わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

わんち物語(4)

 「希望を照らす神の光」

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「入渓前 仙人になる為のメディテーション」

 

僕は奥吉野の山岳の渓流に、

 

生息するアマゴだけを追い求める、

 

釣り師でもあります。

 

エメラルドグリーンの蒸留水の様な渓流で、

 

釣り上げたばかりのアマゴの美しさには

 

言葉で言い表せない魅力、いや魔力を感じ、

 

30年以上魅了され続けています。

 

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「魔力を感じるアマゴの美しさ」

 

そして、

 

アマゴは食しても絶品の美味しさを誇る。

 

そんな、

 

釣り師の僕が体験した不思議な物語をご紹介しよう。

 

釣り師の朝は早い。

 

深夜AM2時に家を出て、

 

愛車のランドクルーザーで林道の終点まで走る。

 

30年間乗り続けているランドクルーザーは、

 

まるで、

 

トランスフォーマーの金属生命体の様に、

 

意志を感じる程の相棒だ。

  

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「30年来の相棒」

 

僕は友人と共に、

 

天河の源流「神童子谷」を目指し、

 

奥深い谷に入った。

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「奥吉野の霊峰」

 

奥深い山に人間が入っていくという事は、

 

非常に怖いものだ。

 

圧倒的な自然が支配する、

 

深い深い山の中に人が踏み込んだ時、

 

人間の、か弱さを実感する。

 

 さて具体的に何が怖いのか?

 

例えば、

 

鹿・猪・熊という野性動物との至近距離での遭遇。

 

そして、

 

目に見えぬ存在。

 

精霊とか、遭難者の霊。

 

その様な存在も感じる事がある。

 

しかし、

 

そんな心細い心に勇気を灯す事も出来る。

 

それは、

 

腰にナイフを差す事だ。

 

ナイフを装備して山に入っていくと、

 

刃物は魔を寄せ付けない力がある事を、

 

実感する。

 

そして、

 

不思議と恐れが消えて勇気が出るのだ。

  

僕の曽祖父は刀鍛冶を生業としていた。

 

僕にも、

 

その血が流れているため、刃物には強く惹かれる。

 

僕が愛用している自慢のナイフは、

 

カスタムナイフの神様と呼ばれた、

 

ラブレスメイドの「ダブルヌードマークナイフ」

 

ロバート・ウォルドーフ・ラブレス - Wikipedia

アバクロンビー&フィッチの顧客であったアーネスト・ヘミングウェイに高く評価され3本のナイフを最後のアフリカ旅行に持っていった(ヘミングウェイはそれらのナイフを現地の案内人や知り合った子供に与えている)ほか、ウィリアム・ホールデンは直接ラブレスの元を訪れて発注した。

 

そして、

 

相田義人の親戚いとこでもある、

 

親友の浜田由美子、由美ちゃんからプレゼントされた、

 

ラブレスの日本唯一の弟子。

 

相田義人の相田ナイフ。

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 「上:ランドール 中:ラブレス 下:相田ナイフ」

 

その自慢のナイフを腰にさして、

 

夜明け前にヘッドランプで、

 

真っ暗な闇を照らしながら、

 

谷を降りはじめます。

 

道なき道を進んで行き、

 

巨石がゴロゴロした沢をも登っていきます。

 

しばらく歩き続けると、

 

目を奪われるような、

 

美しいエメラルドグリーンの、

 

大きな淵を持つ釜滝に到着。

 

この上流で左右の支流に分かれ、

 

さらにノウナシ谷を目指します。

 

ノウナシ谷に入ると傾斜はより厳しく、

 

険しさが増してきます。

 

テントを設営し、

フライロッドを出して釣りを始めます。

 

フライフィッシングで魚を釣っては、

滝を高巻きします。

 

たか まき

沢登りで,登高困難な場所を避け山腹に道をとり,その場所の上遠回りして出ること。

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 「岩になり、川になる」

 

4時間ほど釣り上がると、

50メートルのノウナシ滝に到着。

 

さらにいくつもの滝を越えて、

源流にようやく到着します。

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「川の宝石」 

 

アマゴは非常に繊細で敏感な魚です。

 

人の気配を感じればすぐに逃げてしまう。

 

僕は釣りをする時、

 

気が付けば、

  

風になり、岩になっています。

 

完全に自分の気配を消して、

 

アマゴを無心で釣ります。

 

ふと気づくと、

 

陽が静かに落ち始めている。

 

アマゴも充分釣る事が出来た。

 

さあ、

 

深い闇に包まれる前に、

 

下山を開始ししなければならない。

 

僕と友人は、

 

今度は行きで来たルートを逆に辿り始めた。

 

辺りは、闇が濃くなってきている。

 

あれ?

