わたしからあなたへ

人生は不思議な事で満ちています。運命の出会いと別れを経て2017年11月20日に「ブログかけ!」というお言葉を頂きました。その不思議な物語の第一章を書き終えましたが、不思議な流れは更に力強さを増して、ようやくわたしは真を生きる事を決心しました。わたしもあなたも生きる事を味わい尽くし、善き旅路の果てで出逢いましょう。

王国への道

混沌の日々①

「ひかり」byaichan 言葉を紡ごうとしては、 その言葉を消してゆく日々が随分と続きました。 今も何度か書いては消して、 言葉を紡ごうとしています。 言葉が生まれないのは、 情けない自分を晒したくないからでしょう。 情けない自分を自分でも受け止めら…

空から君を見てみれば

「海」byS 空高く、雲の合間から、 君を見つめた。 秋は深まる少し冷たい風の中、 君は背負い込んだ重荷に、 潰れそうになりながら力なく歩いている。 「この道はどこにゆく?」 君は空に向かって絶え間なく問いかける。 問いは、 いつも空に溶けて、私に…

ここから。ここから。

「祈りの後」byS ここから。 ここから。 この雨と曇り空から立ち上がり、 この混沌の中から始めるのさ。 ここには希望が見当たらない。 片づけきれない。 増えるばかり。 不安や問題。 これから目指す先も道は見えぬ。 それでも、 ここから、ここから始め…

今が出発の時(結びの日)

「始まりの日」byM 私には敬愛する人物がいます。 その人物は「神」と共に生きています。 振り返れば、 私の人生の節目に必ず立会い、 私を支え続けてくれました。 彼は、「人」として、 この世界に立ち続けています。 傷つき、迷い、それでも、 光を失う…

不惑の年

「中秋の名月」by S 不惑:物の考え方などに迷いのないこと。 子曰はく、「吾、十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ(したがふ)。七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰えず(…

9月5日

「約束だよ」by S 今日は9月5日。 私にとって特別な日です。 あれから、丸3年が経ちました。 9月5日さようならを伝えに① (天河までの流れ①) 連載スタート - わたしからあなたへ 私の新しい人生の起点となった日です。 今日は朝から曇り空。 時折雨が降…

いのちの仕事

お疲れ様。 頑張ったな。 心を壊す事などない。 あなたは本当は強く生きれるんだ。 道はいくらでも広がっていて、 どれも自由に選べるんだから。 ああ、 これは全部自分に言ってる事だ。 何故人は正しさを欲するのだろうね。 正しい歩み方があるのであれば、…

天河神社奥宮 弥山の旅(3)

「私の心配」しんちゃん編 「始まりと終わりの橋」byS 前回の物語↓ sintamsc.hatenablog.com 着いたあー! ようやく駐車場。 到着時刻はAM7:12分。 もうすでに登山客の車が駐車されていた。 はあー、本当に緊張した。 無事に到着して本当に良かった。 と…

第2章 ちょっぴり早いプロローグ(3)

「汝、働きを為させよ」 「禊殿」byS 前回の物語↓ sintamsc.hatenablog.com 見上げた空には、 太陽の周りを虹が包む日輪があった。 それは、それは、 大きなしるしが描かれていた。 その偶然にしては、 あまりに出来過ぎている 大きな印と思われるサイン…

第2章 ちょっぴり早いプロローグ(2)

「天のしるし」 「しるし」byS 前回の物語↓ sintamsc.hatenablog.com もう、夏の匂いがする。 夏まで、あと少し。 週間天気予報は、 天気が崩れる事を予想していたが、 当日の天気は予想を覆していた。 雲は多かったが、 その間から顔を覗かせる太陽は力…

流れの中に

「あなたへ」 「弥山川」byT また一つの物語を書き終えました。 トリニティ物語 カテゴリーの記事一覧 - わたしからあなたへ は、あとがき対談を含め14話になります。 2週間毎日続けた事になります。 よく頑張りました。 さて、 今日は一息つきましょう。…

トリニティ物語 あとがき対談④完結!

『シン』 『おうこく』by s 【あとがき対談】⑷ しんちゃん(以下:しん) 自分の中に秘めておきたい事を、 こうして教えてくれてありがとう。 感情の件はよくわかったよ。 他に何かある? 変化を感じる? トリ二ティ(以下:トリ) 他にぃ? うん。あったよ…

敗北の戦局(2)春を分ける日

「あなたへ」 「月輪」byS sintamsc.hatenablog.com 戦局は相変わらずの状況だった。 真っ当な人間は、下を向かされ、 一方的な攻撃を受けていた。 貶める事が得意な人間の声は、 高らかに春を迎える空に響いていた。 俺はそんな状況を黙って見てた訳じゃ…

敗北の戦局(1)

「あなたへ」 「みち」byAI 「王手」 敗北は確定した様な状況だ。 戦局で、 一番抑えないければならない場所を、 奪われてしまっている。 汗をかき、 不平も言わず、 ただただ尽くしてきた、 真っ当にやってきた人々の空は、 真っ黒になって、 冷たい雨…

未知なる世界編⑦『予言された年』(番外編・天河までの背景③)

『使命が動き出す年』 『時が来るのを私は待つ』by M 霊能力者から語られる、過去世の物語は話としては非常に興味深かった。 何故ならば、私の現在の気性と過去世の気性がそっくりだったからだ。 どの人生にも共通していたのは 『命を燃やしつくような苛…

天河神社が呼んでいる⑤4部完(天河までの流れ④)

『禊殿(みそぎでん)』 「また会いに来るよ」by S ドドドドという地響きが聞こえ、目が覚めた。 『なんの音?ここはどこだっけ?雨の音?』 すごい強い雨だ、昨日のスコールの様だ。 意識は覚醒し、現実を理解した。 朝だ。 そうか、お告げはなかったな…

みえない力②(天河までの流れ②) 

もどっておいで ※「旅立ちの前」 by M 電話をおいて、 すぐに病院に向った。 何も考えないようにして、集中治療室まで走った。 集中治療室の入り口に立ち、息をのむ。 乱れた呼吸 破裂しそうな心臓 震える足 落ち着かせるために、深く息を吸い込み、そし…

みえない力①(天河までの流れ②)

彼女の勇気 ※「ハナミズキ」by S 意図せず写真を撮ると偶然美しい光が入る事があります。 彼女と別れてから、私は妙な気持ちだった。 やる事はやった。 出来るすべてはやった。 全てのリスクを想定して、覚悟をもって向き合った。 何があっても悔いはない…

明日から物語が始まります。

「響き渡れ」 ※なっちゃんは、空を見るのが好きでした。私は空も海も風も月も太陽も好きです。 ようやく、準備が整いました。 明日からいよいよ、「なっちゃんとのお別れ~天河神社までの物語」を連載します。 私の視点での「しんちゃんとなっちゃんの不思議…