わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

おとうさんのばか

「なんにもわかっちゃいない」

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 「運動会の空」byS

 

今日はブロウちゃんと坊主の運動会でした。

 

晴れていましたが、雲も多く、

 

風も吹いていました。

 

競技を行うには季節的に、

 

とてもいい時季だと思いました。

 

今回!

 

私も珍しく行きました。

 

何故珍しいかって?

 

避けて来たからです!!

 

ええ。

 

集団苦手だからです!!

 

運動会という特別な行事を見るより、

 

普段の様子の方がずっと興味がある。

 

その日に向けて努力したのも、

 

分かる!!

 

でも、苦手なんだぁー。

 

ごめんな。

 

私は運動会の数日前に、

 

ブロウちゃんに聞きました。

 

わたし

「運動会にお父ちゃん来てほしいか?

 

 来てほしいなら、頑張って行くわ。

 

 でも、どっちでもいいなら、

 

 お父ちゃんは行かない。

 

 沢山、人がいるのは苦手だからな。」

 

ブロウちゃんは即答

「どっちでもいい!

 

 来なくて大丈夫!」

 

 わたし

「本当にそうなのか?」

 

ブロウちゃん

「本当にどっちでもいいの」

 

わたし

「おっけー、分かった。」

 

次は坊主はどうだ・・・

 

わたし

「坊主はおとうちゃん来てほしいか?」

 

坊主 即答

「来てほしい!!」

 

わたし

「わかった、なら行く」

 

そして、約束通り、

 

私は運動会に行きました。

 

 

私も沢山の人と触れ合う機会を、

 

経験したためか、

 

以前のような、

 

苦痛な気持ちにはなりませんでした。

 

私も大きく変わってきてるんだな

 

と自分の変化を感じていました。

 

 

運動会のスタートから見ていると、

 

集団生活の集大成!

 

って印象を受けました。

 

軍隊みてーだって思いました。

 

別に、

 

これを否定してる訳ではありません。

 

それはそれで必要な事もあるでしょう。

 

この日本社会においては、

 

この様な集団の経験を積む事で、

 

今後の自分に役立つ事もあるでしょう

 

現代社会では、

 

チームワークは求められる事ですから。

 

どんな事にも両面の良し悪しはあります。

 

ただ、子供達は、

 

すげー大変だなって思いました。

 

昔の自分の記憶が思い出されました。

 

運動会とか、

 

本当大っ嫌いで、

 

苦手だった事を・・・

 

走ったりするのは好きなんですよ。

 

運動そのものは。

 

あと、

 

自衛隊とかやってみても良かったなー

 (多分、鬼軍曹の素地はあります・・・

 トリニティには見抜かれています)

 

と思う自分もいるので、

 

そんな自分が本当に意味不明です(笑)

 

さて、坊主。

 

沢山の生徒がいる中で、

 

ようやく見つけました。

 

お!

 

集団で頑張ってるわ。

 

しかし、

 

俺に似て、

 

グダグダやってるわ(笑)

 

坊主は私がいる事を発見すると、

 

なんとも言えない顔をして、

 

少し照れくさそうに、

 

小さく手を振りました。

 

その後、私を忘れた様に、

 

すぐ近くの友人と絡み合っていました(笑)

 

おし、健全だ!

 

次!

 

ブロウちゃん!!

 

いたいた!

 

ブロウちゃんは隣りの友人と、

 

ゲラゲラ何やら楽しそうに、

 

話をしていました。

 

ただ、

 

周囲をキョロキョロと見回していました。

 

お! 

 

楽しそうにやってるな。

 

そのうちに、ブロウちゃんは、

 

後ろに立っている私を見つけました。

 

すると、

 

弾ける様な笑顔で、

 

目を輝かせるように、

 

大きく手を振りました。

 

私も手を振ると、

 

満面の笑みで手を振りかえします。

 

あれ?

 

全然坊主より反応がよいぞ・・・。

 

ブロウちゃんは、

 

私がそこに立って居る間、

 

何度も何度も、

 

私に手を振り続けました。

 

これは・・・。

 

まさか・・・。

 

娘は競技の始まる前、

 

終わった後、

 

変わらず、

 

キョロキョロと誰かを探して、

 

私を見つけると嬉しそうに笑っていました。

 

 

私は胸が痛みました。

 

ああ、

 

俺はなんと、

 

バカだったのだろう・・・

 

私は理解しました。

 

そして、

 

ブロウちゃんの本音を知る事が出来ました。

 

聞いた話はこうです。

 

 

本当はお父さんに、

 

いつだって来て欲しかった。

 

けれど、

 

お父さんは人が多い場所が苦手な事を知ってる。

 

だから、

 

そんな、お父さんには、

 

「来てほしい」とは言えなかった。

 

だから、

 

お父さんを困らせないように、

 

平気な顔をして、

 

「どっちでもいい」

 

と答えていたそうです。

 

 

・・・

 

本当に胸が痛みました。

 

だから、私が来た時、

 

あんなに嬉しそうにしていたんだ。

 

ずっと探してたんだな。

 

ごめんよ。

 

どうか許して。

 

 

俺の痛みなんてもの、

 

本当はどうでも良かったのに。

 

「おとうさんのばか!」

 

と怒ってくれたらそれで良かったのに。

 

チビのくせして、

 

自分の痛みより、

 

大人の痛みを守ろうとするなんて悲しい事を。

 

ごめんな、正真正銘のバカで。

 

手を振る君の笑顔を忘れないから。