わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

天河神社奥宮 弥山の旅(1)

「出発」しんちゃん編

f:id:sintamsc:20190625213406j:image

 「行者還 弥山登山コース入口」byS

 

前回の物語↓

sintamsc.hatenablog.com

 

新川合トンネルを出て、

 

天川村に入った頃には、

 

もう朝の光が辺りをすっかり照らしていた。

 

車から吹き込む風はまだひんやりと冷たかった。

 

天川村、唯一の信号がある川合を、

 

右手に行けば天河神社だが、

 

今回は弥山に向かうため、

 

左手に進路をとり、みたらい渓谷方面を目指した。

 

令和元年 5月。

 

私とトリニティはようやく念願の弥山への旅がスタートした。

 

 

私達の人生の流れを変えた、

 

「天河神社」

 

その奥宮にようやくご挨拶に伺える。

 

実は去年の10月に私とトリニティは、

 

弥山を目指したが、台風の影響の為、

 

みたらい渓谷の先が通行止めになっていた。

 

他の登山ルートも検討したが、私の気持ちが乗らず、

 

弥山の登山を断念をした経緯がある。

(※弥山登山未遂事件)

 

その代り偶然看板が目に入った、

 

玉置神社に行く事になったのだが・・・・

 

 

とにかく、

 

今回こそは!

 

という想いで私達は出発した。

 

 

弥山 (奈良県) - Wikipedia

弥山(みせん)は、奈良県吉野郡天川村にある大峰山脈の山。標高1895m。

 

その天河神社の奥宮は、

 

弥山の山頂にあり、「弥山神社」と呼ばれる。

 

1895mの山頂にあるので、

 

登山の経験もない素人の私達には、

 

それなりの覚悟が必要だった。

 

私は全く登山経験がない訳ではないが、

 

持久力が必要な登山に苦手意識を持っていた。

 

特に、トリニティに関しては、

 

人生初の登山!!

 

おいおい大丈夫か(笑)

 

 

今回、登山の情報元は、

 

天川村の民宿のご主人さん。

 

弥山には100回(多分)程、

 

登山をされている経験者。

 

話によると、

 

当時5歳くらいお孫さんと一緒に、

 

弥山に登ったという話を伺った。

 

小学生でも充分行けると!!

 

なーんだ!

 

それなら楽勝だろう!

 

という情報が、

 

私達の脳内にインプットされていた。

 

そんな情報があったため、

 

トリニティの熱烈ファンである

 

私の長女ブロウちゃん(小学生)も、

 

一緒に登山に連れて行く計画も検討された。

 

が!

 

いや!待て!

 

私達が行った事もない登山に連れて行くのは、

 

あまりに無責任過ぎると思い直し、

 

私達が余裕を持って登れたら、

 

一緒に連れて行こうという事になった。

(ブロウちゃんは非常に悔しがっていました・・・)

 

今回ある程度の登山の情報収集は、

 

お互い相手がしているだろうと

 

他人任せにしていた結果、

 

「片道3時間~4時間程度」という

 

お互い最低限の情報のみ入手していた・・・

 

おーい!

 

真剣にやれい(笑)

 

という事で、

 

トリニティに直近の弥山登山経験者から、

 

食料、水分、などの情報収集をしてもらった。

 

しかし、実際、

 

片道3時間~4時間という事が、

 

どの程度大変なのか正直想像もつかなかった。

  

私は前回の※弥山登山未遂事件を

 

無駄にしたくなかったため、

 

毎日のスクワットを

 

100回にグレードアップ!

 

して、今回の登山に備えていたのだ。

 

まあ、

 

私に関しては、

 

登山は楽勝だろう

 

と密かに思っていたのだ。

 

登山よりも私の最大懸念事項は

 

登山口のある行者還トンネルまでの、

 

「それはそれは狭い」

 

と噂される道を運転する事であった。

 

 私は運転が苦手なのだ・・・

 

 

みたらい渓谷を通る際、

 

それは美しい渓谷が目に入った。

 

 

私の意識はそれどころではなく、

 

明らかに車1台しか通れそうにない、

 

道を運転する事に意識を研ぎ澄ましていた。

 

頼む!対向車よ来ないでくれ!

 

私は祈る様な気持ちで、

 

ガチガチに緊張しながら運転をしていた。

 

2台の対向車とすれ違ったが、

 

幸いにも2台が通れるスペースがあったため、

 

幅を確認しながら無事すれ違う事が出来た。

 

いつも不思議に思うが、

 

初めての行き道は何故、

 

あれほど長く感じる

 

のだろうか?

