わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

おわりのはじまり④(天河までの流れ⑧)

 『第1日目④』~よく分からぬ世界

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  「柿坂 神酒之祐 宮司」by 為定 聖介・未織 

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禊殿の空は銀色で、

 

静かな雨がシトシトと相変わらず降っていた。

 

この社の後ろに控えている山が高倉山。

 

この高倉山に国常立尊(地球の神様)

が鎮座しているという事だ。

 

2011年9月の水害で天川が浸水し、

 

濡れた古文書を日干しした時に、

 

高倉山に国常立尊が

鎮座している事が分かったそうだ。

 

つまりこの山自体が、

 

ご神体であり神の依り代という事だ。

 

私は改めて高倉山を眺めた。

 

しかし、

私には、ただの山にしか見えない・・・。

 

柿坂神酒之佑宮司は体を左右に揺らしながら、

 

ゆっくり境内に入ってきた。

 

 第1回目の禊殿の神事が始まろうとしていた。

 

阿部さんとヒロトさんは、

 

演奏の準備をして配置に着いた。

 

私は二人の服などを預かり控えた。

 

気温がかなり低いので、

 

手がかじかみ、演奏に影響する事が懸念された。

 

私は温めておいたホッカイロを2人に渡した。

 

柿坂宮司からのご挨拶。

 

『阿部敏郎様、また出会いの喜びを頂きます皆様。

 

誠にありがとうございます。

 

このような、おまつり事は

 

おそらく開闢(かいびゃく)以来。』

 

高倉山の歴史。

 

日本列島の話。

 

 禊殿の歴史。

 

郎々と語られた。

 

『今日は阿部敏郎様をはじめ、

 

また皆様方の真心と合一をされ、

 

皆様共に今瞬間生きている喜び。

 

おそらく無意識の中に。

 

ハートの中に刻まれて、

 

お越し頂いたものだと思います。

 

今日はそうしたおまつり事をここに、

 

にぎにぎしく厳粛に執り行わせて頂きます事は、

 

これも目に見ない神様のご招待であろうかと思います。

 

私達は唯ここで、

庭を掃いたり掃除をさせて頂いたり、

 

神様のお手伝いをさせて頂いている

唯の人でございますけれど、

 

でも皆様方の心の中の清らかな、

また明るく素直で正しい心に感謝を捧げつつ、

 

皆様のお心を神様に

伝え申し上げたいと思います。

 

本当にありがとうございました。』 

 

気がつけば、雨は止んでいた。

 

雨上がりの澄んだ空気の中、

 

宮司は深く頭を下げ、神殿の正面に立った。

 

『ピーッ』

耳をつんざくような高音の笛の音と共に

 

『オー』

という地響きの様な腹の底から出される声が、

 

辺りにこだました。

 

そして、

祝詞が奏上された。

『かけまくもかしこき いざなぎのおおかみ つくしのひむかのたちはなのおどのあはぎはらに みそぎはらえへたまいしときになりませるはらえどのおおかみたち もろもろのまがごと つみ けがれあらむをばはらえたまい きよめたまへともうすことを きこしめせとかしこみかしこみももうす』

 

この独特な抑揚。

 

何を言ってるのかさっぱり意味不明だ。

 

 正直に言おう。

 

「〇〇のおおかみ」という言葉が聞こえた時、

 

私は何で『狼(オオカミ)』が

 

沢山出てくるんだろうか?

 

と足りない頭で思っていたのだ。

   

       つづく

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『あなたへ』

 

え?

 

俺だけ?

 

『オオカミ』って。

 

無知過ぎる?

 

俺、大丈夫?

 

え?

 

あなたも?

 

よく分からないって?

 

なんだ、あなたも知ってるかと思ったよ。

 

さあ、今日も良い日でありますように。

 

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