「地獄なんぞ、なんのその」
「綺麗で思わず買った奴」byS
仏教ってかっこいいです。
仏教にもいろんな方針があるようですが、
私はどうしてもこの様な想いに共鳴を感じます。
大乗仏教にはまた、自分は衆生と苦しみを共にするために、
「敢えて仏にはならない」という菩薩の思想がある。
これが「大悲闡提」という思想である。
闡提はもともと宗教的天分に乏しくて
悟りを開くことのできない人のことであるが、
これと違って大乗仏教でいう
「大悲闡提」は、衆生の苦しみを救うため、
敢えて悟りを開かないという菩薩の精神である。
ある人が趙州に向かって、
「和尚様は死んだら何処へ行かれますか」
と尋ねると、
趙州は
「真っ先に地獄に堕ちる」
と言われた。
「和尚さまのような善知識が、どうしてまた地獄へなどに」
と言うと、
「貴方に逢えるからだ」
と言われたとある。
またこれは以前の記事に乗せた詩。
ダライラマも大切にしている祈りの言葉だそうです。
『ダライ・ラマ自伝』より
~わたしに素晴らしい霊感と決意を与えてくれる短いお祈りを読者と分かち合いたいと思う。
『ダライ・ラマ自伝』ダライ・ラマ著、山際素男訳(文春文庫)より引用。
世界が苦しみに耐え
生類が苦しみつづけて
いるかぎり
この世の苦痛を
取り除くために
願わくば わたしも
またそれまで
共にとどまらんことを
どうにも、
惚れちゃいますな。