わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

流れは天に向かって⑦(天河までの流れ⑦)

『Let it be, let it be』~そのままで、あるがままに

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「三日月が照らす光と闇。全てを見守る存在。

そして、そこから始まる世界」by K・S

 

私は接心が終わった翌週に、

 

なっちゃんのお母様に1年ぶりに電話をした。

 

1年間、全く連絡をしていなかったので、

 

ご家族がどんな気持ちか図りかねた。

 

私が電話をして、

 

辛い思い出を想い起す事にならないか。

 

いつもの様に悲観的な妄想を続け、

 

室内をウロウロ歩いた末、意を決した。

 

「ご無沙汰しております。

1年間も連絡もせず申し訳ありませんでした。

ご迷惑でなければ、なっちゃんに

手を合わせに行ってもよろしいでしょうか?」

 

なっちゃんのお母様

「ご無沙汰しております。

是非、お待ちしております。」

 

と一切否定的な気持ちを見せずに、

 

快く受け入れてくれた。

 

本当に、俺はいつまでも・・・。

 

情けねー。

 

当日、静かな雨が降っていた。

 

私は、

なっちゃんの自宅に向かう途中に、

JA(農協)に寄って、

お供えの花を買いに行った。

 

店内には、思った以上に沢山の花があった。

 

お客さんは、私だけだ。

 

良かった、ゆっくり選べる。

 

私は、

なっちゃんのイメージに合う花を選びたいと思った。

 

ふと気づくと

 

店内からは

ビートルズの「Let It Be」が静かに流れていた。

 

私はとても優しい気持ちになって、

 

花を一つ一つ見つめた。

 

私は花を渡した時、

 

なっちゃんはどんな表情をするだろうか?

 

と想像した。

 

花をもらった事があるかな?

 

どんな表情をして、

 

なんて言うかな?

 

そして、

それは決して叶わぬ寂しさに胸が詰まり

 

花を選ぶ事が出来なくなってしまった。

 

店内のスピーカーから、

 

ビートルズのLet It Beが私を励ますように、

 

静かに流れている。

 

For though they may be parted

離れ離れになったとしても

 

There is still a chance that they will see

きっと出逢えるチャンスはある。

 

There will be an answer,

答えは見つかるよ。

 

let it be

大丈夫

 

Let it be, let it be

そのままで、あるがままに

 

Let it be, let it be

ただ流れに任せて

 

Yeah, there will be an answer,

 答えはきっとあるから

 

 let it be

大丈夫、なすがままに

 

Whisper words of wisdom,

天がささやいたのを聴いたんだ

 

let it be

あるがままに身を委ねなさい、と

 

※訳by M

 

私は悲しみ負けないように、

 

深く息を吸った。

 

天は無意味な事などしないだろ?

 

俺はそう信じてる。

 

私は再び花を探した。

 

静かに凛とした印象。

 

ありふれた花かもしれない。

 

でも

「白い菊」を見た時。

 

「これだ!なっちゃんだ」

だと思った。

 

そしてそれを温かく囲むように

ピンク色とオレンジ色のガーベラを選んだ。

 

私は女性の店員さんに花を包んでもらいたいと、

 

恥ずかしさを抱えながらお願いをした。

 

女性店員さんは、その花を見つめて、

 

『故人ですか?』

 

と私をいたわるように確認してくれた。

 

『ええ、まだ若い女性でした。』

 

女性の店員さんは私を優しく見つめた後、

 

静かに頷いた。

 

そして

心を込めて花束を作ってくれている事が

 

私には分かった。

 

花束を受け取った時、

 

何故かとても高揚した気持ちだった。

 

私はなっちゃんのご自宅に到着して、

 

お母様と1年ぶりにお会いした。

 

私はなっちゃんに遺影に手を合わせ、

 

照れながら

「花束」渡した。

 

どう?綺麗でしょ?

 

照れくさかったけど、頑張って買ったよ。

 

この花はあなたをイメージしたんだ。』

 

目を閉じて長い間、心の中で話をした。

 

「なっちゃん。

 

あれから、いろんな事があったよ。

 

でも全部知ってるだろう?」

 

     つづく

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『あなたへ』

 

私とあなたが、

あるがままで許されますように。

 

今日もありがとう。

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