わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

おわりのはじまり⑭(天河までの流れ⑧)

『むすんで、ひらいて』

 

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 初女さんのおむすびを握るみつろうさん」by 為定 聖介・未織 

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民宿 今西の布団の上で、

 

私は天井をみつめた。

 

家族もスタッフもスヤスヤ寝ている。

 

やばい・・・。

 

全く眠れん。

 

明日も朝から禊殿に機材を設置しないと・・・。

 

何故だ?

 

疲れ果てているのに。

 

私は寝るのをあきらめて、

 

布団の上で坐禅を組んだ。

 

1時間・・経過・・・足痛い。

 

じゃあ瞑想だ。

1時間・・・もういい・・飽きた。

 

全然眠気が来ない!

 

普段なら30分座れば、

 

すこーんと眠気が来るのに・・・。

 

私はそんなかんで、全く一睡も出来ず

 

19日最終日の朝を迎えた。

 

しかたねーこのままやるしかない!!

 

民宿今西の宿では、

 

朝から天河神事のスタッフはすでに忙しそうに、

 

何やら準備を始めていた。

 

どうやら『おむすび』を握っているようだ。

 

私達、

スタッフが宿泊している宿は、

 

食事の提供がなかったので、

 

自分達で作っていたのだ。

 

 しかも、ただの『おむすび』ではなく、

 

『佐藤初女さんのおむすび』という事だ。

 

 

そのおむすびは、

作る行為が祈り」の表現

食べる人への思いやり、

作物への感謝も含めて、

全ての工程にが込められているそうだ。

 

おむすびを結ぶというのは自然や神、

先祖や私たち、友人、

想いなど全てを結ぶという事に繋がっている。

 

佐藤初女 - Wikipedia

 佐藤 初女(さとう はつめ、1921年10月3日 - 2016年2月1日[1])は、日本の福祉活動家、教育者。1992年より青森県岩木山山麓に「森のイスキア」と称する悩みや問題を抱え込んだ人たちを受け入れ、痛みを分かち合う癒しの場を主宰。それ以前は弘前市内で自宅を開放して同様の活動をしており、こちらは「弘前イスキア」と呼ばれていた。素朴な素材の味をそのままに頂く食の見直しにより、からだから心の問題も改善していくことができると訴えた。

 

さとうみつろうさんご家族も、

 

おむすび作りに参加をされていた。

 

私の娘と、

みつろうさんの娘さんも年が近い事もあり、

 

楽しそうに一緒におむすびを握っていた。

 

今回の天河特別神事のスタッフは、

 

みつろうさんの呼びかけで

熊本支援をしたメンバーが揃っており、

 

普段から

自然栽培の田植えや稲刈りをしている人。

農業支援をしている人。

熊本支援に現地まで赴いた人。

物資を集めた人。

レシピを考えた人。

 

と様々な関わり方をされていた方が揃っていた。

 

そして、今回の神事のスタッフは、

 

おむすびを結ぶことも神事の一つ

として捉えていたそうだ。

  

その『おむすび』をみんなで

 

作る雰囲気はとても温かいものだった。

 

私の子供達は天河特別神事のスタッフに、

 

かなり遊んで頂き、

 

おかげさまでご機嫌で過ごす事が出来ていた。

 

その事を心より感謝したい。 

ありがとう。

 

さて、

私は愛のこもったおむすびを頂き、

 

前日からみつろうさから頼まれていた、

 

奉納演奏の機材の設置のため禊殿に向かった。

 

禊殿には人がいないため、

 

とても静謐な雰囲気があった。

 

雨がシトシトと降っていた。

 

私・タッキー・音響担当の方、

ヒロトさん・みつろうさん、

お手伝いを買って出てくれた参列者の男性。

 

男達は禊殿の境内に集まり、

音響の機材などを黙々と設置し、

 

1時間もかからないうちに設置を終えた。

 

天川の空は私が見た事がない程、

 

沢山の表情を見せた。

 

雨がシトシトと降っているかと思うと、

 

太陽が顔を出したり、

 

雨が突然降り出したり、

 

しまいには

雹(ひょう)が突然降り出したり、

 

また晴れたり。

 

なんという空だ。

 

こんな短時間で天気がコロコロと変わる、

 

不思議な空は初めてだ。

 

まるで天から神様が

 

禊殿の空の上で

お祭りしている様に思えてしまう。

 

神事開始の11時まで

もうしばらく時間があったので、

 

私は禊殿を1年ぶりに散策した。

 

歩きながら、

『1年ぶりに来ましたよ。

 

  本当に呼んでくれましたね』

 

など心の中で話しながら、

 

1年前の様に禊殿の場から

 

『癒しのパワー』をもらおうとした。

 

ん!?

 

あれ!?

 

何も感じない・・・。

  

パワースポットとかほとんど分からない、

 

鈍感な俺でも感じた程の癒しのエネルギー。

 

正直。

 

全然感じない・・・。

 

おかしい、

確実にエネルギーを感じたはずなのに。

 

れ!?

 

気のせいだった??

 

おかしいな、さっぱり分からない。

 

なんと、まあ。

 

神事をしているのだから、

 

一番エネルギーを感じても良さそうなものだが。

 

まあ、仕方ない。

 

また、雨がシトシト降り始めた。

 

私は神事開の時間まで小屋のベンチで

雨宿りをして、

https://www.instagram.com/p/BcRzF6mgVA9/

 

この不思議な空を一人でボンヤリ見つめていた。

 

この神事で最後だ。

しかし

不思議な縁で呼ばれたものだ。

 

この神事を手伝わせるために、

 

きっと天河神社は私を呼んだのだ。

 

私はそう想うようにしている。

 

この最後の神事が無事終われば、

 

私のお役目も終わる事だろう。

 

私は1年前に傷ついた私の心を確かに癒した、

 

禊殿を感慨深く見つめていた。

 

すると、付近に停めてあった、

 

音響の機材を載せた大型の車の窓が開いた。

 

『おーい。こっち来いや!。

 

   雨降ってるやろ。車の中に入って来いや』

 

と私を呼ぶ声が聞こえた。

 

              つづく 

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おわりのはじまり⑮(天河までの流れ⑧) - わたしからあなたへ

 

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 『あなたへ』

 

さあ。

 

新年度です。

 

新生の時です。

 

生きていると、まあいろんな事がある。

 

思うようにいきません。

 

でも、まあいいか。

 

こうして『あなた』とも会えたから。

 

沢山笑って、これからも泣くでしょう。

 

生きている間。

 

沢山、一緒に遊ぼう。

 

この世界で。

 

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