わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

悲嘆

「かなしみをなげく」

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「また会おう」byS 

 

 

悲嘆という言葉を知っていますか?

 

悲しみ、嘆くという意味です。

 

何という悲しい言葉でしょう。

 

その言葉の意味する事は、

 

ただただ悲しみ以外、

 

何も見つからないのです。

 

 

私が悲嘆の中でその言葉に出会った時、

 

この感情をなんと上手に表現した言葉だろうと思いました。

 

 

その時、

 

この言葉を生み出した存在の、

 

限りない悲しみの魂に私はたしかに触れました。

 

 

私はその言葉を生み出した存在、

 

その言葉の本質を理解した存在達と、

 

時空を超えて、

 

仲間の様な繋がりを感じたものです。

 

 

その言葉に触れた時、

 

「ああ、いつかのあなたも、この悲嘆を生きたのか」

 

と私は静かに泣きました。

 

 

悲嘆の日々は長く長く続きました。

 

私は孤独でした。

 

私の心は、

 

悲しみと嘆きで埋め尽くされていました。

 

私は生きる事を選んだ時、

 

「死」というものがとても優しく映っていました。

 

当時の私は今日一日を生きてゆく事が目標でした。

 

言葉を変えると、

 

「存在」する事です。

 

「存在」する事だけが私の目標でした。

 

当時の私は、

 

「存在」する事ですら強烈な苦しみでした。

 

何故ならば、

 

私は自分自身という存在を、

 

心から軽蔑し、燃える様に憎悪していましたから。

 

「死」に向かう衝動はとても激しく、強く、

 

私を何度も何度も波の様に襲いました。

 

しかし、

 

私は拳を握り締め、両足を広げ、

 

その波の中を必死で立ち続けました。

 

 

そんな当時、特別悲しかった事があります。

 

私は悲しい出来事の後、沈黙を保っていました。

 

悲しみを分かち合える人が周囲いなかったからです。

 

でも、それを欲してた訳でありません。

 

私は悲しみを分かち合いたいという発想もありませんでした。

 

他者から、

 

私の悲しみを分かった様に言葉をかけられる事は、

 

時に私をとても傷つけたからです。

 

難しいものですね。

 

私を励ますために、勇気づけるために、

 

悲しみを比較される事もありました。

 

「あなたより苦しい人がいる」

 

「あなたが悩むものではない」

 

「あなたの悲しみはまだマシなのだ」

 

そうなのかもしれません。

 

いえ、それは事実かもしれません。

 

ただ、私において、その言葉達は、

 

私をふかく傷つけて

 

さらにひとりぼっちにさせました。

 

私はこの悲しみすら、

 

悲しむ事を許されず、

 

認められない様に感じました。

 

しかし、

 

この溢れるばかり悲しみは、

 

私にとって限りない真実でした。

 

悲しみは、

 

その人にとっては唯一無二のものです。

 

悲しみを比べる事に意味はなく、

 

もし悲嘆の中にいる人がいれば、

 

どうか、

 

ただ悲しんでいる事を認めてあげて下さい。

 

悲しむ事を どうぞ、許してあげてください。

 

 

気の利いた言葉など不要なのです。

 

ただ、悲しみを見守り、

 

行為として何も出来なくとも、

 

あなたを何としてでも守りたいという、

 

沈黙の眼差しは、

 

沈黙の想いは、

 

たしかに私に届きました。

 

その時、分からないかもしれません。

 

届かないかもしれません。

 

ただ、いつか必ず、

 

その泣きたくなるような、

 

優しい眼差しを、

 

優しい想いを、

 

いつか分かる日が、

 

いつか届く日が、

 

必ず来るのです。

 

私はそうでした。

 

 

さあ、

 

今日も悲嘆の中で生きる人々がいる事でしょう。

 

私に力があれば、その傷を優しく撫で、守り、

 

その悲しみをなくしてあげたいものです。

 

私にとって、

 

その悲しみは他人事ではなく、

 

裂けるような胸の痛みすら感じます。

 

 しかし、残念ながら私は無力です。

 

何も出来ません。

 

しかし、

 

それでもあなたに生きていて欲しいと願ってしまいます。

 

こんなに苦しいのに、無理を言って、どうか許して下さい。

 

どうか、気を悪くしないでください。

 

でも私にとって、

 

あなたを特別な仲間の様に感じてしまうからです。

 

あなたが生きてくれる事で、

 

私は自分自身が生きる事を励まされる様な気持ちになるのです。

 

 

私はあなたの悲しみが癒える事を心から祈っています。

 

そして、

 

あなたがいつの日か、

 

その悲しみを力に変える事を信じています。

 

いつか、

 

出会う御縁があれば、

 

私がいかに愚かものであるかを聞いて下さい。

 

そして、

 

それを笑いながら、

 

共に美味しいご飯を食べましょう。