「あなたへ」
タオルを投げる
ボクシングで、敗色濃厚で選手がこれ以上戦えないと判断して、その選手のセコンドがリング内にタオルを投げ入れ、試合の放棄を表明すること。 転じて、意欲を喪失して中途でやめるたとえ。
今週おわったー!!
週の始まりから激務。
木曜日の時点で、
まだ明日も仕事だと思い出した時、
失神KO寸前。
セコンドは不在。
誰か、
タオルを投げてくれ。
一人ぼやきながら、
ふらつく足でコーナーに帰りました。
最終ラウンドの今朝、
ささいな事で、
くわッ!!と、
不動明王の様な表情になってしまいました。
自分の感情の沸点が、
異常に低い事を確認しました。
これは・・・、いかん。
これは、
人と適切な距離感をとらなければならぬ。
私はフラつく足取りで、
最終ラウンドに向かいました。
カーン
さあ、
朝っぱらから、
提出期限が差し迫った重要な申請業務。
責任が重い・・・・。
うおー、
とやってると、
電話が鳴る、鳴る。
ピクピクっ!
普段こんなに、
鳴らないだろが!
フーハーフーハー。
明王になってはならぬ。
俺の中の菩薩よ、
出ってこーい!
落ち着け。
と、励まし頑張る。
なんとか完成し、
実力者おGさんに、
書類を確認してもらう。
おGさん
「ここの数字違うと思うぞ。」
私
「なぬ!」
ピクピクッ!
誰かタオル投げてくれ・・・。
気付くと12時!!
はっ!
13時からは訪問して打ち合わせだ。
今日は、
昼寝も出来ねーじゃねーか!!
ピクピクッ!!
明王の表情のまま、
私は車を飛ばした。
そして、
訪問先に到着。
初めてお会いする方達。
失礼があってはならぬ。
明王の表情から、
爽やかオジサンに切り替えて、
3時間の話し合い。
終了!!
ぐはー!
ゼェゼェ・・・
もうダメだ・・・。
私の小さな脳みそが、
完全にオーバーヒート。
脳みそがはみ出してしまっている・・・。
16時!!
また職場に戻るんか!!
くわッ!!
もう試合を止めていいぞ!
誰か!タオルを投げてくれ。
私は脳みそを抑えながら、
車を運転し帰社。
グロッキー状態で、
報告を完了。
そして、
ようやく、
待ちに待った、
試合終了のゴング!!
カンカンカン!!
疲れ果てたオジサンは、
帰り道、
を買って、帰路に着いたそうな・・・。
以上でございます。