17時になっても、
あんなに真っ暗だった空は、
今は明るさを残してる。
イセの散歩の時間。
まだ寒いけど。
世界の変化を感じる。
明るい時間が増えると、
時間が増える気がするのは何故だろう。
陽の差す世界が好きだったり、
月が照らす夜が安心したり、
世界も変わって
心も変わって、
面白いよなあ。
巡って巡って、
変わってゆく。
どれだけ変わらないと思っても、
変わらぬ事からは避けられない。
それは悲しみ、
それは救い。
オギャーと生まれて、
老いていって、
いつかこの世界から、
消えてしまうなんて、
なんて不思議なんだろう。
不思議に生まれて、
不思議に還る。
己の永遠の命を欲するなんて、
俺には理解出来ないな。
でも自分じゃない大切な存在は、
俺が死ぬまで在って欲しい。
寂しいよ。
わがままか。
ふ‐しぎ【不思議】
[名・形動]《「不可思議」の略》
1 どうしてなのか、普通では考えも想像もできないこと。説明のつかないこと。また、そのさま。
2 仏語。人間の認識・理解を越えていること。人知の遠く及ばないこと。
3 非常識なこと。とっぴなこと。また、そのさま。
「花山院とあらがひごと申させ給へりしはとよ。いと—なりしことぞかし」
4 怪しいこと。不審に思うこと。また、そのさま