わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

未知なる世界編⑤『対峙する』(番外編・天河までの背景③)

『悟るとはいつでも平気で生きる事』

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建仁寺 『風神』by 「Y」

 

TVの影響もあるのだろう。

 

私が描いていた『霊能力者』のイメージは、

 

重厚で権威高く教祖の様な方を想像していた。

 

そして、その住まいも時代を感じさせるような、お屋敷を想像していた。

 

しかし、『霊能力者』の方が住んでいる住宅は、どこの地域にもあるような

 

一般的な戸建て住宅であった。

 

私はチャイムを押す前に、『霊能力者』が会いたがっていた

 

私の『守護霊』という存在について、きっと写真の誰かと見間違えたのだろうと思っていた。そんな特別な事はないだろうと。

 

会ってみて、「勘違いでした」と言われるのも、何だか気恥ずかしいなと思っていた。

 

私は、『守護霊』という存在に強い興味があった訳ではなかった。

 

切実に聞きたかった事は、『私の使命』についてだ。

 

今でこそ、『使命』という言葉に捉われる事はないが、当時は必死だった。

 

仕事で心身共に疲労して、このまま『生』を終えていく事が、

 

どうしても受け入れる事が出来なかった。

 

当時の私の心に在ったのは、

 

『この先10年の寿命でもいいので、使命に出会い、命を燃やし尽くしたい』

 

という身を焦がすような、強烈な欲求であった。

 

『使命に出会えるなら死ぬことも厭わない、だから俺の為すべき使命を教えてほしい』

 

それを聞く事が、今回会う事を決めた理由だった。

 

そんな思考を抱えながら、

 

 

私は玄関の間に立ち、緊張しながらチャイムを押した。

 

『はーい』と声が聞こえ玄関の扉を開けたのは、

 

自然体で優しい雰囲気を持った女性だった。

 

『え?この方が・・・』

 

私は、自分が思い描いていた『霊能力者』と随分ギャップを感じて、力が抜けた。

 

私は部屋に案内されて、座った。

 

自分の情報をほとんど与えない状況で、霊能者の情報を読みとる力は、どの程度整合性が合うのだろうかと考えていた。

 

私は待っている間、『霊能力』を持つという女性を観察した。

 

その方は自然体で、幸福な空気を発していた。

 

この方が嘘をついてまで、『目に見えない存在』を語ったりする必要性はないように感じた。

 

『見えない世界』を語る事で、人の気を引き、自分を特別な存在として位置づける必要性などない程、平穏で満ちたりた雰囲気だった。

 

むしろ、『目に言えない存在』を語る事で、平穏で幸福な生活を壊すリスクの方が高い。

 

私の直感は『この人は信頼できる』と判断していた。

 

彼女は、A4の用紙とボールペンを用意し、私の前に座った。

 

私はついに、『何か始まる』事を予感した。

 

彼女は、ボールペンを持ったまま、虚空を見つめ始めた。

 

目はここではない、どこか遠くを見ている様だった。

 

そして、何か聞きとれない言葉を喋っている様だった。

 

私には見えない何かを、見ている様だった。

 

 気がつけば

先程までの、柔らかい表情と空気は一変し、

 

彼女ではない、何者かと対峙しているような錯覚に陥った。

 

彼女はボソボソと聞き取れな程の声を発し始めた。

 

 すると、握っていたペンで、スルスルとA4の用紙に何かを書き始めた。

 

『悟るとは、いつでも死ねる事でなく、いつでも平気で生きる事』

 

その文字を見た時、私の心臓の音が大きくなった。

 

        つづく 

 

『あなたへ』

 

最近、昔読んだ本をもう一度手に取って読む機会が増えています。

 

『こんな事も書かれていたのか!!』と初めて読むみたいに新鮮に映ります。

 

それは、10年前の自分と今の自分は随分変わったからだと思います。

 

分かったつもりで読んでいた本も、全然本質に気づいてなかったり・・。

 

よくこんな本を興味持っていたな…と感心したり。

 

素晴らしい本は、自分が変わっていく度に、新しい発見がある。

 

『あなた』はそんな本に出会いましたか?

 

今日も良い日を!!

 

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