わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

インド編⑤「インドのおかあさん」(番外編・天河までの背景①)

『インドのおかあさん』

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インド家庭料理

 

 マザーハウスで無事ボランティアの登録を終え、宿に戻った。

私の無計画(愚か)さを心配してくれたおとうさんが、

旅のルートの相談に乗ってくれた。

 

日本で事前に得た情報と、ガイドブックを照らし合わせ、

初めてガイドブックを真剣に読み込み、おおまかな旅のポイントを決定した。

 

 大まかな旅のポイント(思いつき)

・インド北部の「ダージリン」に行ってみたい(良い場所と聞いたから)

・ネパールに行ってみたい(せっかくなら違う国も見たい)

・ネパールに行ったら、エベレスト付近でトレッキングしたい(せっかくだもん)

・ガンジス川に行ってみたい。(俺には浄化が必要です)

 

ダージリンという言葉を言った時、

私の愚かさを憐れむように見つめ、

『この雨季のシーズンにダージリンに行くのか??』

とお父さんは言った。

 

それでも、このいい加減な男のルートを「おとうさん」は真剣に考えてくれた。

 

私とインド人のおとうさんは顔を突き合わせ、意見を交わした。 

ただ、ダージリン付近から出発するネパールに向う長距離バスだけは、

絶対に乗るなとの!!事だった。

 

理由は「山賊」が出るからだ。

先週も山賊の襲撃を受け、バスの乗客は金品を奪われたらしい。

この時代に山賊!? 

うーむ平和な日本からは想像も出来ん!!

 

私は、ルートが決定した後、街を散策した。

宿という拠点が決まると、こんなに心が落ち着いている。

私はインドを初めて、リラックスして眺める事が出来た。

 

夕食はインドの家庭料理。

食事も初めて手を使って食べた。

味はとても美味しかった。

手を使った食事作法に違和感があったのは最初だけで、すぐ慣れた。

むしろ、箸より俺には合っているんじゃないか??

そういえば昔、野性児(原始人)と呼ばれた事があったっけ・・・

 

奥様の「おかあさん」は夜、帰ってこられた。

 

私は翌日の朝に、ご挨拶をした。

 

迫力のある眼光。

意志の強さが見て感じとる事が出来る。

エネルギーが体中から溢れている。

70歳とは思えぬ。

 

おかあさんが私をじっと見つめた。

私は迫力ある眼光にドキドキした。

 

おかあさん

「あんた、なかなかいい男じゃない!!」

豪快にお尻を叩かれた。

どうも、お母さん流の挨拶らしい。

 

私とお母さんは笑い合った。

 

お母さんは、現地ではとても有名な方らしい。

 

「カルカッタマタジ」

「ゴットマザー」

と敬意と恐れを込められて、そう呼ばれているそうだ。

 

おかあさんは、マザーテレサが一人で活動を始めた頃から知っているそうだ。

マザーテレサの活動支え続け、彼女が亡き後も、活動のサポートに尽力されているとの事。

NHKの取材を受けたり・大学で講演なども頼まれてお話もされているそうだ。

 

おかあさんは、滞在中に

私を見つけるとお尻を叩き、沢山の話をしてくれた。

 

マザーテレサとのエピソードが印象深い。

 

おかあさん

『私は罪の子じゃないわ。だからあなたの神を信じない。私は仏陀の子。」

 

マザーテレサ

『そう私はこの宗教を選び、罪の子という事に準じています。だけどよく分かるわ。そんな事を言った人は初めてよ』

 

マザーテレサが、狭い宗教観に捉われず、他の宗教にも寛容さを示すエピソードだ。

 

 『マザーほど、愛の強い人は見たことがない。今後、そんな人が100年、200年出てくるかどうか・・』

 

『どんな人に対しても、特別に崇めるのではなく、同じ人間として対等に付き合うことが大切なのよ』

 

おかさんは、大切なことを私に沢山教えてくれた。

本当にありがとう。

 

私は明日のボランティアに行くためのバスのルートを確認した。

初日はマザーハウスに一度集まり、その後各施設にグループで向うとの事だ。

 

さあ、どんな場所だろうか?

どんな日になるだろうか?

 

明日は朝早いので、眠らなければならないが、興奮気味でなかなか寝付けなかった

 

               つづく

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 『あなたへ』

 今書いてるのは3日の夜です。

お正月の三が日が終わりました。今日から仕事初めの方も多いでしょう。

 2018年。頑張りましょう。

私の地元は箱根駅伝のルート沿いにあります。

 

実際に走ってるのを見ると、とんでもないスピードです。

私の全力疾走より、早い。

沢山のドラマがありましたね。

自分ひとりでは決して出せない力を、チームだと出せる不思議を感じます。

 

https://www.instagram.com/p/Bdfc4Edg2KK/

人ってすごい。やっぱり頑張れ!!って言っちゃいますよ!!

 

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