わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

未知なる世界編①『消えた灯火』(番外編・天河までの背景③)

『灯火が消えた世界 』f:id:sintamsc:20210127162658j:image

 「私を導く心の灯火」byS

 

日本に帰国した時、あまりの日本の清潔さと、

 

「ツルツル」と手触りのない無機質さに圧倒された。

 

私の目に映る風景の多くが、機械の様に無機質に映っていた。

 

人も建物も。

 

存在から、命の声を感じとる事が出来ない。

 

 私はインドと日本のギャップに戸惑った。

 

歩く人々を見つめても表情がなく、

生きている命のエネルギーが見えないのだ。

 

歩く人々はまるで目的地を設定された、

ロボットのように移動していた。 

 

インドは貧しさはあったが、命を生きているという事を、

「存在」を通して感じ取る事が出来た。

 

日本はなんと近代的で裕福に映ったが、

何故か幸福だとは思えなかった。

 

新しい職場の仕事がスタートするまで、

私には、もうしばらく時間が残されていた。

 

私はその時間を使って、バイクの中型免許を取得するために自動車学校に通ったり、

図書館に行って、インドの宗教である『ヒンズー教』や『仏教』『マザーテレサ』に関する本を手当たり次第借りて読み漁った。

 

仏教はインドで生まれたが、他の宗教によって滅びかけた。しかし仏教の灯火は途絶える事なくアジアに受け継がれて日本まで辿り着いた事。

 

そして、ヒンズー教の神々と仏教の「神仏」の源流は同じであるという事。

仏教の弁財天は、ヒンズー教のサラスバティという女神である事などを知った。

 

私は当時、『白い本』というノートに

 

心から湧いてくる言葉を記していた習慣があったが、

 

多くの経験をしたにも関わらず、言葉が全く生まれて来ない事に気づいた。

 

私はフトした時に「心の灯が消えている」事に気付いた。

 

これは非常に抽象的な話になるが、私の心には実感として感じている事だ。

 

私の心にはいつからかは覚えていないが、

「小さな炎が灯っている」という感覚を抱いていた。

 

その灯火は私を温かく励まし、

いつも静かに見守ってくれている様な気がしていた。

 

その灯火は理由なく私に

「大丈夫」という安心感と勇気を私に与えてくれていた様に思う。

 

私がインドで無謀で直感的な旅が出来たのは、

『心の灯火』があったからではないかと思っている。

 

私は物事を選択する時に、迷う事は少ない。

 

正確ではないかもしれないが、自分が選択するべき「答え」はすでにあって

それを採用するか、採用しないかを思考するといった感じだ。

 

言葉もそう。

あまり考えることなく言葉は湧き出ていて、

それをどう表現するかを思考する。

 

心の灯火が消えてしまった世界は

 しんと静まりかえっており、世界は不安なものに変わっていた。

 

私から溢れ出ていた言葉や、

私を動かしていたコンパスの針はぴたりと止まってしまった。

 今まで吹いていた風が

突然止んでしまったかのように。

 

私は自分が

何を選べばいいのか、

どんな言葉を伝えればいいのか、

どんな行動をすればいいのか、

全く見当がつかなくなった。

 

そんな状況に置かれて、

私の心には「確かに灯火があったのだ」という事を改めて認識をした。

 

 

 私はインドから帰国してから、知人や仲間に会ったが、

 

私の変わり果てた雰囲気に

 

『別の人みたい。一体どうしたの?』

 

 と多くの人に伝えられた程だった。 

 

『私は、この不安な心でこの世界を生きていくのか?』

 

とあきらめかけた頃

 

私は忘れる事の出来ない

 

鮮烈なビジョン(夢)を見た。

 

             つづく

 

『あなたへ』

また寒くなりましたね。

 

風邪はひいていないですか?

 

禅の師匠の「こっさん」がインフルエンザにかかってしまったようです。

どうか、無理をせず、この機会にゆっくり休まれてください。

お大事に。

 

私の地元は雪が降る事は少なかったので、子供の頃は、

雪が降るといつも『大興奮』していました。

 

まあ、実を言うと今も興奮しますが。

 

雪が積もると、景色がまるで別世界の様に変わり、

 

音が吸い込まれるように静かで。

 

しかし、社会人になると・・・。

 

さあ、今日も頑張ってきます。

 

あなたも良い1日を。

 

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