【そして、おかあさんに】
「はじまる」」byT
【トリニティ物語⑦】
おつかれさまです、トリニティです。
⑥のつづきです。
気付きましたね、トリニティ。
病みましたね、トリニティ。
なんだかボロボロですね、
トリニティ(笑)
本当に。
人前では、
見た目は「ファッションリーダー」とか言われ、
快活で元気そのもの(身体は激烈弱いけどっ)という、
奇妙奇天烈な
「さすがAB型!めっちゃ変!」と
期待を裏切らないトリニティでございましたが、
病気に伏せっている時は絶望の中におり、
回復し動けている間も、こころの中では、
埋め切らないこの世への渇望がありました。
しかも、トリニティ、
大学生になって初めてある事に
ハッキリと気が付きました。
ちーさなことです。
ええ、とっても小さな事ですよ。
「わたしは〇〇や△△が授業を休んだ時には代返なり、
代わりに出席カードを出してあげるなり
しているのに、
〇〇も△△もわたしが行けなかった時に、
出席を出してくれてないやん‥」
トリニティ、笑かします。
ええー?そんな歳になってー?
やっとー?!‥‥‥ですよね。
トリニティ、
人生初に「お返し」を受けれてない事にショックを受けたのです。
がーーん、がーーん、
がーーん、がーーん‥‥
人は?
人のやさしさ、は??
ないの??わたしには??
さみしさ、どーーーん!
もう、この世界には、
わたしには何の救いもないように思えました。
(どんなおおげさ!笑 初めて気付いたので、
ショックも大きかったのですね)
しかし。
そんなトリニティに、
神様はほほえみました。キラキラキラ☆
ええ、ほほえみました、一瞬。瞬間。
素晴らしい出会いがありました。
この出会いによる居場所がわたしには
大いなる救いとなり、
どれほどの生きる力と希望を与えてもらえたかもしれません。
人生における祝福の時でした。
しかし、それも、わずか5年足らずで
トリニティ発動!!の為、
みずからその場を去る事となりました。
その後の孤独は、
それ以前よりも更に深いものとなった事は言うまでもないでしょう。
トリニティはもう、自失のていでした。
でもぉ? そうなんです(笑)
トリニティ、それは、出さなぁーい
見た目は、ホントに、華やか〜、キラキラ〜♡☆
トーゼンその後も、
身体も弱く就職なんてまるで出来そうにないトリニティなのに、
某広告代理店に契約社員として働く事にもなりました。
華やかの極みの世界。
TVで流れるCM、雑誌や新聞に載る広告が,
日々身の回りで創り上げられて行きます。
「ギャラが不要だから」と、
わたしも随分TVや新聞、
雑誌にモデル代わりに使って頂きました。
(ニヒ。メイクしてもらうのキモチいいんだなー。寝そうになっちゃう)
勿論お仕事もしていました。
わたしの所属の局では関西の有名企業〜お菓子会社、
エネルギー会社、電鉄、製薬会社、
酒造メーカーetc〜を担当しておりました。
わたしは先輩営業マンと企業に出かけ、
様々な世界を学ばせていただきました。
しかし、身体の弱いトリニティ。
しょっちゅう欠勤をしてしまい、
部長にイヤミを言われる事より、
自責の念と現実的に身体がつらいので、
2年そこそこで退職をしてしまいました。
そのあとは、
実家の会社を手伝ったり
(経理の手伝いや、店舗の手伝い、初の海外出店に
なった香港でのオープニングを仕切ったり)、
モノを書くことが好きだったので、
出版社のライターのアルバイトなどをしたり。
そんな事をしつつ、
自失した状態のまま生きておりました。
(そんなにしてて、自失?うそぉー。
て思いますよね。それがっ、トリニティっす!!)
そうこうするうち、
わたしはおかあさんになれました。
いのちを生むことの神妙さについては、
いつか記したいと思いますが(笑)
ふりかえれば、
このおかあさんになった時から、
いまのすべてがはじまった
と、言えるのです。
赤子よ、ありがとう。
わたしのところに来てくれて。
そう、この子は生まれる前の記憶を話した子でもありました。
ビックリ!!
つづく
前回の物語を読む方は↓
次の物語を読む方は↓
「あなたへ」
ああ、なるほどなるほど。
トリニティはAB型なんだ。
分かるなー、
変人だもんなー
お変わりになっている人だもんな。
え?
俺っすか?
・・・
すんません、
実は、俺もAB型です。
そう言うと周囲は、
ああ、やっぱり!
とよく言われますが、
どんな意味なんでしょうねえ。
さて、トリニティ物語は、
10巻で完結予定です!!
頑張れよ、トリニティ(笑)
今回編集作業をさせて頂いておりますが、
スゲー楽しい!!
んです。
編集作業ってのは初めての経験ですが、
とても勉強になります。
編集者ってこんな気持ちなのだろうか。
なかなか得難い経験をさせてもらってます。
お?トリニティ。
ちゃんと社会でも頑張ってるじゃん。
残り3回!
どうまとめてくれるので―しょーか(笑)