わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

forever Go

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旅人の足跡



己の言葉と行動を一致させて生きるという事は、

 

実はなかなか難しいもの。

 

 

子供の時はそれが当たり前だった能力。

 

社会という名の他者との関わりによって、

 

言葉と行動に乖離が生まれ、

 

その力を失ってゆく事が多い様に思う。

 

 

言葉というものは、

 

いくらでも装飾が出来る。

 

むろんこの文章もそうだ。

 

 

言葉や文章を読めば、

 

それが上辺だけのものか、

 

本人の血肉としての表現か、

 

不思議と察しがつくものだ。

 

 

俺が感じる胡散臭さとは、

 

言葉と身の内にある想いや行動の乖離かもしれない。

 

 

自分を偽るとは、まさにそういう事。

 

 

言葉をどんなに立派に並べ立てても、

 

悲しいかな、その人を前にすれば、

 

本質はまもなく匂ってしまう。

 

 

素晴らしくなくてもいい

 

大したもんでなくてもいい

 

 

その言葉と行動が一致しているだけで、

 

私は安心し寛ぐ事が出来る。

 

 

言行一致。

 

仏教的に言うと身口意(しんくい)。

 

空海が興した真言宗の教えに「身口意(しんくい)」を表す密教の「三密」がある。

 

行動と、言葉と、想いの一致。

 

古くから使われる言葉だ。

 

 

 

しかし、生きる事は複雑だ。

 

 

社会に出れば表面上、

 

場面に応じて振る舞える能力というものは、

 

非常に大切だと思う。

 

 

あるがままの言動で、

 

社会で傷だらけになった人達を、

 

私はずっと見てきたから。

 

 

だから、表面上は技術として覚える事も大切だ。

 

だから心にもない事を・・・など

 

微塵も匂わせない技術が身につくといい。

 

中途半端ではなく、

 

徹底的に役割を演じる力も結構大切だ。

 

それはそれでかっこいいものだ。

 

 

えー何書きたかったんだっけ。

 

 

そう。

 

私は20代の時は小さな旅をしていたので、

 

旅人にシンパシーを感じてしまう。

 

 

数日前、日本中を旅する方が、

 

私の住まいの地域に来たので、

 

発作的に自宅にお招きした。

 

 

その日の風はあまりに冷たく、

 

その旅人は今日の宿は未定だとの事。

 

外で寝るには辛かろう。

 

もう時間は19時前。

 

明日は仕事。

 

そんな状況で、

 

人見知りの私が会ったこともない人を自宅に招くなど、

 

驚異的な事だ。

 

うーむ、どうすっかーとウロウロした。

 

 

以前からその方の言葉と行動には魅力があり、

 

いつかご縁があれば、

 

実際にこの目で触れてみたい思っていた。

 

 

でも沢山人が集まる場所は苦手だしなぁ。

 

 

個人同士で会えるというのは、

 

私の性に合っている。

 

何より私と同じ真の変人なら、私も気楽だ。

 

 

旅人に連絡すると、

 

45分後に到着出来るとの事。

 

 

やるなー!

 

 

私は子供達に早速声をかけた。

 

 

おじさん

「えー発表します。

 

 今から、旅人がくるからよろしく」

 

チビ達

「えー!誰が来るの?」

 

おじさん

「お父さんも会ったことのない人だ」

 

チビ達

「えー!!今から!どーゆーこと!?」

 

と、激しく動揺した。

 

おじさん

「まあ多分大丈夫だ」

 

 

旅人をもてなせるってのも、

 

嬉しいものだよ。

 

 

 

 

実際に来てみれば、

 

チビ達はあっという間に馴染んでいた。

 

 

その方の存在は、

 

とても自然で、

 

とても真っ当で、

 

私は嬉しかった。

 

 

言葉と存在の仕方が同じだったから。

 

私もかなり寛ぎ、自然に過ごせた。

 

 

子供達も、

 

「めっちゃ優しくて、

 

 おもしろかった。

 

 いつ来てもいいよ」

 

という感想。

 

 

さすが、やるね!

 

 

長女は

「お父さん嬉しそうだったね、

 

 よく笑ってたね」

 

と言っていた。

 

うん、嬉しかったよ。

 

なかなか居ない仲間だからな。

 

いい時間をありがとう。

 

 

 

さて、

 

今日はどこの空の下にいるかな?

 

お互いそれぞれの社会を生きていきましょう!