『ウィリアム・ブレイク』
存在 by m
『あなたへ』
今日は、私がとても大好きな詩をご紹介したいと思います。
この詩に出会ったのは20代半ばの頃です。
何かの本を読んでいた時に、この詩が載っていました。
作者のウイリアム・ブレイクについては、私は全くの無知ですが、この詩は私の心を強く惹きつけました。
私は、この「詩」に出会った時に
『ああ、私はこの世界観を感じるために生まれて来た。』
と思ったものです。
様々な日本語訳がありますが、私はこの訳が好きです。
では、ご紹介します。
ウィリアム・ブレイク。
『無垢の予兆』
一粒の砂に世界を感じ
一輪の花に天界を見る
掌中に無限をおさめ
一刻に永遠を掴む
如何でした?何か感じるものはありましたか?
大切なのは物事の大小ではない、時間でもない。
どんな存在にも、実はすべてが備わっている事を気づかせてくれる詩です。
一粒の砂に宇宙が。
1秒という時間に永遠が。
私はこの詩に出会った時に、直感的に真実を伝えていると思いました。
※ウィリアム ブレイクについて。
イギリスのロマンティシズムを代表する詩人。
画家でもあったため挿絵つきの詩は、ブレイクの世界観を表す。
世界観は禅的であり、禅の大家、鈴木大拙も著書『禅』の中で引用している。
この説明を読んで、禅にも繋がってるという事に、ご縁を感じます。
物事の本質は、国を超えて、宗教を超えるものでしょう。
不思議ですよね。
私の中の『何が』この詩に惹かれたのでしょうか?
性格?記憶?魂?
そして、この詩にある本質を体験するために、私は禅に取り組んでるのだと思います。
ちなみに今書いてる現在は、12月23日の23時過ぎです。静岡県浜松にある祥光寺に「参禅」に来ております。
外で夜座をした時、星が輝き美しかった事。
また座禅を共にする年上の大先輩からも貴重なお話しを聞けました。
さあ、今日はクリスマスイブですね。
私は帰ったら家族と子供達が作ったケーキを食べて、ゆっくり過ごします。
皆さん、それぞれの楽しみ方でお過ごしください。
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