わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

ミヒャエル・エンデ(1)

「あなたへ」

f:id:sintamsc:20190413161411j:image

ミヒャエル・エンデ作

 

「モモ」

 

をご存じでしょうか?

 

とても有名な作品です。

 

数年前に読み直す機会を頂き、

 

とても深い内容に、衝撃を受けました。

 

生きる上で、

 

とても大切な事が

 

平易な文章で散りばめられています。

 

この作者は一体何者だろうか?

 

と私は書き手に興味を持ちました。

 

何かの真実に触れていなければ、

 

とても書ける言葉ではないと感じたからです。

 

ミヒャエル・エンデ

1929年、ドイツ南部の町ガルミッシュで生まれる。父はシュールレアリスムの画家エトガー・エンデ。1950年から俳優として演劇活動をおこない、そのかたわら、戯曲、詩、小説を試作する。1960年『ジム・ボタンの機関車大冒険』を発表。この作品で1961年にドイツ児童文学賞を受賞。その後、『モモ』、『はてしない物語』(ネバーエンディングストーリー)などを発表。現代社会を鋭く見つめて描かれた作品は、児童文学の枠を超え、世代や国境を越えて世界中に愛読されている。『モモ』の日本語版は150万部を突破し、ドイツ語版に次いで多く読まれている。1989年、東京などで「エンデ父子展」が開かれる。同年、『はてしない物語』の訳者佐藤真理子氏と結婚。1995年、胃ガンにより66歳で逝去。

 

日本とも深い関わりがある方なのですね。

 

「はてしない物語」は、

 

「ネバーエンディングストーリー」として映画化されたので、

 

ご存じの方も見えるかもしれません。

 

私はモモを読んだ後に、

 

「はてしない物語」を読みましたが、

 

やっぱりモモの方が個人的には好きでした。

 

さて、

 

ミヒャエル・エンデさんは、

 

どんな人物だったのでしょうか?

 

エンデさんの言葉をご紹介します。

 

希望とは


物事がそうであるから


持つものではなく

 

物事がそうであるにもかかわらず


持つ精神のことなのです。

 

自己に執着すればするほど、


人は真の自己を失う。


自己をなくせばなくすほど、


人はその人自身になる。

 

時間とはすなわち命なのです

 

そして命とは人間の心の中にあるものなのです

 

 人間が時間を節約すればするほど

 

  命はやせほそって

 

  なくなってしまうのです

 

いちどに全部のことを考えてはいかん。


わかるかな?

 

つぎの一歩のことだけ


つぎの一息のことだけを考えるんだ。


いつもつぎのことだけをな。

 

するとたのしくなってくる


これがだいじなんだな。

 

たのしければ仕事がうまくはかどる。


こういうふうにならにゃだめなんだ。

 

うーん。

 

なんか、この人、

 

知ってる人だよな・・・。

 

「次の一歩だけを考える」

 

「自己をなくせばなくすほど、人はその人自身になる」

 

なんて、とても禅的ですよね。

 

調べてみると、

 

やはりありました。

 

「私自身、禅にはずいぶん関心をもってきました。

もちろん、どれだけ理解しているか自信はありません。

しかし、もし『モモ』の中に、

私と禅との関わりの跡を見つけ出して下さったなら、

それは、私にとって、大変な喜びであり、また名誉でもあります」

 

見つけましたよ(笑)

 

なるほど、魅かれる訳だ。

 

またシュタイナー思想とも関わりがあったようです。 

 

 つづく