「あなたへ」
※ 「釣りを愛してやまない父から~西伊豆の風景」 by sige
第一部まで書き終えました。
想像以上に、仕事に近い感覚で書いています。
物語を書き終えたら、筆をおき、またいつもの日常に戻ろうと今は思っています。
ただ、最近、私の心に「あるイメージ」が頻繁によぎりますの、どうなるかは分かりません(笑)
結構、そんなイメージ通りの人生になってきたので・・。
沢山のご感想を頂いてます。
私の「文章が優しく、癒される」という言葉を多く頂きます。
不思議です、初めて知りました。そうなんですか?
そして、感動して下さる方もいるようです。
ただ何度も言いますが、私自身は「いい人」ではなく、完全に「わるい人」の部類であり、「正しい」か「間違っている」なら「完全に間違っている」範疇の人間です。
私は飾ることなく正直に自分の心のうちを見つめていますので、それは事実です。
それをお忘れなく。
私は、他者を癒すために書いてるのではなく、自分自身のために書いていますので、
お読みになった方が、どんな気持ちになるのかを知るのが怖くもありました。
文章を読んで、苦しくなるのであれば、読むべきではありません。
世界には素晴らしい物語が沢山あるのですから。
ただ根拠はありませんが、癒しを与え得る可能性がある事もどこかで確信しています。
同じ痛みを抱えた人が出会った時に、
心をお互いに開いているならば
それはもう、ただの「他人」ではなく「同志」になります。
私自身が、悲しみの淵に居た時
同じ傷を持っている方の眼差しに出会い、とても癒されたからです。
物語を書くときは、命かけてますので非常にパワーを使います。
そして、書いてる時に、恥ずかしながら時々泣きます。
私は言葉は、考えなくても溢れ出るタイプなので苦労しませんが、言葉の表現をフィットさせる事や、余計な言葉を削いでく作業に苦心します。
この物語を書くにあたっての資料が実はあるのです。
阿部敏郎さんが書く、「しんちゃんとなっちゃんの不思議な物語」に情報提供をするために、私がどんな状況でどんな心だったのかを記録しておいたのです。
また、なっちゃんのご家族からも、その都度、確認や補足などの情報提供を頂いています。
そして第一部面談の場面は、職務の立場上、本人と私がどんな言葉のやりとりをしたのかを克明に記録しているのです。
その面談記録を見直すことで
本人の主訴を適切に捉えていたか?
もっと適切な伝えかたはなかったか?
などを見直し検証していくのです。
次をより良くするために。
私はその記録を書き始めたのが、まだなっちゃんとの別れが間もない時期でしたので、
その作業はまるで
自身の心臓を、自分の手でわしづかみにして
えぐり出している様でした。そのあまりの痛みと悲しさの中で呻きながら作業をした事を今でもはっきり覚えています。
人生で一番辛い仕事でした。
「反応」を示してくれた仲間よ、本当にありがとう。
恥ずかしい真似をして良かったよ。
結構心配する声もあがっててね。
心配より信頼がほしい。
温かい言葉をありがとう。
元気が出たよ、もう少し頑張れそう。
そして、また会おう。
今日は、奥山 方広寺で接心。
心置きなく座禅を組める。
師匠や、奥様の愛ちゃん、仲間に会えて嬉しい。
こっさん、ブログを読んでくれていてありがとう、ハグしてくれて幸せでした!
ブログでいっぱいの脳みそを洗濯します。