わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

ダメ人間

 「ごめんな」

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 「凜々しい後ろ姿」by a

 

いせ君(犬)を飼い始めてから、

 

約2週間程度経過します。

 

いせ君は家にも慣れ、

 

安心したように手足を伸ばし、

 

床に伸びて寝転がっています。

 

 

家族はとても、

 

いせ君を大切にして、

 

優しい関わり方をしています。

 

 

 それに引替えわたしは・・・

 

 

いせ君が私にワンと吠えると、

 

反射的に私もいせ君にワンと吠え、

 

いせ君が私に飛びかかろうとすると、

 

私も反射的に飛びかかって追い回してしまいます。

 

と私の野生の本能が目を覚ましてしまう様です。

 

 

いせ君は

 

「なんなんだよ、

 

 マジこいつは・・・」

 

という、

 

とまどった表情でこちらを見つめます。

 

 

子供達も

 

「やめなよ、

 

 いせ君がかわいそうだよ、

 

 おとうさん・・・」

 

とブーイングの嵐・・・

 

 

おれ、ダメじゃん!

 

おれ、犬じゃん! 

 

 

また、いせ君は現在、

 

トイレを指定の場所でする事を習得中。

 

 

成功しても、失敗しても、

 

トイレの始末は常にあります。

 

 

その始末なども、家族は嫌な顔もせず、

 

甲斐甲斐しく頑張ってくれています。

 

 

但し、

 

私を除いて!!

 

 

先日、いせ君と2人で過ごしました。

 

いせ君、すでに指定の場所で、

 

トイレを約7割成功をおさめる様になっています。

 

 

しかし、

 

今回指定の場所まであとわずかという場所で、

 

トイレを連発しました。

 

つまり、

 

トイレではない床にしてしまうのです。

 

 いせ君→床にジャー

 

1回目の私

「あとちょい、

 

 もう少し真ん中でできるといいな」

 

その後始末、フキフキ。

 

 

いせ君→床にジャー

 

2回目の私

「・・・

 

その後始末、少々ピクつきながらフキフキ。

 

いせ君→床にジャー

 

3回目の私

「いせー!このやろ!

 

 ちゃんとせい!

 

その後始末、プンプンしながら、フキフキ

 

 

ダメずらね!

 

オイラ!

 

飼う資格ねーんダス!

 

忘れてた!

 

世話すんの何でも苦手なんだす。

 

すぐイライラしちゃうんダス。

 

 

という

 

生粋のダメ人間

 

という事を思い出しました。

 

 

私は命を世話すんのが苦手なんだすね。

 

どーしょーもねーめんどくさがり屋だから、

 

すぐ嫌になっちゃうんです。

 

 

俺は俺で頑張るから、

 

お前はお前で頑張ってくれ!

 

というのが根幹にあるからだと思います。

 

 

精神的な根気良さはある程度はあるようなのですが、

 

どうも直接的にお世話をするというのが、

 

苦手らしいのです。

 

 

今回の事で尚更、

 

その耐性が極端に弱い事を自覚しました。

 

 

そういえば、

 

俺は生き物が大好きで、

 

小さな頃から、

 

あらゆる昆虫を捕まえては飼育しました。

 

しかし、

 

お世話をいい加減にやるため、

 

気付けば死んでいました・・・。

 

何が生き物好きだ!馬鹿野郎です。

 

 

メダカや金魚も買ってきては、

 

気付けば水槽はコケで緑になって、

 

「なんか、居たっけなあ」

 

という発言する最低野郎。

 

 

最終的に

 

植物ならいいだろう!

 

水だけだし!

 

 と盆栽に手を出しましたが、

 

結局、

 

朝晩の水すら確実に出来ず、

 

 妻が代わりにやる始末・・・。

 

「なんで私がやってんの!!」

 

と、発言。

 

そりゃ当然でございます。

 

 

最終的には、

 

地面に直接植えれば、

 

水やりの頻度が減るだろうと思い、

 

地面に植える始末・・・。

 

 

そうか、

 

俺は見てるだけが好きなんだ・・・

 

 

そうか、

 

全然ダメ人間なんだ・・・

 

 

 

そんなダメ人間をいせ君は、

 

優しい眼差しで、私を見つめました。

 

私はいせ君の視線に耐えきれず、

 

背中を向け部屋を後にしました・・・。

 

「ごめん・・・いせさん」