わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

接心⑧(天河までの流れ⑥)

『思考の虜 

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『水のとりこ』 byM

 

『カン』

 

と坐禅の初めを知らせる拍子木の音が鳴る。

 

『チーン』

 

と引磬(手持ちの鐘)の振動音が辺りに鳴り響く。

 

坐る時間は、線香が燃え尽きる 30分~40分だ。

 

あたりは静謐な空気に包まれる。

 

私は

背筋を伸ばし、呼吸に集中した。

 

鼻から息をゆっくり吐き切ると、

 

自動的に空気が入ってくる。

 

ゆっくりと息を吐きながら、根気よくそれを繰り返す。

 

坐禅は身体的なアプローチから心を整えていくとされている。

 

まず

正しい姿勢により、まず身を調える『調身』

 

次に

呼吸を整える『調息』

 

やがて

調身・調息により、心が整ってくる『調心』

 

視線は畳を見る事もなく、見る。

 

辺りの音に耳を澄ます。

 

外から鳥の声が聞こえる。

 

周囲から呼吸する音が聞こえる。

 

自分の鼻腔から空気が出入りする音が聞こえる。

 

呼吸と共に、上半身の筋肉が動く感覚を感じる。

 

思考が立ち上がる。

 

『こっさん(向和尚)は今どんな世界にいるんだろうか?』

 

『どんな状態なのだろうか?』

 

『阿部さんは、今どんな状態なのだろうか?』

 

『どんな世界を眺めているのであろうか?』

 

そんな湧き出る思考を客観的に眺めていた。

 

その時、

普段の座禅では決して起こらない事が起きて、

 

私を非常に困らせた。

 

それは

自分の唾をのみ込む音が気になって

 

仕方なくなってしまった事。

 

この静かな空間で唾をのみ込む音が、

 

禅堂に響き渡ってる気がしてしまうのだ。

 

その音が他者の集中を乱してしまうのではないか?

 

という不安が湧き出した。

 

一度気になってしまうと、それに捉われてしまい、

 

普段ならもっと心を落ち着けて

 

坐禅が出来るのだが、それどころじゃない。

 

結局、私は自意識が過剰なのだ。

 

それに尽きる。

 

唾をのみ込む事が、恥ずかしいと思い込んでいるのだ。

 

誰も気にしはしない。

 

と、頭では理解しどんなに言い聞かせても気にしてしまうのだ。

 

自意識が過剰であるから、

 

私は大勢の前や初対面の状況が苦手なのだ。

 

良く思われたい。

悪く思われたくない。

出来ているように思われたい。

出来ない奴と思われたくない。

 

だから、そのように思われてしまう場面を避けるのに違いない。

 

仕方ない、これが俺だ。

 

冷や汗をかきながら、

 

皆が集中しているのを邪魔しているという

 

勝手な罪悪感を存分に味わいながら、

 

唾を飲み込むように努めた。

 

私は、それを乗り超えるために

 

今の現状を受け入れる事にした。

 

気にしないという事を諦めて、

 

気にしながらも今出来る事。

 

私は呼吸に集中した。

 

鼻腔からまるで思考を吐き出すように吐き切り、

 

そして、吐き切っただけの分量の新しい空気が

 

自然に体内に満たされるのを感じた。

 

『カン』

 

と座禅を終了する拍子木の音が聞こえ

 

ようやく思考から解放された。

 

『終わった!!』

 

       つづく

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接心⑨(天河までの流れ⑥) - わたしからあなたへ

 

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接心⑦(天河までの流れ⑥) - わたしからあなたへ

 

『あなたへ』

 

92歳になる私の祖母から、メールが来ました。

 

私の祖母は92歳になりますが、頭脳明晰でメールも普通に出来る、スーパーおばあちゃんです。

 

小さい頃から、いつも私を温かく見守ってくれ

 

怒られた記憶がありません。

 

誰に対しても優しく丁寧に接する人で、

 

他人の悪口を言うのを聞いた事がありません。

 

本当に菩薩様の様な人です。

 

私のブログを見て感想をくれました。

以下抜粋です。

 

『なっちゃんのお話を読みましたのでメールしたくなりました。

読みながら泣きました。優しい思いやりのある心。静かで心にしみる文章です。』

 

『どうか無理をせず過ごしてください。』

 

うう、おばあちゃん。

 

ありがとう。

 

元気出た。

 

どうか、長生きしてください。

 

あなたのおかげで、私はいまこうして幸福に生きています。

本当にありがとう。

 

またマッサージするからね!!

 

あなたにとって素晴らしい1日になりますように!!

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