わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

敗北の戦局(2)春を分ける日

「あなたへ」

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「月輪」byS

 

sintamsc.hatenablog.com

 

戦局は相変わらずの状況だった。

 

真っ当な人間は、下を向かされ、

 

一方的な攻撃を受けていた。

 

貶める事が得意な人間の声は、

 

高らかに春を迎える空に響いていた。

 

 

俺はそんな状況を黙って見てた訳じゃない。

 

抑えられた要所を奪還する作戦を立てていた。

 

自分の怒りに呑み込まれない様に、

 

何度も一人で作戦を練り直した。

 

梅が咲き終わり、

 

春の温かさが近づくにつれ、

 

世界の小さな変化を私は見逃さなかった。

 

作戦の大筋は完成したが、

 

それを実行する勇気を持てなかった。

 

この行動こそが、

 

敗北を決定的にするかもしれないからだ。

 

俺は恐れる日々を過ごした。

 

 

今日は春分の日。

 

春を分ける日だ。

 

今日始めるのがふさわしい。

 

結果がどちらに転ぼうが、

 

今日はそれに相応しい日に違いない。

 

 

俺は仲間の声を聴いた。

 

天に恥じる事は一つもない。

 

結局のところ、

 

後悔とは、

 

やる必要が分かっていたのに、

 

行動しない事だ。

 

己の魂は、

 

人との関係性でもなく、

 

結果でもなく、

 

評価でもなく、

 

自分に恥じない行動がとれているかを、

 

見つめ続けている。

 

「よし作戦開始だ」

 

俺に出来るのは、

 

ほんの小さな風を吹かせる事。

 

その一吹きさえ、

 

この世界に影響を与えると信じて。

 

今日は春分の満月。

 

いつか、

 

きっとこの日を思い出す事は、

 

俺には分かっている。