 

脳に情報がない時は、

(未知を経験する際は)

 

多くの感覚を味わうため、

 

時間がゆっくり流れるように感じるのだろうか?

 

帰りは驚く程、早く到着する感じがある。

 

毎回不思議に思う事だ。

 

そういえばこんな概念があったよな。

 

カイロスとクロノスの時間の整合性のバランスが崩れてきまして……。これは変容? それとも崩壊? そしていよいよ見えてきた2009年のウェブボットの「新しい戦争」の行方 - In Deep

ギリシャにあった偉大な時間の概念
古代ギリシャには「ふたつの時間の観念」がありました。

クロノス時間とカイロス時間というふたつです。

クロノスは、現在でも使われている時計などで表すことのできる「いわゆる時間」の観念で、カイロスは、一般的な時間とはちがう「主体的な時間」を指します。

ということは、実際には「カイロス時間」には物理的な定義がないですので、「時間は存在しない」という意味にもなります。そういう観念を持っていたということは、古代ギリシャの人たちはきわめて精神的な存在でもあったといえます。

その中で、「物理的な文明発展」も進む中では、主体的な時間だけでは不都合で、それで、現在の「時間」となるクロノス時間というものが発明されたのかもしれません。

 

当然今回も、

 

登山口までの道のりは40分前後だったが、

 

私には途方もなく長く感じた・・・・

 

道が広いって、

 

2車線の道があるって、

 

そんな当たり前だと思っていた事を、

 

どんなに素晴らしい事だろう!

 

と私は心底ありがたい気持ちを味わう事が出来た。

 

 

そして、

 

ようやく、

 

駐車場が見えた!!

 

着いた―!!

 

まーじー

 

つーかーれーたぁー

 

駐車場に到着した際、

 

私の精神的パワーの

 

約8割を登山口までの運転で、

 

使い果たしていた。

 

さあ、

 

あと2割の精神的パワーで登山だ!

 

はは・・・

 

ははは・・・

 

いつもここからが勝負さ・・・

 

つづく

 

 

 前回の物語を読む方は↓

第2章 ちょっぴり早いプロローグ(5) 結 - わたしからあなたへ

 

物語の続きを読む方は↓

天河神社奥宮 弥山の旅(2) - わたしからあなたへ

 

「トリニティからあなたへ」

 

はじまりました。弥山の旅物語。

 

今日の執筆担当はしんちゃん。

 

ほぼひと月前の旅となりますので、

 

しんちゃんは慎重に当時の様子を

 

わたしに確認しながら今まさに執筆中です。

 

このひと月が、早かったのか遅かったのかは、

 

とても妙な感じでどっちかわからないのですが、

 

弥山を降りてきた直後に突然の流れで書いた

 

トリニティ物語も、今やわたしの中では、

 

もぅとても昔のことのように感じています。

 

そんな弥山の旅物語については、

 

明日以降も随時お披露目をいたしますゆえ、

 

ここではこれまで、といたしましょう。。。


さて。

 

しんちゃんからは、

 

「なんか軽いの書いて」とのオーダーですので、

 

いま一生懸命相応しいネタを探しています(笑)

 

軽いの‥‥軽いの‥‥

 

かいぃーの‥‥かいぃーの‥‥間寛平さん‥

 

カステラ‥‥カステラ‥‥軽いオヤツ‥

 

(そう言えばチョット前、しんちゃんが突然


    ♪カステラいちばん、電話は2番〜♪


   て、歌い出した事あったなぁ。。。)

 

 


軽いて、イイですよね。

 

若い頃は軽いてなんか、

 

あまり良い意味では使ってなかった感じで、

 

また、なんでも重いものの方をヨシとしていた節が

 

あったように思います。

 

食べ物も本も、思想も人も(笑)

(わたしだけかしら?)

 

でも、いまは、

 

軽いの、ヨカねーー、と思えます。

 

食べ物も本も、こころも存在も。


身も心も軽くなれると、

 

きっと目に映る景色も軽やかなるものとなり、


世界や他者にも、

 

軽い心持ちで向けるのだろうな〜、と思います。

 

さて、自分はどうだろう。

 

「これでもずいぶんと軽くなれたよね、

 

   わたしも〜」

 

と一瞬思えましたが、

 

これはもしかしたら、

 

「単に図太くなっただけかもしれん‥」

 

と、審議が必要かもしれません(笑)