わたしからあなたへ

「ブログかけ!」というお言葉を頂きましたので、恐れ多くも挑戦中です。私に起きた不思議な物語の第1章を無事書き終える事が出来ました。しかし不思議な流れは力強く私を運び続けています。「あなた」が目に映る世界が苦しいと感じるのであれば、その心を「ほんの少し温める」一助になれば幸いです。泣いて笑って共に世界を味わいましょう。

不二①

 

「一人」

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R3年12月29日の富士山

 

もう4年が経つのか。

 

そうか。

 

時は流れたのだな。

 

先日、

 

数年ぶりにずっと会いたかった御仁に会えた。

 

4年前もその御仁に会った時、

 

嬉しくて記事にしていた。

 

今日はたまたま富士山の写真でUPしたら、

 

その4年前の記事も偶然写真が富士山だった。

 

sintamsc.hatenablog.com

御年73歳の私の元船長(愛称)は、「古希野球チーム」に所属するほどお元気です。行政職の重役を担い、多くの責任ある立場を歴任していた方です。

船長の「誠実さ・真っ当さ・正直さ・素直さ」は私にとって生き仏の様な存在です。

そばに居るだけで癒され、優しい気持ちになります。

でも、きれいな女性が近づくと瞬間的に「カメ仙人」になります(笑)

ただ、仕事をご一緒にしていた当時は、柔和な表情の内側に

鬼の様な厳しさも垣間見せ

「俺には妙に厳しい・・・」と感じていました(笑)

が、それは愛だと分かっていたので嬉しかったものです。

私はブログを書くに事に至った経緯を伝えました。

船長は「ついに幻聴が聞こえ出したか!!」と冗談 を飛ばしましたが、真面目な顔をして

「目に見えない世界はたしかにある。神仏はある。それは齢と共に深まる」

「感謝なのだ。ありがたいのだ。ありがとう。という事なのだ」

とすんなりと受け止めてくれました。

船長は、しみじみと優しい顔で、

私たちを眺めた後にこう伝えてくれました。

「お前たちは俺の誇りだよ」

 どきゅーん!!

俺が女だったら、抱かれてるわ・・。

 

 俺は人に会う事が基本的に面倒臭い。

 

特に知らない人にあんまり会いたくない。

 

特にグループといった集団などで会う事など、

 

気心が知れていても面倒臭い(気が重いかな)

 

だからよく誘いは断ってしまう。

 

仲間はずれでも、全然気楽で嬉しいくらいだ。

 

このブログを書き始めた前後はよく人に会った。

 

よくやったなあと思う。

 

対人恐怖症という事ではないが、俺は、

 

「対人面倒くさがり性」だ。

 

昨日診断名を自ら創り出した。

 

結構しっくりくる。

 

それでもこの世界で会いたいと思う人はいる。

 

それは、本当に嬉しい事だ。

 

 

さあ、さて。

 

話を戻そう。

 

 

俺には本当に珍しい、

 

その御仁に会える事が嬉しくて、

 

前日からウキウキした。

 

名が知られている人に会う予定があっても、

 

大抵、気が重ないなって感じてしまうから。

 

 

 

当日、晴れた。

 

とても寒かったけれど、

 

青い空が見れて嬉しかった。

 

理由はある。

 

青い空の下で、

 

俺たちがこの世界で創った、

 

小さな王国を見せたかったから。

 

 

何人か、

 

王国を見せたい人達がまだいる。

 

 

 

一人さんが到着した連絡を頂き、

 

身だしなみを整え、

 

車までお迎えに上がった。

 

 

その笑顔。

 

優しさ、

 

器の大きさも変わらなかった。

 

でも、

 

もう喜寿を過ぎた、

 

78歳。

 

さすがに時の流れを感じた。

 

死なないでくれっていきなり思ってしまった。

 

 

一人さんに事業所を見学してもらい、

 

働く仲間とも挨拶を交わしてもらった。

 

 

俺のここ数年の

 

近況を知っていた一人さんは、

 

しみじみとこう言った。

 

「お前さんも、

 

 地獄を見たんだなあ」

 

 

うん、見たよ。

 

 

一人さんに会った4年前の自分には、

 

まさか、そこからまだまだ、

 

地獄を見る事になるなんて想像もつかなかった。

 

いや見たんじゃない。

 

そこに居たんだ。

 

 

 

一人さんは、

 

人からも天からも愛された御人。

 

いつも柔和で、

 

温かい。

 

いつも周りに人が居た。

 

他者からは、

 

人生が全て順風満帆に見えただろう。

 

でも、俺は知ってた。

 

一緒に仕事をさせてもらった時から。

 

苦難を味わった人だけが醸し出す、

 

苦難と対峙した者だけが得る、

 

表情がある事を。

 

苦難に抵抗し続け、

 

天に恥じない選択をしてきたその強さ。

 

だから俺は惹かれたのだ。

 

 

俺は嫌いだ。

 

偽者が。

 

大嫌いだ。

 

 

そんな奴らが溢れてる。

 

薄っぺらい言葉や歪んだその笑顔。

 

自己を正当化する弱さ。

 

なぜ分かるかだって?

 

それは俺が偽物だったから。

 

 

でも、もう

 

俺は自分を偽らない。

 

 

一人さんに昔よく言われた。

 

「いいか、

 どんなにダメだと思っても、

 

 もうこれ以上は

 ダメだと思っても、

 

 なんとかなる。

 

 不思議と必ず

 なんとかなるものだ。

 

 おれも何度も、

 

 もうダメだと思った事か。

 

 でも、何とかなる!

 

 どんな時も、

 その事を忘れちゃいかんぞ」

 

その優しく厳しい目で、

 

俺たちにそう教えてくれた。

 

 

その言葉はずっと残った。

 

それは一人さんの言葉だから。

 

 

「地獄を見たんだなあ」

 

一人さんにそう言われた時、

 

俺は嬉しかった。

 

同じ戦場で戦い生還した仲間のように感じたから。

 

 

続く