3月3日はひな祭りの日。
王国の第一歩の事業も無事、
1周年を迎える事が出来ました。
事業を始める前は沢山の壁がありました。
事業を始動する前に、
私達を心配した方から、
「その事業はもう難しいぞ」
というアドバイスも頂きました。
そんなこたあ、百も承知。
ありがとうございます。
闘志に火をつけてくれて。
法人設立の知識、
事業計画、
資金調達、
物件の確保、
必要設備、
人員確保。
どれも、本当に思い出深い。
喜んだり、
投げ出したくなくなったり、
諦めかけたり、
脳みそが停止したり、
死ぬほど頑張ったり、
神様に祈ったりした。
当初、広告も看板もホームページもなく、
揃ってるのは、誠実なスタッフだけ。
事業資金や銀行から借りた◯千万円近くのお金も、
毎月、
ジェットコースターの急降下ばりに、
資金の底を目指しました(笑)
今までのサラリーマンのように、
事業が終了したら、
ただ雇用がなくなるのではない。
借金を抱え、
住む場所もこれからの生活も全て失うという、
文字通り人生を賭けるという、
初めての経験を得ました。
その恐怖の大きさ。
そして人生を賭けているという快楽に近い感情もふとよぎる。
ああやっぱり俺は、
ずっと命を賭けたかったんだなと知りました。
ああ、来月で資金が底を迎えるぞ!
という時から、
グラフの向きが、
下向きから上向きにゆっくり上昇しました。
ドラマチックで本当に死ぬかと思いました。
去年の8月までは、
心身に強烈なダメージを受けていたため、
私は鼻くその様な働きしか出来ませんでしたね。
その間、仲間達がよく頑張って支えてくれました。
天河神社の弥山を登った9月をきっかけに、
脳みそが何故か動き出しました。
そして、
空を見てよく笑みがこぼれました。
今まで、
ずっと決められた事ばかり。
与えられた事ばかり。
それは本当に屈辱に近いものを感じていました。
でも、本当は、
自分で考えて決めて、
自分が与えたかったのだとしみじみと知りました。
そんな機会を得る度に、
打ち震えるような喜びがありました。
ああ、
俺はこの質をもって、
よく20年近く人の下でやってきたなあ
と感心しました。
一年前の今日。
なっちゃんのお母様から頂いた、
お祝いの胡蝶蘭と壁掛け時計を前に、
写真を撮りました。
なっちゃん、
なんとか一年無事迎えれたよ。
本当にありがとう。
「1年後の俺たちってどうなってるかな」
すっかり忘れてましたが、
そんな話しをしてたそうです。
1年後の私は、
毎日激しく大変だけど、
その事業が本当に必要とされている事。
私達の力が必要な事は、
痛い程痛感する日々だ。
まあ、いろいろあるけれど、
ちゃんと前を向いて生きてるぞ。
と答えましょうか。
来年、
想像もつかない未来にまた立っているのでしょう。
この世界は残念ながら、
座って目を閉じる場所じゃない。
どんな無様であろうと、
どんな弱き心であろうと、
たとえ一歩だけだとしても、
失敗したとしても、
行動する事だけが、
豊かさと変化をもたらすのだと感じます。