わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

内観への旅②(悪人への気づき)

吉本伊信(内観療法の創始者)

私がおこなった内観は基本項は全く同じですが、

実施する場所や時間は一般的な環境と少々異なりました。

まずは、一般的な内観の流れをご紹介します。

集中内観の流れ

①場所
静かな部屋の隅を屏風で囲んだ所に座ります。静かな場所を選ぶことによって、外界からの刺激を遮断することができます。また、屏風で仕切ることで、日常生活から切り離され、誰からも非難されず、プライバシーが保護される役割を果たしています。

②時間
基本的に、午前5時〜午後9時まで、16時間を7日間続けます。内観を1~2時間続けると面接者が現れ、5分程度の報告が行われます。

 

③内観のテーマ

してもらったこと
して返したこと
迷惑をかけたこと

内観療法の意味とは,吉本伊信,身調べの効果‐ダイコミュ心理療法入門 | 心理療法専門解説サイト

 

 

内観のテーマの三項目の他に、

「嘘と盗み」

についてのテーマは非常に重要である。 

私はこれによって、自分という存在の

途方も無い悪を見る事になった。

この内観は、通常のものとは異なり、自分が他者との関係でついてきた「嘘」や、犯してきた「盗み」(例えば無断で相手の筆記用具を使った、友達から借りた本をずっと返さずにいたなどといったことを含む)を年代別に思い出すというものです。

 

内観を実際にやってみて、感じた事がある。

内観はある種の方向性が人為的に定められているという事だ。

内観の作業によって、

己が生きる上で、如何に沢山の恵みを得て生きてきたという事実を知らしめる。

それに引き替え、己は如何に何も返さず、

他者の善意の上で、

生きてきた悪人(罪人)だったかを知る。

 

これは自分が善人のつもりで生きてきたとしても、

この手法を真剣に一ミリの偽りもないほど、

自分に向き合う事をすれば、

如何に悪人(罪人)だったとわかる様に出来ている。

 

つまり、「生きる」事とは、

他者の恵みがなけれ生きていけない存在であり、

そして、

生きる事は迷惑をかける事である

という真実に基づいているからだ。

 

もし、内観をやって自分は善人だったと思うのであれば、

それはそのやり方が如何に甘く生ぬるいものかを示している。

 

自分が徹底的な悪人(罪人)と心底気づいた時に、

その悪人(罪人)に対して、どれほど周囲からの恵みを与えられ、

これまで生きてきたのかを思い知る。

すると、ある種の心の転換が起こり、世界の見方が変わるのだ。

つまり、その様に設計された手法なのだ。

 

私は多少悪人である自覚があったが、

私の場合、想像を遥かに超えたものだった。

その衝撃は私を徹底的に打ちのめした。

 

内観作業で、良いと思うのは、事実を淡々と思い出すという事にある。

「対象者からして頂いた事実」を記憶から探っていくのだ。

相手の気持ちや想像ではなく、事実を淡々と集めて行くと、

パズルのピースは一枚の絵となり、

その事実の絵は、自分をまっすぐに貫く。

 

そして、さらに重要なポイントは、

内観作業が終わった後、

第三者である面接者に簡潔に報告するという点だ。

 

この作業はカトリックの告解に近いものを感じる

自分だけの内面作業で完結ぜず、

とても人様には話し難い内容を、

第三者に伝える事は、

生まれ変わる決心と勇気を試される。

しかし、それこそが肝なのだ。

 

私の様な人間は特に必要な事だった。

内面世界で生きている人間が、

外界の現実的な他者に、

罪を正直に伝える事は、

自己からの解放に繋がっている。

 

私が内観を深めていた時、

忘れ難い体験をした。

 

それは、

自分がどれほどの極悪人である事の認識を深めた時に、

自分の中の「善性」と呼ぶ他ないものが現れた事だ。

 

「ああ、これを生きているうちに気づけた事は、

 どれほど有難い事だったのか!

 このかけがえのない時間を1秒でも無駄にしたくはない。

 どれだけこの気づきが重要か!

 どれだけ大切か!

 時間が許される限りもっと見つめなければ」

 

と溢れる様に私を満たしたのだ。

 

内観は、過酷である。

1日16時間も自分を見つめる事は、

常軌を逸しており、

非常な苦しみである。

こんな事はやれない!と思うのが正常だ。

人によっては気が狂うだろう。

 

特に問題なく人生を生きている方には、

こんな事をわざわざやる必要はないのかもしれない。

しかし、本当に人生に追い詰められ、

もう後がないと覚悟した人間にとっては、

それに賭けるしか道がないのだ。

内観作業を深めた時、

ブレイクスルーが私に起こり、

極悪人を遥かに凌ぐ「善性」の存在に出会った。

 

つづく

吉本内観への旅①(人生の地下工事) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅②(悪人への気づき) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅③(私のくびき) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅④(幻想) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅⑤(記憶の海底) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅⑥(悪の暴露) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅⑦最終回(内観について) - わたしからあなたへ

内観への旅⑧番外編(ウイルスの発見) - わたしからあなたへ

 

「あなたへ」

 

昨日は、午前中に祖母に会いに行きました。

子供達もみんな行ってくれたので、

嬉しく思いました。

祖母はとても元気そう安心しました。

 

夕方から仕事が終わったリーと新橋で合流し、

まずは浅草、

浅草

浅草寺 風雷神門

浅草寺に行きました。

初めて行ったのですが、

こんなにも立派な寺院とはツユ知らず、

大いに興奮しました。

参拝ヤーになり、手を合わせて参りました。

 

そして、

抹茶ときび団子

なども食べました。

 

そして、次は

東京スカイツリー

を目指しました。

もう、外国の旅行者が多くて多くて、

あきらかに日本人より多い。

最初はあまりにも人が多くイライラしましたが、

そのうち、私も外国に来ている様な心情になり、

普段は日本人の様に慎ましいキャラを演じていますが、

本来の本性丸出しで、行動出来ある意味楽でした

スカイツリーから見る東京

お互い腹が減りまくり、

魅惑のえびラーメン

夕ご飯は、ラーメンを食しました。

へとへとに疲れ果て、

家路に帰りました。