９月が終わります。
数日前ほどから風邪をひいた様で、
体調がしんどく、
「ああ、今日は休みたい
休んじゃおうよ」
という思考の誘惑を無視して、
何とか仕事を乗り切りました。
あの思考の力強さ。
一度囚われたら、勝率は低い。
けれど、如何に思考の声を無視出来るかが、
人の安楽に繋がっています。
金曜日は家に帰ってから台所に座り込み、
夕ご飯を作る気力がなく、
子供達に手伝ってもらいました。
そして、
やすみの今日は、
なるべくスマホに触らずに、
退屈という名の不慣れな自由を味わいました。
久しぶりに、
子供達とさんざんダラダラした後、
強制掃除につき合せました。
大きくなったわ。
幸い体調は回復してきました。
９月は毎年自分の中で大きな出来事が、
ある月でしたが、今年は何となく過ぎ去りました。
思い切って伊勢神宮に行ったのは良かったなあ。
こうやって振り返った時、
思い出すのは行動した日の事です。
この年齢になって、今から生き直しです。
「自分を創る」って、
１０代の頃に大切なノートに書きました。
信念をもって生きる事。
真理というものを学ぶ事。
知識や、正しさのフィルターは、
あるがままの世界を歪めました。
理想にすがり、
あるがままの世界から逃げていたのです。
それでも数十年、
まあ必死こいて生きて来ました。
そして、ツギハギの自己は偏りに気づくこともなく、見事に崩壊。
それで、良かったのです。
私の様な体験主義者は、
身に沁みないと納得出来ない。
智者には程遠い人格。
だからこそ、
今道理がよく分かる。
何故苦しかったのか？
ほとんど反対に生きて来た。
まさに顛倒夢想
（物事を逆さまに見る・考える）
という事でした。
正しく物を見る。
正しく聞く。
つまり、
そのままを見て、聞く。
そんな当たり前の事を私は出来ていなかった。
吐く息と共に、
思考を吐き出し、
吸う生きと共に、
世界を受け入れる事が出来ますように。
