わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

未知なる世界編⑧完『精神世界の扉』(番外編・天河までの背景③)

『扉を開けるのはわたし』

https://www.instagram.com/p/BeKnO4rg5DB/

『私の未来』byM

 

『2016年』 

私は記された文字を見つめていた。

 

私の使命が動き出すのは2016年?

  

衝動的で根無し草の私の10年後なんて、想像も出来ない。

 

まだ10年も先なのか・・・。

この苦しい生活がまだまだ続くんだな

そんな思考が湧き上がっていた。

 

すると

彼女はまたスラスラと文字を書き始めた。

 

『その時が来るまで・・よい加減で過ごす事』

 まるで、すぐ極端に走る私を見透かしているように言葉は記された。

 

 彼女は、私と別れる前にこう伝えてくれた。

 

私を少し心配するような眼差しで

『何か迷った事があれば、いつでも連絡を下さい。その時が来ればまた力を合わせましょう』

 

 

 私は少し高揚する気持ちで、帰り道の車を運転していた。

 

成すべき使命があった事に安堵していたのだろう。

 

私は冷静に今日の出来事を振り返っていた。

全てを信じる事が出来た訳じゃない。

 

しかし、その可能性に希望を持てる事が嬉しかったのだ。

 

それが、真実かどうかは、

いずれにせよ『時が来れば分かる』のだから。

 

この10年間は、少し穏やかな心で過ごせそうだ。

 『良い加減で過ごす事』

 それが、私のテーマになりそうだった。

 

もし、それが当たらなくても、笑い話で済むだけだ。

『こんな事があってさ』と人生を豊かに表現も出来るだろう。

 その10年が穏やかに過ごす事ができれば儲けものだ。

 

しかし

私が想像していた『霊能力者』の方とは随分違ったものだ。

 

優しく、謙虚で、人に希望を与える人だった。

本物の霊能者とは、そういう人なのだろうか。

 

私は自分の先入観を恥じた。 

 

私は今朝まで「使命」という言葉に捉われていたが、

この帰り道には『使命の成就』は、もはや『どちらでもいい』と思っていた。

まことに勝手なこの心を笑うしかなかった。

 

何も起こらないとしても、私は霊能力を持つ彼女を恨む事などは、

決して無いと思った。

彼女の霊能力が真実ではなかったとしてもだ。

 

結局の所

私は目の前に展開している苦しい現実生活から逃避するために

『使命』を担ぎ出したのだ。

今の自分に『価値』を見いだせなかったから、いつかの自分に価値を求めたのだ。

 

今ならそのからくりが分かる。当時の私が理解するには若すぎた。

 

私は使命を予言した彼女に対して、

傷つき希望が見えない時に、私の心に寄り添い希望を与えてくれた事を、

心から感謝するだろう。

 

何を信じて生きるかは、すべて自分が決めるのだ。

心の在り方を選べるのは己だ。

 

『あの人が、ああしなさいと言ったからだ!!』

なんていう事は、恥以外の何ものでもない事を知っている。

誰のせいにも出来る訳がない。

 

 

 また、私はいつもの日常に戻った。

 

仕事での厳しい現実は、変わりはなかった。

大いに悩み、苦しんだ。

そんな日々は、随分と長く続いた。

 

しかし、そんな苦しい日々も、

彼女の言葉が私の心を温め励ましてくれた。

 

私は時間がある時、霊能力を持つ彼女が記したA4の用紙を取り出し、その記された漢字を調べたりした。私には理解できない言葉があったからだ。

 

いくつかの漢字は、『般若心経』に出てくる言葉だという事が分かった。

般若心経 - Wikipedia

そうしているうちに、般若心経の意味を自然に調べるようになった。

 

 『悟るとは、いつでも死ねる事ではなく、いつでも平気で生きる事』

という言葉は、『正岡子規』が脊椎カリエスで亡くなる3か月前に書かれた随筆の言葉である事が分かった。

正岡子規 - Wikipedia

  

正岡子規の『痛み』の中で真摯に記される言葉は私の胸を深く打った。

 

そしてこの頃を境に、

私は精神世界の扉を開いた。

 

それから、10年。

それは、もう数え切れないほど何度も挫けそうになり、

暗闇に立ちすくんだ事もあった。

 

何度、

霊能力をもつ彼女の連絡先を眺め電話を手に取った事だろう。

 

使命があるという事は、『事は全て起こっている』という事だ。

 

私が苦しむ「今」でさえ『使命』の道に繋がっているはずだ。

 

意地っ張りで頑固なんだよな。

結局、歯を食いしばりながら

霊能力を持つ彼女に連絡を取る事はなかった。

 

時の勢いは、

使命の事も、

予言された年などすっかり忘れさせてしまった。

 

10年の月日は私を変化させるには充分な時間だ。

その頃は『使命』などという言葉に捉われる事はなかったからだ。

 

そして、時は10年。

 

使命が動き出す年と言われた

2016年まで流れる事になる。

 

未知なる世界編 番外編・天河までの背景③ 完

宇宙は世界に調和を呼びかけている②(天河までの流れ⑤)

        に続く

                   

 

 『あなたへ』

 

 さあ、やっとようやく本編に繋がりました!!

『宇宙は世界に調和を呼びかけている②(天河までの流れ⑤)』

に繋がります。

 

いやー長かったですね。もう本編を忘れてしまいましたかね?

番外編を約1か月間続けてましたから。

宇宙は世界に調和を呼びかけている②(天河までの流れ⑤) - わたしからあなたへ

↑一応リンク張っておきます。また思い出してみてくださいね。

 

さて

先ほどの正岡子規さんの原文をお伝えします。

 

『病床六尺』~正岡子規

 

病床余は今迄禅宗の所謂

 

悟りといふ事を誤解していた。

 

悟りといふ事は如何(いか)なる場合にも

 

平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、

 

悟りといふ事は如何なる場合にも

 

平気で生きて居る事であった。

  

悟るとはいつでも平気で生きる事。

これこそ、本当の強さであり悟り。

 

今日も良い日をお過ごしください。

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