 

おかしいぞ?

 

僕と友人は顔を見合わせた。

 

こんな道通っていないぞ!!

 

心臓の鼓動が早まる。

 

どうやら

 

下山の途中の原生林で、

 

帰るべきルートを間違えてしまった事に気づいた。

 

時間はすでに16時。

 

森の中の16時は驚くほど暗い。

 

こんな深い森の中で迷ってしまったら・・・。

 

もう帰る事など出来ないぞ。

 

僕はとっさに友人の顔を見つめた。

 

友人は 心細さと疲労で顔色は真っ青。

 

友人は 

『師匠・・。もうこれ以上は歩けません・・』

と力なく呟いている。

 

闇は容赦なく迫ってくる。

 

夜明け前から、

 

僕達は歩き続けているのだ。

 

体力的にも、精神的にも

 

もう限界だった。

 

目の前には、

 

沢まで30メートルはある崖っぷち。

 

今日のうちに帰るためには、

 

この崖を降りるしか選択肢はない。

 

辺りには暗い闇が、

 

音もなく迫ってきている。

 

周囲には崖を降りるために、

 

ザイル※をかける立ち木も見当たらない

※ザイル:登山用の綱。ロープ。

 

 

唯一あるのは斜面10メートル先にある立ち木。

 

この使い果たした体力と暗闇の中、

 

この急斜面を降りていくのは自殺行為だ。

 

気力を振り絞り、

降りる事を考えてはみるが、

 

崖を真っ逆さまに、

 

転落していくネガティブなイメージし湧かない。

 

ああ、もうダメだ。

 

辺りはすっかり暗闇に呑み込まれてしまった。

 

僕は思わず、

 

『助けてください・・・』

 

と呟いた瞬間。

 

突如頭上から、

 

神々しい光が炸裂。

 

光りが溢れ出した!

 

その尋常ではない、

 

きらきらとほとばしる光は、

 

僕の目の前を照らしたのだ!!

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「天川の源流」

 

それは、

常識では考えられない事であった。

 

 調光レバーを暗いから明るいへ、

 

一気に回したように、

 

目の前が突然開け、

 

神々しく辺りを照らしたのだ。

 

その時、

 

何故?こんな事が?

 

という通常の思考のステップを経ずに、

 

『神の光や!

 なんて神々しい光や!

 

と思った瞬間に、

 

 僕の心と体中に,

 

力と勇気がみなぎった!!

 

 

そして、

 

信じられない事だが、

 

僕は、

一気に10メートル先の斜面の立ち木までの降り、

 

ザイルをかける事が出来たのだ。

 

僕と友人はロープをつたいながら

 

崖を降りる事が出来た。

 

2人は沈黙を保ったまま、

 

黙々と沢を下ってテントサイトに向かって歩いた。

 

 

 僕はようやく口をひらいた。

「あの光凄かったなあ」

と言うと、 

 

友人は 、

「え?何の事でしたかね」

と返事。

 

彼は驚くべき事に、

 

あの強烈な光を見ておらず、

 

何も感じてもいなかった様だ。

 

あの光は一体・・・

 

帰宅後、

妹のリリィーにこの件を伝えると。

 

『ノウナシというのは、

   悟りの前のステージを指す言葉で、

 大峰山では、

   かつて沢山の行者が修行していた場所。

 その中で、

     何人もの行者が修行中に命を落としてるやろう。

 その中でも生き仏となったお方の霊と

    お兄さんは遭遇シンクロしたんやわ。

 そして兄さんを助けてくれたんや』

 と教えてくれた。

   

あの神々しい光り。

 

僕は山では、

 

危険な目や

 

恐ろしい目に

 

幾度となくあっていますが、

 

 

いつも不思議と何かに守られているのを感じています。

  

   つづく

 

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わんち物語(5) - わたしからあなたへ

 

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わんち物語(3) - わたしからあなたへ

 

「あなたへ」

 

あなた一体。 

 

わんちさん・・・。

 

ライト

いらないじゃん(笑)

 

わんちさん。

 

深い森に入って、

 

崖をおりて、

 

岩や、川になって、

 

本当に自然と溶けていますね。

 

それは、なんて美しい時間でしょうか?

 

お若い頃の写真も、

 

明らかに独特な雰囲気を醸し出しています。

 

提供して頂いた写真も美しい。

 

美しいものを沢山見て来たのでしょう。

 

わんちさんの眼は優しい。

 

さて、

わんちさん如何でしたか?

 

気に入ってくれると嬉しいです。

 

 

さあ、寝不足ですが、

 

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