わる事が。

 

旅をしてきた事が。

 

そうやって、俺は命を終える時、

同じように想うのかもしれない。

 

『夢の様だった』と。そう思った。

 

目の前には磨かれたピカピカの床と天井が、

私を映し出していた。

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デリー国際空港

 

あの命がぶつかり合っていた世界は、

今や現実にはなく物語として、

私の記憶に閉じられてしまった。

  

この旅は、自分の無力さを味わうと同時に、

人から助けられた旅となった。

 

私は、本当に一人では何も出来なかった。

これは、謙虚などではなく事実だ。

 

どれだけの人の好意によって助けられた旅であったろうか。

 

困った時、必ず親切な人間が現れた。

『お前の行きたい駅はどこだ?並ぶ場所はここだ!切符を買ったら、ここのホームで待て。』とか。

 

以前旅先で会った旅行者と偶然に出会い

『そっちじゃない、こっちだ!」とか。

 

忘れ難いのは、最後のデリーを目指す駅のホームの出来事。

 

買っていた切符の番号と違う電車が、同じ時刻に2台滑り込んできた。

『どっちに乗ればいいんだ!!』と唸っていると、

 

靴磨きの少年が目の前に現れた。

『目的地を教えて、そして切符を見せて』というので、切符を見せると

『あなたの乗る電車はこっちだよ。いい旅を!』を教えてくれた。

おーありがとう!!天使よ」と私が伝えると、

『あなたの笑顔が、とてもいいからだよ!!』と伝えてくれた事。

 

もう何から何まで、助けられた。

  

旅の最後に日記にはこう記してある。

 

『無事旅が終わる。幸いにも、体も心も無事だ。

 

沢山の旅行者がトラブルに巻き込まれていたが、

俺は大丈夫だった。

 

あらゆるものが俺を守ってくれたのだ。

本当にありがとうございます。

 

旅は人を信じなければ、よい旅が出来ない。

 

映る景色も不安で、恐ろしいものになる。

 

素晴らしい出会いの機会を失う。

 

しかし、信じてばかりでもダメなのだ。

 

危険に巻き込まれる事もある。

 

大切なのは自分の判断と人を信じるバランスだ。

 

俺一人では本当に何も出来なかった。

すべて人に助けられたよな。

 

俺は強くなろうと思った。

今度は俺が人を助けてあげられるように。」

 

 

 インドは、『多様性』の国だった。

 

すべての社会的価値を捨て、『道』を求める人。

 

お城の様な家に住む富豪。

 

人の同情を得て、布施を得るために手足を切り落とされた命。

 

美しいサリーを来た女性。

 

死を待つために、川沿いに佇む巡礼者。

 

生涯ボート漕ぎを職業とする青年。

 

いろんな人々を見つめたが、

 

『生きている意味なんてない』などと、

生を嘆いて悲壮感を持って生きている人は少ない様に感じた。

 

みんな『今を生きる事で必死』だ。

 

日本が失っている「何か」が確かにあった。

 

それぞれが、与えられた環境で、精一杯の命を表現していた。

『命を生きている』そう私は受け取った。

 

さようなら、インド。

 

ありがとう。

出会えたすべてに感謝する。

 こうして、私の一つの旅は終わった。

 

私は日本に戻った後、

 

私の心の中にあった

 

『ともし火』が消えた事に気づいた。

 

インド編 番外編・天河までの背景①18話/全18話完

                つづく

 

『あなたへ』

 

 インド編無事に終わりました。

お読み頂いた方、本当にお付き合いありがとう。

 

あれ?読みたい話と違うなー?

と思われた方もいらしたでしょう。

そして、読むのを途中でやめられた方もいるでしょう。

 

私は物語を書きながら、インドの話を途中で

終わらせようかと悩んだ事もありました。

 

しかし、私は悔いのないように書く事を選びました。

そうして良かったと今、感じる事が出来ています。

 

インドの旅を伝える事で私がどんな人間なのかを

知って頂くにはいい機会と思ったのです。

 

なっちゃんと出会う前の私の背景を。

 

インドの旅でお分かりの様に、私は

 

無計画で、衝動的で、自分が触ったものしか

信用できない人間です。

 

人から『あそこに行ったら転ぶから行くな』

と教えられても納得できず、

 

実際に行って、転んで怪我をしないと分からないのです。

 

『痛かったー!本当だったな』とやっと納得できる人間です。

 

ですから、これからの物語も私が本当に感じた事を書き、

 

分からない事は『分からない』と書く事でしょう。

 

またよろしければ、これからもどうぞお付き合いください。

 

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