わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

父について①

「私に出来る唯一の事」



父は1949年生まれ。

 

今年で74歳になる。

 

 

父を簡潔に表現するならば、

 

タフで強い男であり、

 

よく働き、

 

よく遊び(釣りがライフワーク)

 

人生を謳歌し、

 

そして、

 

一本気で優しい人間だ。

 

その優しさは、厳しさを伴うもので、

 

いわゆるマイホームパパとは対極の存在だ。

 

 

優しさは、

 

気の弱さから、人に合わせるもの

 

気に入られようと、相手に応えるもの

 

相手の未来を想い、厳しさを伴うもの

 

様々なものがあるが、

 

本当の優しさは、

 

相手を思う故、

 

厳しさも伴うものだと私は思っている。

 

 

父の事について書こうと思ったのには、

 

きっかけがある。

 

私は去年の誕生日を迎える直前、

 

「もうこれ以上は無理だ」

 

という状態(心身の限界)を迎えた。

 

仕事も、家事も手がつかず、

 

何一つ判断が出来なくなってしまった。

 

この様な状態は、波の様に一昨年も現れた。

 

自分の事ですら限界な状態で、

 

仕事や家事を回す事は現実的に不可能だった。

 

私は数年前から過去の記憶が思い出せなかったり、

 

記憶が保持出来なかったりした。

 

また論理的に思考する事が出来なくなった。

 

 

この数年間、

 

自分だけに集中出来る時間は、

 

ほとんど持つことが出来ず、

 

いつも何かが気がかりで、

 

心が休まる時間がなかった。

 

むろん、言葉達も生まれなかった。

 

 

もうこれ以上は無理だと追い込まれた時、

 

あるきっかけがあり、

 

私はその機会に全てをかける事にした。

 

それは私を導いてきた流れを感じるものであった。

 

その期間は最低十日間は必要で、

 

子供達や犬の世話をどうするか?

 

という問題があった。

 

 

仕事についてはスタッフに理解を頂き、

 

飼い犬のイセは、

 

トリニティが預かってくれる事になった。

 

そして、子供達の事。

 

実家にお願いするしかなかったが、

 

母はすぐに了解してくれるとしても、

 

どうしても父の同意は不可欠だった。

 

父は厳しくもあり、

 

受け入れてくれるかどうか? 

 

私の心は落ち着かなかった。

 

心は逡巡しながらも、

 

もう後がない私は、

 

父に勇気を出して電話をした。

 

私の話を聞いた父は、

 

『わかった、大丈夫だ。』

 

と即答してくれた。

 

私は一気に肩の力が抜け、

 

ただの杞憂だった事を理解した。

 

 

この10日間についての、

 

出来事はまたいつか書けたらと思う。

 

 

この10日間、私はある島に出向いた。

(偶然だとは思うが、その滞在した場所には、私と縁のある神様が祀られていた。そのご神紋は私の先祖の家紋と共通する形式であった)

 

水道や電気の通っていない場所で、

 

数日間の断食をしながら、

 

長い間放棄していた、

 

自分の人生を振り返るという時間を与えられた。

 

 

 

 

私はそこで、

 

両親から、想いもモノも、

 

与えられっぱなしの人生だった

 

という事実を衝撃と共に理解した。

 

そして、おそらく初めて両親に対して、

 

心の底から感謝し、尊敬の念を抱いた。

 

私はここ数年ずっと流れなかった涙を流した。

 

 

私はただただ恩恵を受けるだけで、

 

何一つ親孝行をしていない事に気づいた。

 

その時、私は両親について、

 

私の出来る唯一の事、

 

言葉を贈ろうと思ったのだ。

 

 

つづく

 

 

「あなたへ」

 

三寒四温。

 

まさにこの時期の事です。

 

もう梅が咲いているようで、

 

明日は、

 

いせの散歩がてら、

 

少し足を伸ばして、

 

梅の香りを嗅ぎに行こうと思います。

 

この「父について」シリーズは、

 

思ったより長くなりそうなので、

 

数回に分けて書いていこうかなと思います。

 

久しぶりに「あなたへ」も書いてみました。

 

父の若かりし頃の写真は、

 

少林寺拳法を習っていた時のモノです。

 

なんと綺麗な足刀蹴り!!

 

小学生の頃、

 

ブルースリーやジャッキーチェーンの

 

映画を見た後、お互い熱くなり、

 

後ろ回し蹴りの稽古の時間が始まっちゃう事を

 

思い出します(笑)

 

あなたもいい1日を。

 

ああ、そうだ!

 

坊主の件で、

 

また先生から電話が!!

 

ギエー!