わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

節分とイワシのホネ

オニハソト

「小学校の先生からお電話入ってます」

 

え!?学校・・

 

おじさん

「はいお電話代わりました・・・・

(嫌な予感)」

 

(また坊主何かやらかしたか・・・

   やれやれこれで今年度3回目か・・)

 

先生

「坊主くんですが・・実は・・」

 

おじさん

ドキドキ

 

「イワシの骨が喉に

 刺さってしまってですね」

 

おじさん

「え?イワシ?」

 

話によると、

給食で出たイワシの料理を食べた所、

 

喉に骨が刺さったそうな。

 

その後、本人は気になるものの、

 

学校で過ごしていたが、

 だんだん痛みが増したそうな。

 

先生

「申し訳ありませんが、

 今からお父さん

 お迎えに来れますか?」

 

おじさん

「なんだそんな事でしたか

(ほっ)

  ご飯を丸飲みさせれば

  大丈夫ですよ」

 

先生

「そんな事言わずに、

  病院に連れて

  行ってあげてください」

 

おじさん

めんどくさっ!

(親失格)

イワシのホネが

刺さったくらいで病院に行くとわっ!

ご飯飲み込めば取れるんだよ、

俺もそうして乗り越えてきた・・・

 

「分かりました、

 向かいます・・」

 

 

保健室に迎えに行き、

 

ダメージを受けた坊主を回収し

車に乗せた。

 

おじさん

「ダメージはどうだ?

 10が死んでしまう

 痛みだとしたら

 今いくつくらいだ?」

 

坊主

「はち!8!」

 

結構瀕死じゃねーか!

 

坊主

「去年はね、

 僕ジャンケンで勝って、

 イワシを5匹も食べたんだよ。

 今回は1匹しか食べてないのに・・」

 

おじさん

「ダメージ8の奴は

 そんな風にしゃべれねーぞ」

 

病院に向かおうとする途中で唐突に思い出した。

 

あ!!

保険証と診察カード!

忘れた!

 

家まで取りに行かんと!

 

ぐわーめんどくさっ!

(親失格)

 

激情を味わいながら、何とか病院着。

 

駐車場満車!

 

グワっ!!

 

がんばれオジサン!!

と自分を励ます。

 

 

坊主は駐車場から、

 

病院まで

軽快なジャンプ

をしながら、

 

移動している。

 

あいつ絶対

ダメージ8も

ねーだろ!!!

※10は死んでしまう痛さの尺度です。

 

 

受付で予約はしてないが、

 

事情を説明し診てもらえる事になった。

 

待合室で、

坊主はだんだん痛みが増してきている様子。

 

坊主

「じゅう!

 10の痛みだっ」

 

おじさん

(ちっともすんずらんねーけど、

 痛いのは間違いないだろう・・)

 

痛みにもがく坊主の背中を摩り、

ようやく順番が回ってきた。

 

先生とスタッフ4名がかりで、

 

坊主のイワシの骨の捜索が始まる。

 

先生

「ない!どこだ!

 坊主くん、どこら辺が痛い?」

 

坊主

「う、イタイ

 ここ、ここらへんっ!」

 

と喉の上部を触っている。

 

先生

「ない!よし電子顕微鏡で探そう。

 大丈夫!見つかる」

 

数分経過・・・

 

スタッフさんもザワザワ

 

先生

「あった!!とるよ!

 取れた!!

 全然坊主くんが

 教えてくれた場所と

 違うとこにあったよ」

 

女性スタッフ4名が歓声!

「おー良かったね!!」

 

パチパチ

 

おじさん

「坊主!いま、

 ダメージはいくつだ!?』

 

坊主

「ゼロ!

 0だよ!最高っ!」

 

という訳で、無事イワシ事件は解決した。

 

なんやかんやあった1日でしたが、

 

今日は節分。

 

日本の伝統行事を習得させるために、

 

オジサンが、鬼の仮面を一瞬被り、

 

「俺の中の鬼を

 撃ち倒せっ!」

 

と豆を投げさせ、

 

恵方の方角を不思議ちゃんに調べさせた。

 

不思議ちゃん

「こっち!この方角が南!」

 

と恵方なる方角を定め、

 

沈黙の中、恵方巻きを食べさせた。

 

もぐもぐ

 

そして、寝る前に、

 

あ、

立春大吉

と書くといいらしい

と唐突に思い出し、

 

オジサンは、

 

マジックペンで

 

立春大吉

 

と4回書き直し、

 

 

玄関に貼り、

 

無事日本伝統文化を継承した。

 

明日は立春だな。

 

ようやく少しずつ

 

暖かくなるな。

 

 

めんどくさくて、

 

でも、

 

案外、それが楽しいのかもな。