わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

仏教

仏教に関わる話 仏教に関連する私の薄い知識(誤りの可能性多し)についての記事

求めながら失いながら(坂村真民)

無常の日々(変わり続ける日々) ここ最近、自分について触れた記事を多く書いた。 客観的に見ても、 何だかいろいろある人生なんだと思った。 生きる事に、毎日必死だなと思う。 もっと余裕で生きてみたいな。 楽しく、幸せだなあと思う瞬間はあるが、 多く…

盤珪 永琢(ばんけいようたく)

盤珪和尚 私が最近、大騒ぎしておりました、 盤珪永琢 - Wikipedia 盤珪 永琢(ばんけい ようたく/えいたく、元和8年3月8日(1622年4月18日) - 元禄6年9月3日(1693年10月2日)[1])は、江戸時代前期の臨済宗の僧。不生禅を唱え、やさしい言葉で大名から庶…

盤珪和尚と天河神社の旅

巳の日 満月の天河大弁辯天社 禊殿 ここ数ヶ月、時間を見つけては、 日本の禅僧や中国の黄檗の時代の禅僧などについての本を夢中になって読み漁っていました。 本当にどの方も真心で命を生きて、 なんてカッコイイんだ! と胸を打たれまくりの日々でした。 …

己巳の日(つちのとみのひ)

弁才天信仰と俗信 笠間良彦 著 今日はつちのとみの日という日です。 (最近知った) 巳の日と10干の「己」が重なるのは、 60日に1回、1年に6回しか来ないことから、 非常に縁起がよく、 特に金運が向上する日とされています。 私は結構、げんを担ぐタイプ…

仏教ってすごい

暴悪大笑面 このお顔。 この凶悪な笑いとも言える表情。 私が心惹かれてやまない仏像の表情です。 このご尊顔の持ち主はかの有名な、 十一面観音菩薩の正面のご尊顔の真裏にあります。 もちろん、正面のご尊顔は、 慈愛や凛々しさの表情が基本表現されていま…

父について⑤(番外編)

「ご先祖様から白羽の矢」 昔から「釣り新聞」に時々載っちゃう父 父の話から少々逸脱するが、 私の家系について記そうと思う。 そして、 今まで伏せていた事も時期が来たという事で、 この機会に書いてゆくので、少し長くなる。 私の実家のお墓にある墓誌を…

真睦(maam)

「令和2年第170号誕生」byS なにごとの おはしますをば しらねども かたじけなさに なみだこぼるる ※西行が伊勢神宮を参拝した時に詠んだ歌 西行 - Wikipedia 西行(さいぎょう、元永元年〈1118年〉 - 文治6年2月16日〈1190年3月31日〉)は、平安時代末期…

大道無門

「大道無門」by向令考師匠書 大道無門、千差路有り (だいどうむもん、せんさみちあり) 「無門関」序 大道、(真理、実在、心源)に 門はありません。 そこに至る道は、いつでも、どこにでも、 いくらでもあります。 「当処即ち蓮華国」ですから、 どんな…

不思議(中村公隆)

「宇宙データバンク」by Pixabay 人の心は宇宙に繋がっているのかもしれませんね。 不思議な事は沢山あります。 あれは一体何だったんだろう? という事の答えが数年の時を経て、 明確になったりします。 最近そういう事が増えています。 例えば、 sintams…

お大師さまも泣いたんだ(空海)

「空海」by Pixabay 空海 - Wikipedia 空海(くうかい、774年〈宝亀5年〉- 835年4月22日〈承和2年3月21日〉)は、平安時代初期の僧。弘法大師(こうぼうだいし)の諡号で知られる真言宗の開祖である。俗名は佐伯 眞魚(さえき の まお[1])[2]。日本天台宗…

臨済録⑨

「臨済義玄」by曾我蛇足 臨済の目が開き、 大愚和尚のもとを離れ、 師の黄檗にもとに戻ります。 目覚めた後の臨済と黄檗の関わりも、 大変面白いエピソードに満ちています。 またいつかご紹介をします。 さて、 今日は目覚めた後の臨済の言葉をご紹介しま…

臨済録⑧

「臨済義玄」by曾我蛇足 入矢義孝訳注 岩波文庫 臨済録 行録より引用 現代語訳 師が暇乞い行くと、黄檗は言った、 「そなたはよそへ行くことはならぬ、 高安灘頭の大愚のところへ行くがよい。 きっとそなたに説いてくれるだろう。」 師は大愚の所へ行った…

臨済録⑦

「臨済義玄」by曾我蛇足 入矢義孝訳注 岩波文庫 臨済録 行録より引用 現代語訳 師が暇乞い行くと、黄檗は言った、 「そなたはよそへ行くことはならぬ、 高安灘頭の大愚のところへ行くがよい。 きっとそなたに説いてくれるだろう。」 師は大愚の所へ行った…

臨済録⑥

「臨済義玄」by曾我蛇足 入矢義孝訳注 岩波文庫 臨済録 行録より引用 現代語訳 首座「そうか。出かける前に必ず和尚に暇乞いをして行きなさい。」 師が礼拝して退くと、首座は一足先に黄檗のところに行って告げた、 「先ほど参問に来た若者はなかなかまと…

臨済録⑤

「臨済義玄」by曾我蛇足 入矢義孝訳注 岩波文庫 臨済録 行録より引用 現代語訳 そこで師は行って、問うた。 だが、まだその声も終わらぬうちに、黄檗は棒で打った。 師が戻ってくると、首座は、問うた「問答はどんな具合だったか。」 師「私の質問の終わる…

