わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

あらしがくるよ

『あなたへ』

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『帰路』by m

 

『おとうさん、嵐が来るよ。

 

  みんなにおしえてくるよ』

 

急に風が強くなってきたの。

 

葉っぱは、

 

気持ちよく揺れてたけど、

 

そのうち、

 

葉っぱが飛ばされそうなほど、

 

風が強くなったの。

 

白い雲が、

 

鼠色の雲に変わって、

 

むくむく

 

と大きくひろがったの。

 

雨が

 

ぽとぽと

 

と落ちてきて、

 

そのうち雨は、

 

サーにかわったの。

 

どんどん雨が強くなってきて、

 

ザ―にまたかわった。

 

空は雲の色が混ざって、

 

みどりみたいになって、

 

うすい黄色が光った。

 

ゴロゴロバーン!

 

って、雷が鳴った。

 

『あらしがくるって、

 

 みんなにおしえてくるよ。』

 

ああ、よろしく頼むよ。

 

 

雨が地を叩く音と、

 

少し急ぐような小さな足音が、

 

私のぼんやりとした頭に響いて消えた。