わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

天河神社奥宮 弥山の旅(4)

「あたしも心配」トリニティ編

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 「おうえん」byT

 

前回の物語↓

sintamsc.hatenablog.com

 

そんなこんなで、駐車場に到着です。


しんちゃんは、

 

「はぁーーーーっ!!」

 

と、いう、魂からの脱力のため息をひとつ

 

大きくついたのち、


すかさず、

 

パシャり パシャり、と

 

まわりの景色を携帯に収めておりました。

 

と、思いきや、やおら

 

しんちゃん

「行ってくるわっ!!」

 

と、建物の方へ。

 

トリニティ

『あぁ‥‥オシッ◯ね‥。

 

 どうぞ、存分に。。ここが最後よ、

 

 オシッ◯シタイマン。。。

 

 あぁ、何が、って、

 

 今回の旅、

 

 わたしは、あなたの、オシッ◯事情が

 

 一番心配なのよ‥‥。

 

 あなたの膀胱は、

 

 頂上までもってくれるのかしら‥』

 

しんちゃんの後ろ姿を見送りながら

 

ふっ‥‥とわたしが遠い目になりかけた時

 

建物に消えたはずのしんちゃんが、

 

すぐさま走り出て来ました。

 

「どしたん??トイレなかった??」

 

戻って来ても、返事もせずに、リュックをゴソゴソ。

 

まー、こーですよ。

 

だいたい、こーですよ。

 

無言ですよ。無視ですよ。

 

そして再び建物へ走り出すしんちゃん。

 

わたしは黙々と、トランクを開けて

 

早朝出発前に買い込んだ食料品や

 

前日、大神神社にて汲んで来たお水を

 

リュックに詰めるべく整理をしていました。


そこへ

 

しんちゃん

「ハーーー!

 

 どれ?どれが詰める荷物??」

 

戻って来たしんちゃん。

 

トイレのことには一切触れず。

 

わたしも慣れたもの。問わず。

 

トリニティ

「コレ、と、コレ。

 

 お水は一本ずつ持とう。(2リットルサイズ)」

 

しんちゃん

「水、いらねーだろ。

 

 こんなに。」


   ‼️

 

   ‼️

 

トリニティ

『はぁ? はぁ??

 

 水、いらねぇー??

 

 はぁ?!』

 

昨日、本ブログにて、

 

わたしの命名によるご自身の新たな呼び名を

 

ご披露されたしんちゃん。

 

そう、彼は、まごうことなき

 

オシッ◯シタイマン。

 

これでもか!!と、トイレを欲する

 

オシッ◯シタイマン!

 

彼が頻尿なのは、なぜか?!

 

なぜかっ?!

 

それは、アンタ!

 

めちゃくちゃ水分摂るから!

 

でしょーー!!

 

アンタァ、

 

オシッ◯シタイマンのまえに

 

スイブンメチャトリマンなんやろがぁーぃ!

 

その、テメーェが、

 

ぬぁーーにを

 

「水、そんなにいらねーだろ」、て

 

ぬかしとるんじゃーーーい!!!

 

『お山では、途中で水買えるとこなんか、

 

 あらしまへんのやで!!

 

 それをアンタ、スイブンメチャトリマンの

 

 あなたが、

 

  ガブガブガブガブ、

 

 ガブガブガブガブ

 

 飲みたいだけ飲んだら、

 

 ワシの分、のうなってしまうん、

 

 目に見えとりますやん!!』

 

〜〜〜もちろん、これらは、心の内での叫び。

 

そんなこたぁ、口に出しては言えませぇん。

 

あくまで、ライトタッチに尋ねてみます。

 

 

トリニティ

「え?でも、あれよ?3時間半よ?片道。

 

 日が上がって来たら、ゴクゴクよ?

 

 2人よ?足りる?減らしてしまって」

 

しかし、敵もさる者、

 

 

しんちゃん

「イケルだろ?

