『流れの始まり』
『始まり』byS
相談室に入るとなっちゃんが笑って待っていた。
私はあまりの驚きでしばらく声が出なかった。
『え? なっちゃん!?どうしてここにいるの?』
なっちゃんは笑いながら言った。
『そんなに驚かないで下さいよ。
これはちゃんと話合いをして、
こういう流れにするからって、
お互い役割を決めたじゃないですか?
まさか本当に忘れちゃったんですか?』
私
『忘れたよ!なんだ!!
全部演技だったのか??
あー本当にびっくりしたよ。
本当にこっちはどれだけ
苦しくて辛かったか。
まあいいや。そんな事は。
良かった!なんだ本当に良かった。じゃあ元気なのか?』
なっちゃん
『ちゃんと元気ですよ。私の方が心配してましたよ。』
私
『なんだ、良かった。ほんとに良かった・・』
目が覚めた。
・・・・・夢。
夢か。
何だ夢かよ。
本人と本当に話している様だった。
あんなに話が出来たのに・・・。
俺の願望が夢になっただけか・・・ちくしょう。
本当だったら良かったのに・・・・。
空には大きな白い雲
強烈な日差し。
蝉の鳴き声が聞こえる。
2017年の夏を迎えていた。
『今日の空は気持ちいいなー!そっちはどう?』
私は空を見る度、なっちゃんに話しかける事が習慣になっていた。
仕事は忙しく、毎日追われるように過ぎて行った。
また私生活ではこの地で住み続けるという大きな決断をしたため、
それにまつわる諸々の手続きのため休日も忙殺された。
しかし素晴らしいご縁にも恵まれた年でもあった。
来月はあの日から1年になる。
9月だ。
なっちゃんの1周忌の法要が9月にあるに違いない。
私は去年の49日の法要以降は、ご家族と連絡とっていなかった。
それは、相変わらず自分の中の罪悪感を拭う事が出来ないからだ。
1年になる節目として、9月に何か気持ちを新たにしたい。
そんな想いを持っていた時に、
2017年8月11日阿部敏郎さんの『かんながら※』というブログに
向令孝和尚が開催する『いまここ道場 接心』の案内があるのを見つけた。
接心とは禅マスターのもとで坐禅を集中的に取り組む事だ。
私は30代に入ってから、実践的な『禅』に興味を持ち独学で実践していた。
2013年の暮れ頃に、
向令孝和尚が静岡県浜松市方広寺で開催する
『いまここ道場 接心』を見つけ参加をした。
参加を機に、向令孝和尚という人物に惚れてしまった私は、
弟子入りをお願いしていた。
何?2017年9月8日~10日に開催?
心を切り替えるのに、またとない機会だ。
これはなんていいタイミングだ!!
しかも今回の接心は 阿部敏郎さんも全日参加予定?
そうであれば、
阿部さんに天河神社の霊夢の話をすれば何か展開があるかも知れない!!
このタイミングの良さ。
この人の巡り会わせ。
いつもの俺の人生を動かす流れに違いない。
心は何かを予感し、私の心は躍った。
『これは行くしかない』
つづく
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宇宙は世界に調和を呼びかけている③ (天河までの流れ⑤部完) - わたしからあなたへ
『あなたへ』
さあ、物語は2017年になりました。
これからの物語の中心となる2名の人物。
『向令孝和尚』と『阿部敏郎』さんとの
出会いや関係性を物語の背景として明日より書きたいと思います。
私の仲間からよく
『阿部さんってどんな人?』
『なんかスピリチャルの人なんでしょ?大丈夫?』
など心配(笑)する声も実はありました。
『そりゃ俺より大丈夫なのはたしか(笑)!!』
人は肩書がないと安心しないんだな・・・。
私には
目的が『真実のためか?』か『自己の装飾のためか?』なのか
見極める嗅覚はあると思います。
また私の視点でお伝えしたいと思います。
今日も良い日をお過ごしください!!
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