臨済録④

「臨済義玄」by曾我蛇足 入矢義孝訳注 岩波文庫 臨済録 行録より引用 現代語訳 そこで師は行って、問うた。 だが、まだその声も終わらぬうちに、黄檗は棒で打った。 師が戻ってくると、首座は、問うた「問答はどんな具合だったか。」 師「私の質問の終わる…

臨済録③

「臨済義玄」by曾我蛇足 入矢義孝訳注 岩波文庫 臨済録 行録より引用 現代語訳 師は初め黄檗の門下であったが、 その修行態度はひたむきな純粋さであった。 これを見た首座は 「この人はまだ歳若いが、他の者とは違ったところがある」 と感嘆して、ある時…

臨済録②

「臨済義玄」by曾我蛇足 入矢義孝訳注 岩波文庫 臨済録 行録より引用 師、初め黄檗の会下に在って行業純一 なり。首座乃ち歎じて いわく、是れ後生なりと雖も、衆と異なること有り。 遂に問う、上座此に在ること多 少の時ぞ。師云く、三年。首座云く、曽っ…

臨済録①

「臨済義玄」by曾我蛇足 禅の師匠である向令孝和尚は、 臨済宗 方広寺派 祥光寺のご住職です。 臨済宗の祖である臨済については、 臨済録という本にまとめられています。 臨済(りんざい)とは ? [生]?[没]咸通7(866)中国,唐の禅僧。曹州南華の人。名は義…

カッコよすぎる

「地獄なんぞ、なんのその」 「綺麗で思わず買った奴」byS 仏教ってかっこいいです。 仏教にもいろんな方針があるようですが、 私はどうしてもこの様な想いに共鳴を感じます。 禅語「佛之一字吾不喜聞」: 臨済・黄檗 禅の公式サイト 大乗仏教にはまた、…

禅に聞け

「あなたへ」 「澤木興道」by禅談 私が禅に夢中になった時に、 読んだ本の中でも、 特に澤木興道さんの言葉に魅かれました。 沢木興道(1880―1965) 明治~昭和期の仏者、曹洞宗の僧。号は祖門。三重県津市に生まれる。幼少に両親を失い、一家離散して沢木…

見つけてくれるのを待っている

「あなたへ」 「地蔵菩薩」byY 写真は私の友人が彫った、 「地蔵菩薩」です。 素敵ですね。 いいなーこんなの自分で創り出せるなんて!! 今日はその友人の先生が主催された、 仏像の展示会に行ってきました。 沢山の種類の仏像が並んでいました。 チビ達…

この香りが好きだ

「あなたへ」 「師匠の香盤とお香」byS どうしようもなく、 好きな香りがある! 好き過ぎて、 もう危ない奴の様に、 クンクンと嗅いでしまう。 それは、お香です。 お香なら何でもいい訳じゃないのです。 そのお香がいいのです。 毎日、師匠の香盤で焚い…

無の呼吸

「あなたへ」 「祥光寺からの朝日」byS 参禅に行って参りました。 特別な事があった訳ではないのですが、 朝から頭が急かされる様な状態でした。 一旦こうなると、何をやっても落ち着かない気分です。 こんな状態で、参禅に向かいました。 坐禅をして、鼻…

ごうんじょうく①

「あなたへ」 「頼みたくても頼めなかった奴」byS こんばんは。 写真はメロンソーダーです。 地元にある、 本当に絵にかいたような昭和の喫茶店で、 相棒の力(代わりに注文してもらう)を借りて、 注文しました。 味は、 想像以上(悪い意味)でした・・…

なんか生きてる

「あなたへ」 「こんな心に」byS 17時30分 辺りはもう暗い。 高速を走らせる事、約100キロ。 満月が光輝いてまことに綺麗。 月に一度の参禅の日です。 こっさん(向令孝和尚)に会うために、 車を走らせました。 私はこっさんと沢山喋りたい事があると思…

喜怒哀楽の「怒」(3)

『あなたへ』 「高所恐怖症」 by Sige 「怒り」は消し去るべき 感情(存在)なのだろうか? うーん。 私にはどうしても納得出来ない! と思っていた頃、 「禅」に出会いました。 禅の物語を読むと、 なんと、 禅のマスター達は、 怒りまくってるではないで…

喜怒哀楽の「怒」(1)

『あなたへ』 「渓流」 by Sige 喜怒哀楽。 その4つの感情の中で、 自分を表わすとしたら? どの感情になりますか? 私は迷う事なく 『怒』です! 実は最近それを認める様になりました。 しかし、 他者が私を見た時に受け取る印象は、 『喜』じゃないでし…

流れは天に向かって⑧(天河までの流れ⑦)

『天意』 「オステオスペルマム・ブルーアイビューティ」 by K・O 私は なっちゃんの遺影の前で 目を閉じ、手を合わせて しばらくの間、心の中で話をした。 「なっちゃん。 あれから、いろんな事があったよ。 生きる事が本当に辛くなって よく空を見上げ…

THE禅サンガ 

『THE禅サンガって何だ?』 ~紹介シリーズ 「THE禅サンガ 」by HPより さあ、今日はご紹介シリーズです。 紹介シリーズとは、私が紹介したい人物や活動などを記事にするシリーズです。 記念すべき第1弾は!! 『THE禅サンガ』 私の物語でも出てきました…