「住吉大社 太鼓橋」byS
俺は戦局の変化を見逃さず、
この流れを決定づけるために、
すぐに新しい作戦を提案した。
鉄が真っ赤に溶けた今が勝負時。
叩くなら今!
見逃したら全て無に帰してしまう。
第1作戦は個人戦。
その後、ミサイルを撃ち込む。
第2作戦は部隊同士の集団戦。
第2作戦に進めるかは、
第1作戦の個人戦局にかかっている。
そして、第1作戦を決行、
2週間に渡る超接近戦を展開した。
俺自身がその作戦の陣頭指揮を執り、
戦局の真っ只中に潜入し、
銃弾が飛び交う中に身を投じた。
勇気ある戦士達は、
その超接近戦で傷を追いながらも、
一矢を報いようと奮闘を重ねた。
俺はその戦士達を抱きしめたくなる様な気持ちで、
間近で戦局を見守り続けた。
真っ当で在り続けた戦士達と、
後ろから背中を刺す様者達との、
真っ向勝負は、
戦力の差が歴然としていた。
黒の石で覆い尽くされたオセロの盤面は、
まるで、大きな波がさらうように、
黒から白へと変換されていった。
第1作戦の戦局の結果、
この戦局を支配する要所の陣地は粉砕。
粉砕!!
敗北の戦局から
五分五分の戦局に覆す事に成功!!
さあ、次はオセロの盤面を、
圧倒的な白に変えるためのミサイルを準備!
ミサイルの準備はすでに完成。
狙うは、
誰も手をつけなかった砦。
来週発射予定!!