「わたしのきもち」byPixabay
不思議ちゃん
「ほんとだよ。
学校のクラスのみんなもね、
ほとんど持ってるんだよ。
持っていない子もそりゃいるけど、
それは本当に少ないの」
うーむ、もうそんな時代なのか?
他の家庭はそんなんなのか?
しかし正直早い気もするぞ。
お金もかかるぞな。
うーむ・・・・
しかし、気持ちはわかる・・・
オジサン
「話は分かった。
ちょっと考えてみる。
しばし待て」
うーむ。
ついに来たな、この問題。
「早い」というのは、
オジサンの年代から見ると早いが、
子供がそれを当然という時代なら
早いもクソもないわなあ。
真剣に考えてみるか・・・
しかし、
通信料金は毎月、かなり高額である。
これ以上の負担は非常に厳しいものがある。
我が家には固定電話はない。
子供が使えるのは、
①キッズケータイ1台
→主に長女が使用する。
②スマホ1台がある。
自宅に置いてあり、基本みんなで使う。
それを使って日々の連絡などをしている。
スマホを購入したのは、
なんとかキャンペーン!
みたいのがあって、
なんでそなるのか?
複雑なシステムで意味不明だが、
毎月利用料はなんと2円で済んでる(笑)
キッズケータイは700円くらいか。
もちろんインターネットはwi-fiのみ。
外では使えない。
キッズケータイをスマホに変えたら?
いくらになるんだろう・・・
ん?
プラス3000円はかかりそうだ。
うーむ。厳しいなあ。
何々?
ラインモバイル?
そんなのもあるのか?
ラインが無料で通話もでき、
お!毎月600円~!!
うーむ、使用目的によっては、
これで充分ってのもあるな。
オジサンは夢中になった。
オジサンは一つの案件が気になると、
夢中というより強迫的に答えが出るまで、
行動がとまらない・・・
無我夢中に何かを調べているオジサンの背中を、
不思議ちゃんは見つめていた。
わたしのきもち
作 ふしぎちゃん
おとうさん、ありがとう、ありがとう。
わかってくれてありがとう。
わたしに何か出来る事ないかな?
おじさんは、
そんな心に気づきもせず、
無我夢中で調べた。
オシ!
確認事項だ。
不思議ちゃんへの確認事項
①スマホで何をやりたいのか?
②自分だけのスマホが欲しいのか?
③電話ってお金かかる事知ってるのか?
オジサン
「おし、
じゃあ君に確認したい事がある」
不思議ちゃん
「うん」
①スマホで何をやりたいのか?
不 ⇒主にラインをやりたい。動画とか検索は、家でやれるからなくてもいい。とにかく今はラインのアドレス交換をして連絡を取り合いたい。
②自分だけのスマホが欲しいのか?
不⇒スマホが使えるなら何でもいい。ただ家のスマホは坊主君がyoutubeをよく見てるから、持っていけばケンカになると思う。後は家のスマホに友達のラインを登録していいのか分からない。
オ⇒好きなように登録して良い。
③電話ってお金かかる事知ってるのか?
不⇒スマホの本体代と電話はかけた分だけでしょ?
オ⇒違うよ。使ってなくても「基本料金」なるふざけた料金があるんだよ。
不⇒えー!そんなのずるい!世界はお金だらけだ・・・
オ⇒ちなみに毎月通信費は平均〇〇〇〇円だぞ。
不思議ちゃん
「えー!!!!」
つづく