わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

なっちゃんの横顔④「世界を燃やす怒り」(番外編・天河までの背景②)

『あなたはよく生きた』~怒りの正体は悲しみ。     https://www.instagram.com/p/BdZAiP-ANLz/

地元の海の祭りにて 『己を燃やし尽くす怒り』 byS

 

なっちゃんは私の事業所では、よく一人で過ごしていました。

 

孤立していた訳ではありません。

 

むしろ、周囲はなっちゃんと関わりを持ちたがっていました。

 

休憩時間になると、誰よりも早く集団の場から離れます。

 

他人と距離を取る事で、目に見えない圧迫感から一息ついていたのでしょう。

 

よく音楽を聴いて空を眺めていました。 

何を想っていたの??

 

発達障害の障害特性の一つに感覚過敏という特徴があります。

 

感受性や感覚も鋭敏のため、私達が普段気にもならない様な「音」「声」「人との距離間」ですら、彼女には痛かったのかもしれません。

人によっては「雨」が体に触れる事でも「痛い」と表現される方もいる程です。

 

彼女はよく耳にイヤホンをつけて音楽を聞いていました。

音楽は、あらゆる痛みから解放される唯一の拠り所だったかもしれません。

 

事業所で働く訓練を頑張った分、家ではぐったりとされていたようです。

その様子は私達には決して見せなかった姿です。

ご家族はその様子をずっと見守っていました。

それは、どんなお気持ちだったでしょうか。

 

誰もがそうですが、人には2面性があります。

両極が、陰陽が、あります。それが自然です。

 

私も極端な人間なので、少し分かるような気がします。

 

私はなっちゃんが『よく生きた』と思います。

 

よく頑張ったね。お疲れ様。

 

疲れて当然さ。

 

自分で性格も、身体も、その機能も選べないもの。

 

その与えられた肉体と心で精一杯生きていくしかないもの。

 

その制限された、肉体と精神で生きた事もない奴が、

 

「死ぬのは悪い」なんて、よく言えるなって思うよ。

 

好きで死にたい奴がいる訳ねーだろ。

 

生きたいんだよ。幸せになりたいんだよ。

 

沢山、ちゃんと生きたいんだよ。

 

やりたい事は沢山あるんだ。

 

『あのお店で買い物したい』

 

そんな事すら遠い夢だ。

 

死にたくないけど、

 

死が優しく見えてしまう程、生きるのが苦しいんだよな。

 

生きる痛みを知らない奴は、『自死は悪い』なんていう。

 

俺はそいつに言ってやりたい。

 

本当にお前がその制限された器で生きるとき、

 

「死ぬのは悪い事」なんて言えるのかよ?

 

同じ痛みを抱えて、本当に生きる事が出来るのかい?

 

俺が見てやろうか??本当かどうか。

 

失礼しました。 

 

 

見えない怒りが俺の中にずっとあります。

 

燃えるような、すべてを焼き尽くしたくなるような怒りがあります。

 

時々、その怒りに飲み込まれそうな時があります。

 

207年12月 禅の師匠「向令孝和尚」のもとで参禅をした日。

 

※参禅とは師匠と弟子が一対一で向き合い、与えられた公案(無門関など)について自分なりの表現を伝える場。師匠は、その表現を見定めて弟子の現在の境地や成長具合を確認する。

 

座禅を組みながら、自分の眠っていた怒りがフト目を覚ましました。

 

自分が静かに怒りの炎に焼かれていくのを感じながら、次第に呑み込まれていきました。

やがて私自身が怒りそのものになりました。

 

存在に対しての怒り

生きる事に対しての怒り

この不条理な世界に対しての怒り

 

燃える青い炎の様な怒りのまま、

 

参禅の際

師匠の「こっさん」と対峙しました。

 

全ての怒りをぶつける様に私は臆する事無く師匠を見つめました。

 

その時、師匠の眼差しが私をあまりに優しく見つめたので、

 

私を慈しむような眼差しで私を見つめたので、

 

私は虚をつかれ、静かに涙を流しました。

 

その後の座禅の時、怒りは悲しみに変化して、

 

誰にも気づかれないように、静かに涙を流しました。

 

 

よく頑張った、本当に。

 

きっと、人が何十年分の生きる感覚を凝縮して生きてきたのだと思います。

 

 俺はあなたに負けぬように、今日も生きていきます。

 

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