わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

内観への旅①(人生の地下工事)

吉本伊信(内観療法の創始者)

 

内観療法の存在を知ったのはいつの頃だろうか?

おそらく、20代後半だろうか?

図書館で体験談を読んで、

「ああ、いつか俺もやってみたいなあ」

と思ったのを覚えている。

しかし、この療法を受けるには、

最低1週間の期間が必要になる。

 

仕事に家族を持っていた当時の私には、

1週間の期間を捻出する事は非常に困難で、

いつかの未来に託すしかなかった。

 

それからずいぶんと月日が流れて、

そんな療法があった事も忘れてしまった。

 

そして、去年、

完全な行き止まりを迎えた時に、

この内観によって起死回生したのだ。

 

内観療法とは、

昨今の軽薄なスピリチュアルとは異なり、

時の洗礼にも耐え、

心理療法としても認められているものだ。

 

内観療法 - Wikipedia

内観療法(英語:Naikan therapy)とは、本来修養法として開発された吉本伊信内観法を医療、臨床心理的目的のために応用する心理療法精神療法)のこと。 1960年代から精神医療現場に導入されるようになった。1978年には日本内観学会が発足している。 また、国際的な評価も得られており、2003年には国際内観療法学会も設立され現在に至っている。  吉本のやり方をほぼそのまま行う内観原法と吉本のやり方に変化を加える内観変法がある。また医師などの依頼で民間の研修所で行う場合と、医師が中心となって病棟内で行う場合がある。

 

療法といっても、

薬もカウンセラーもドクターも必要ない。

 

これは徹底的にひたすら自分と向き合う作業を必要とする。

その形式は私には向いていると思ったのだ。

他者の介入は、本当にわずかなもの。

 

しかし、面接者のお役目の重要性、

ご苦労などを考えると本当に頭が下がります。

 

 

では、実際に何をやるのか?

非常にシンプルである。

母・父・兄妹といった家族

又は身近な存在に対して、

 

1:してもらったこと

2:して返したこと

3:迷惑をかけたこと

 

を一人一人、

生まれてから現在まで、

一つ一つひたすら丁寧に思い出すのだ。

その事実を。

やる事はそれだけ。

 

もし、それを真剣に取り組む事が出来れば、

ある種の転換が自分の中に起こるのだ。

 

ただし、条件がある。

 

徹底的な正直さが必要である事。

自分がどれだけ醜く、

正視出来ない存在だと気づいても、

それを「観る力」が必要とされる。

これだけは絶対条件だ。

 

自分の本当の弱さを見つめる勇気がない、

他者のせい、他者の責任にするという心では、

おそらくどれほどの時間を費やしても、

何も得られず終わる事だろう。

 

吉本伊信の言葉

内観の目的は、どんな逆境にあっても感謝報恩の気持ちで日暮らしできる、

そういう心に大転換することです。いかなる境遇にさいなまれても、

「ありがたいなあ」「幸せやなあ」と受け取れる心境になる方法が内観です。他の人から見て、「あの人はかわいそうやなあ、気の毒な境遇の人やなあ」という立場であっても喜んで暮らせる、そういう精神状態に転換すること。
どんな地位、境遇、立場、状況にあろうとも、「ありがたいなあ、わしみたいな悪い奴が今日も元気で達者に、こうして暮らさせてもろうて、幸せやな。どこ痛い、どこ痒いっちゅうことあらへん。本当に私は幸福やなあ」と、感謝の気持ちで暮らせる、そういう心のすみかに大転換すること、それが内観の目標であります。

大きなビルディングを建てる前に、地下に深く基礎工事をするように、内観は人生の地下工事です。

何の目的で生れて来ましたか。
その目的に向かって生きておられますか。

今晩死ぬかもしれません。

いま死んだらどこへ行きますか。

内観は死を見つめてするものです。

今日は人ごと明日は我が身。

生命のある内に内観して、感謝の心境で死んでいけるように。

明日ありと思う心にだまされて
今日も空しく過ごす我かな

内観は、人間に生れて来たことの最大最終の目的です。

内観は魂の大手術です。

集中内観は入門式で卒業式ではない。
自分に聴く耳をつけていただき、
自分を観る眼をつけていただいただけ。

集中内観は基礎訓練、日常内観こそが本番。

集中内観を電柱にたとえれば、日常内観は電線のようなもの。

信あるか無いか
その日その日の日暮らしに問え

一分一秒を惜しんで内観しましょう。

 

私はこの内観を経て、

何かが革命的に変わった訳ではないが、

混沌の果てに居た私を、

再び日常生活が送れるまでの状態に連れ戻す事が出来た。

 

この時間は生涯忘れ得ぬ体験となったのは間違いないし、

かけがえのない学びを得た。

 

当時の記録をもとに、

この吉本内観の体験記録を書いていこうと思う。

吉本内観への旅①(人生の地下工事) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅②(悪人への気づき) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅③(私のくびき) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅④(幻想) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅⑤(記憶の海底) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅⑥(悪の暴露) - わたしからあなたへ

吉本内観への旅⑦最終回(内観について) - わたしからあなたへ

内観への旅⑧番外編(ウイルスの発見) - わたしからあなたへ

 

「あなたへ」

 

ゆっくり寝ていようと思ったのに、

6時に目が覚めた。

出勤する甥っ子のリーを見送ろうと思ったら、

4時半に起き、5時半に出勤していた。

なんとまあ・・・

 

今日も快晴だが、台風の影響で風がある。

お墓参りをして、いつものルートを散歩した。

 

海を覗くと

台風7号の影響

約束通り、

子供達と姪っ子と、

プールへ。

海で泳ぎたい!というチビに、

実際の海を見せると、

その波の大きさに、

プールにしよう!!

と言った。

そういった危険への直感は大切だ。

 

私も水着になって、

プールを楽しんだ。

水の中から見る太陽は、

美しくていつも感動する。

懐かしの町内プール

 

昼食を食べて、

2時間以上爆睡。

 

夕方になり、

お盆という事で、

迎え火なる儀式を今回、

ワタクシが初担当し、

ご先祖の霊を迎えた。

迎え火

さて、明日は祖母に会いに行くのと、

リーと夜の東京スカイツリーに出陣する予定です。