わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

盤珪和尚と天河神社の旅

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      巳の日 満月の天河大弁辯天社 禊殿

 

ここ数ヶ月、時間を見つけては、

日本の禅僧や中国の黄檗の時代の禅僧などについての本を夢中になって読み漁っていました。

 

本当にどの方も真心で命を生きて、

なんてカッコイイんだ!

と胸を打たれまくりの日々でした。

 

その中でも不生の仏心を説いた

盤珪和尚

ばんけい おしょう

 

に完全に心を奪われました。

 

 

こんな方がいらしたのか!

と盤珪和尚についての情報をかき集めて、学びを深めていました。

本の中に、奈良県吉野の記述があり、

まさか!天川になんて来てないよな?

来てたら、ものすごいご縁だなー!

と思いつつ、んなわけ無いよな。

と思っていました。

 

数日後、夢中になっている盤珪さんについて、

トリニティに話すと、

『盤珪さんは天川村の手前にある黒滝村に

 庵を結んでいたみたいだよ。』

と教えてくれました。

 

マージでー!

何回も通ってた場所じゃん!

(というか、過去に一回黒滝村で宿泊した。)

 

と、激しく興奮し、

次回天河神社に行った時は、絶対寄ろうと決めました。

 

数日後、、

 

トリニティの天川の知人が、

稲の苗を下さるという連絡を受けました。

事業所で検討の結果、

我が事業所でもよいよ

お米作りに挑戦する

いい機会になるかも!

という事で是非頂戴しましょう!

となりました。

 

という事は、、 

天川に行くという事は、

盤珪和尚の庵に行ける!

じゃあ、すぐ行くぞ!

 

という事で、3日前に決定しました。

 

今回は、せっかくの天河なので、ご祈祷も出来たらなーと思いました。

現在は2日前にご祈祷の連絡が必要とはつゆ知らず。偶然にもトリニティが予約の電話を入れたのが、予約の期限4分前!無事予約がとれました。

 

今回は、トリニティのご家族と、法人のスタッフのメンバーで向かいました。

 

前々日の豪雨の影響は至る所に足跡がありましたが、晴天に恵まれた非常に美しい気候でした。

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そして、これも偶然なのですが、

今日は巳の日の満月。

巳の日とは弁財天様と非常にご縁のある日との事でした。

 

私達は服装も失礼のないような格好をして、

神恩感謝のご祈祷を受けました。

宮司様も、今日の巳の日満月の話に触れて下さいました。

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私達は全国の多くの場所で、

ご祈祷を受けてきました。

 

ご祈祷は、ほぼ100%と言っていいほど、型通りのものです。まあ、むしろそういうものです。

 

しかし、今回の宮司様のご祈祷は、私達の事業内容も、事前にお聞きくださり、型ではなく、

私達の事業、職員、お客様、家族のお祈りを真心を込めて、お祈り下さいました。

私達の働きが、

より人々に善き影響を与えられるようにと。

ご祈祷でこれほど感動した事はありませんでした。

本当に素晴らしい真心のこもったご祈祷でした。

 

私達にとっては、全ての始まりの地である、

この天河神社。

この神社がなければ、私達の法人は生まれませんでした。

 

その弁財天様の前で、

何度も何度も私たちの会社の名前を呼んで下さった事は、

本当に感慨深く胸が一杯になりました。

 

ホクホクとした温かい気持ちで、禊殿に向かう道を歩いていると、

同じ方向に向かう、

ゆっくりと走っていく軽自動車が通り過ぎました。

その時にお顔が見えたのですが、

柿坂神酒之祐名誉宮司でした。

 

禊殿に到着すると、名誉宮司は数日前の豪雨の被害を確認されていました。

 

私達は、禊殿に手を合わせました。

禊殿の美しい事。

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そして、我々は禊殿の参拝を終えて、帰る道をテクテクと川添い歩いていました。

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すると、再び、名誉宮司の乗るゆっくり走る軽自動車が私達を追い越しました。

 

なんだか2017年の特別神事の際、

雨のなか宮司が雨に濡れないように私は傘をさして禊殿に先導した事を思い出しました。

 

すると、軽自動車が隣にとまり、

窓を開けた名誉宮司は、

私たちに

どこから来たのか?

と、尋ねられ、

良ければ、

自宅でコーヒーでも飲みませんか?

とお誘い下さいました。

 

私達はそのお誘いに感謝して、 

名誉宮司のご自宅に伺いました。

 

アマゾン産の美味しいコーヒーを頂き、

私達は2時間弱貴重なお時間を共にしました。

 

いろいろな事がもちろんありましたが、

そこで話された内容は、

私たちの胸の中におさめておきます。

 

ありがたいご縁に感謝しつつ、

稲の苗も無事に頂きました。

 

そして、帰り道、

盤珪和尚の庵に向かいました。

私は盤珪和尚の逸話集を胸に抱えて、

山を登りました。

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私は1人集団から早足で離れて、

庵の前で跪き、密かに三拝の礼をとりました。

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スタッフのやっちゃんが、

その様子を激写していました。

バレたか!

 

私達は大満足で、天川の地を離れました。

 

時間があれば、

お会いしたい方達もいるのですが、毎回時間に余裕がなくお声をかける事が出来ません。

残念ですが、まだ次の楽しみにしています。

 

今日は、巳の日の満月。

弁財天様は本当に粋な図らいをして下さりました。本当にありがとうございます。

 

さあ、また明日から頑張ろう。

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