未知なる世界編(番外編・天河までの背景③)
『扉を開けるのはわたし』 『私の未来』byM 『2016年』 私は記された文字を見つめていた。 私の使命が動き出すのは2016年? 衝動的で根無し草の私の10年後なんて、想像も出来ない。 まだ10年も先なのか・・・。 この苦しい生活がまだまだ続くんだな そん…
『使命が動き出す年』 『時が来るのを私は待つ』by M 霊能力者から語られる、過去世の物語は話としては非常に興味深かった。 何故ならば、私の現在の気性と過去世の気性がそっくりだったからだ。 どの人生にも共通していたのは 『命を燃やしつくような苛…
『ワンダー』~驚異、驚嘆、驚き、驚嘆すべきもの 千と千尋の神隠し「河の神」byF 『悟とるとは、いつでも死ねる事ではなく、いつでも平気で生きる事』 とA4の用紙には書かれていた。 私は確かに 『使命に出会えるなら死ぬことも厭わない、だから俺の為…
『悟るとはいつでも平気で生きる事』 建仁寺 『風神』by 「Y」 TVの影響もあるのだろう。 私が描いていた『霊能力者』のイメージは、 重厚で権威高く教祖の様な方を想像していた。 そして、その住まいも時代を感じさせるような、お屋敷を想像していた。…
『まもるのはわたし』 建仁寺「雷神」 by「Y」 私は新しい施設の立ち上げから関わり、 事業を軌道に乗せる事が思うように出来ず心身共に疲労していた。 経験の少ないスタッフの中、 私は事業の中心的な役割を担う事を、周囲から求められていた。 しかし 私…
『懐疑的な立場』 建仁寺 双龍図 by「Y」 強烈な夢を見た後、私は特別な体験をする事もなく、 日常は淡々と過ぎて行った。 私は新しい施設の立ち上げのスタッフとしての仕事が始まり、 毎日帰宅出来るのは深夜という日々を送っていた。 インドの旅から1年…
『混沌から秩序へ』 「せかいとわたし」byM インドから帰国した後、 心の灯火が消えてしまった。 目に映る世界は、暗くて前がよく見えない。 同じ景色なのに、まるで別の世界を生きているようだ。 そしてまるで別の人生を生きているようだ。 溢れていた言…
『灯火が消えた世界 』 「私を導く心の灯火」byS 日本に帰国した時、あまりの日本の清潔さと、 「ツルツル」と手触りのない無機質さに圧倒された。 私の目に映る風景の多くが、機械の様に無機質に映っていた。 人も建物も。 存在から、命の声を感じとる事…