 

 こーゆ事は俺ちゃんと分かんだよ。

 

 本能的に!

 

 じゃあ、2リットル一本と。

 

 これ、ここに移してこう」

 

と、500mlの空のペットボトル2本に

 

お水を分入れたものをリュックに

 

つめはりました。

 (文句は言えない、水全部持ってくれてありがとう)

 

つまる所、計3リットルのお水が、わたし達の

 

片道での命綱、とゆーことに

 

あいなりました。


『絶対、足りひんわ‥』

 

そう思いながらも、まぁ、いっかー、

 

と、わたしも切り替え、

 

トリニティ

「チョット待っててー、

 

 トイレ行ってくるー」

 

 

しんちゃん

「あ、オレも行くわ」

 

‼️

 

‼️

 

あなた、、

 

つい、つい、さっき、

 

行きましたよね???

 

まぁ、驚きゃしませんよ。

 

驚きゃしませんけどね。

 

さぁ、トイレ‥‥

 

ハッ!!

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これか・・・。

 

トイレ100円。

 

この人はさっき、

 

お金を取りに戻って来たのか‥‥。

 

フ。。。オシッ◯シタイマン、

 

オシッ◯に課金。。。

 

ご愁傷様よ‥。


とか、実はトリニティ、

 

しんちゃんの課金を心配している場合ではなく、、、

 

実はさっきから、身体がへんだ。

 

そうか、わたし、昨夜1時間半しか眠れていない。

 

宿の空調が安定せず、

 

暑いやら、寒いやら、わからない妙な室温のせいで

 

3時過ぎまで寝付けなかったんだ。

 

ここまで、車の道に緊張していたから

 

忘れてた。

 

疲れと、しんどさが、突然わたしの身体を

 

宇宙から地球に帰還して来た宇宙飛行士並みに

 

重くした。

 

「ヤバイ‥ここから登山だよ‥

 

 眠れなくて夜中に飲んだういろうの味(※)が

 

 上がってくる‥‥大丈夫かな、わたし、

 

 もつかな、身体‥。」

 

※ういろうとは

懐中携帯必須の万能薬。
あらゆる身体の不具合を整えてくれる絶大重宝なマイアイテム。しんちゃんがアタマイデカイマンに変貌しながらも調達した希少アイテム。

スーパーアタマデカイマン3 - わたしからあなたへ

 

でも、トリニティは気合の人間。

 

「大丈夫。

 

 気力が身体を引っ張って行くわ!」

 

 

そう心を鼓舞し、

 

登山届を颯爽と記入!!

 

時間は7:26。

 

さあ、入山だ。

 

最初の段を昇って行くと、

 

緑の平地が広がった。

 

右側には川のせせらぎ。

 

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鳥の声。

 

さわやかな朝の風と空気。

 

「わぁ、、、山、だぁ・・・。」


わくわく、わくわく、わくわく。。


るんるん、るんるん、るんるん。。


なのに


どくどく、どくどく、どくどく。。(心臓)


あれ?


ハァハァ、ハァハァ、ハァハァ、(呼吸)


あれぇー?


なんか、へんだ。

 

耳も、聴こえにくく、なって来た。


前を向くと、

 

しんちゃんは、さくさくさくさく

 

進んでいた。

 

その背中は、いたって軽やかだった。

 

 

 つづく。

 

 

前回の物語を読む方は↓

天河神社奥宮 弥山の旅(3) - わたしからあなたへ

 

物語の続きを読む方は↓

天河神社奥宮 弥山の旅(5) - わたしからあなたへ

 

 「あなたへ」

 

 一週間終わったあー!

 

まーじ―で、

 

激務だったあー!!

 

ほぼ不動明王の表情で、

 

 

来るわ

 

来るわ

 

のあらゆる問題!!

 

をぶった切りながら!

 

なんとか、やり終えました・・・

 

ふー

 

まじ頑張った・・・

 

なオイラ。

 

あなたも一週間お疲れ様。 

 

よく頑張りました。