「あなたへ」
「れいわ」
ええ、タイムリーに。
新元号が発表されましたね。
「令和(れいわ)」
!?
師匠の字じゃん!!
と最初に思いました。
この写真お顔が好きです。
家のPCのデスクトップの画像に使わせてもらってます(笑)
向令孝(むかい れいこう)師匠
きっと、こっさん(師匠の愛称)は、
今頃多くの方に噂をされている事でしょう。
さて、新元号。
「令孝」ではなく、
「令和(れいわ)」
になるんですね。
まだ全然馴染めませんが、
これがしばらくしたら、
当たり前に馴染むのですね。
不思議ですね。
今回の元号は、
いろいろ初めての試みがあった様ですね。
出典の万葉集。
「新版 万葉集 一 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) 」
天平二年の正月の十三日に、師老の宅に萃まりて、宴会を申ぶ。
時に、初春の令月にして、気淑く風和ぐ。梅は鏡前の粉を披く、蘭は珮後の香を薫す。しかのみにあらず、曙の嶺に雲移り、松は羅を掛けて蓋を傾く、夕の岫に霧結び、鳥はうすものに封ぢらえて林に迷ふ。庭には舞ふ新蝶あり、空には帰る故雁あり。
ここに、天を蓋にし地を坐にし、膝を促け觴を飛ばす。言を一室の裏に忘れ、衿を煙霞の外に開く。淡然自ら放し、快然自ら足る。もし翰苑にあらずは、何をもちてか情を述べむ。詩に落梅の篇を紀す、古今それ何ぞ異ならむ。よろしく園梅を賦して、いささかに短詠を成すべし。
現代語訳を読んでみましたが、
なんという雅な美しい感性。
世界への歓喜。
禅にも通じる、
まるで悟りの世界の様でした。
発表された時期と、
この歌われた時期が、
ちょうど重なるのも感慨深い。
とても美しい言葉だという事を知りました。
元号が変わるのはもう少し先ですが、
新しい時代に。
新しい流れに。
私達は生きていくのですね。